[index] CentreCOM x610シリーズ コマンドリファレンス 5.4.7
モード: OSPFモード
カテゴリー: IP / 経路制御(OSPF)
(config-router)# [no] area AREAID stub [no-summary]
指定したOSPFエリアをスタブエリアとして設定する。あるいは、スタブエリアのオプションを変更する。
no形式でオプションを指定しなかった場合は、該当エリアを標準エリアに戻す。
no形式でオプションを指定した場合は、該当エリアはスタブエリアのままで、指定したオプションだけをオフにする。
スタブエリアはAS外部への出口(ASBR)を持てない(ASBRを配置できない)エリア。
他エリアのASBRが生成したAS外部経路(タイプ5LSA)もスタブエリア内には通知されず、代わりにデフォルト経路のタイプ3LSAが通知される。
通常のスタブエリアでは、他エリアへの経路情報(タイプ3LSA)は個別に通知されるが、オプションで他エリアへの経路も通知しないよう設定できる(完全スタブエリア)。
AREAID |
OSPFエリアID。次のいずれかの形式で指定する | ||||
<0-4294967295> |
単一10進数形式(例:1) | ||||
A.B.C.D |
IPアドレス形式(例:0.0.0.1) | ||||
no-summary |
(ABRでのみ有効)他エリアへの経路(タイプ3LSA)をスタブエリア内に通知したくない場合に指定する(完全スタブエリアの設定)。 |
■ エリア2をスタブエリアにする。該当エリアに所属するすべてのルーターに同じ設定を行うこと。
awplus(config-router)# area 2 stub ↓
awplus(config-router)# area 2 stub no-summary ↓
awplus(config-router)# area 2 stub ↓
awplus(config-router)# no area 2 stub no-summary ↓
awplus(config-router)# no area 2 stub ↓
■ スタブエリアの基本設定(例:area 2 stub)は該当エリアに所属するすべてのルーターに対して行う必要がある。ただし、オプション(no-summary)はABRにだけ設定すればよい。
router ospf (グローバルコンフィグモード)
|
+- area stub(OSPFモード)
area default-cost(OSPFモード)
show ip ospf(非特権EXECモード)
show ip ospf interface(非特権EXECモード)
show ip ospf neighbor(非特権EXECモード)
(C) 2011 - 2017 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: 613-001613 Rev.R