[index] CentreCOM x610シリーズ コマンドリファレンス 5.4.7
モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: IPマルチキャスト / 一般設定
(config)# ip multicast route SOURCE GROUP UPIFNAME DOWNIFRANGE
(config)# no ip multicast route SOURCE GROUP [UPIFNAME DOWNIFRANGE]
IPマルチキャスト経路表にスタティック経路を追加する(スタティックIPマルチキャストルーティングの設定)。
no形式で実行した場合は指定したスタティック経路を削除する。
SOURCE := |
A.B.C.D |
||||
マルチキャスト送信者(送信元)のIPアドレス | |||||
GROUP := |
A.B.C.D |
||||
マルチキャストグループアドレス | |||||
UPIFNAME |
上流(受信)インターフェース名。SOURCE/GROUPペアに該当するマルチキャストトラフィックの受信インターフェースを指定する | ||||
DOWNIFRANGE |
下流(転送先)インターフェース名。SOURCE/GROUPペアに該当するマルチキャストトラフィックの転送先インターフェースを指定する。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能 |
■ 192.168.10.10を送信元とする224.9.10.11宛てのマルチキャストパケットをvlan10で受信した場合、これをvlan20に転送するスタティックなマルチキャスト経路を登録する。
awplus(config)# ip multicast route 192.168.10.10 224.9.10.11 vlan10 vlan20 ↓
awplus(config)# ip multicast route 192.168.10.10 224.9.10.11 vlan10 vlan20-25 ↓
awplus(config)# no ip multicast route 192.168.10.10 224.9.10.11 ↓
■ 本製品では、特定のSOURCE/GROUPペアに対応するIPマルチキャスト経路を1つしか登録できない。そのため、すでにスタティック経路が登録されている場合、PIMは同じSOURCE/GROUPペアに対する経路を登録できない。また、PIMで学習した経路が登録されている場合、本コマンドで同じSOURCE/GROUPペアに対する経路を登録することはできない。これはスタティック経路を更新する場合も同じ。特定のSOURCE/GROUPペアに対するUPIFNAME、DOWNIFRANGEを変更するときは、本コマンドをno形式で実行し、既存の経路を削除してから、追加しなおすこと。
configure terminal (特権EXECモード)
|
+- ip multicast route(グローバルコンフィグモード)
show ip mroute(非特権EXECモード)
(C) 2011 - 2017 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: 613-001613 Rev.R