[index] CentreCOM x610シリーズ コマンドリファレンス 5.4.7
モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: IP / 経路制御
(config)# [no] ip route [vrf VRFNAME] DESTINATION {GATEWAY|IFNAME|null} [<1-255>]
IP経路表にスタティック経路を追加する。
DESTINATION |
宛先ネットワークアドレス。次のいずれかの形式で指定する。なお、デフォルト経路を追加する場合は、宛先ネットワークアドレスとして0.0.0.0/0または0.0.0.0 0.0.0.0を指定する | ||||
A.B.C.D/M |
IPアドレスとプレフィックス長で指定する形式 | ||||
A.B.C.D W.X.Y.Z |
IPアドレスとサブネットマスクで指定する形式 | ||||
GATEWAY := |
A.B.C.D |
||||
ゲートウェイ(ネクストホップ)のIPアドレス | |||||
IFNAME |
インターフェース名。直結経路を登録する場合、該当ネットワークが接続されているインターフェース名を指定する | ||||
null |
インターフェース名。ルーティングループを避ける目的で、nullインターフェースを指定することができる。nullを指定した場合、該当経路宛てのパケットは転送されずに破棄される | ||||
vrf VRFNAME |
VRFインスタンス名 | ||||
<1-255> |
管理距離(経路選択時の優先度)。値が小さいほど優先度が高い。省略時はスタティック経路のデフォルト値である1となる |
■ 172.20.53.0/24へのスタティック経路を登録する。
awplus(config)# ip route 172.20.53.0/24 172.17.28.254 ↓
awplus(config)# ip route 172.20.53.0 255.255.255.0 172.17.28.254 ↓
awplus(config)# ip route 0.0.0.0/0 172.17.28.32 ↓
awplus(config)# ip route 10.0.0.0/8 null ↓
awplus(config)# ip route vrf red 192.168.50.0/24 192.168.20.6 vlan-10 ↓
■ 管理距離255を持つ経路は「信頼できない経路」と見なされ、FIB(IP転送表)に登録されない(IPパケットの転送には使われない)。
■ RIPでスタティック経路を通知している場合、そのスタティック経路を削除した後で他の機器から同一のRIP経路を受け取ってしまうと、スタティック経路を削除してから2分間は経路の更新ができない。スタティック経路の削除後、即座に経路を切り替えたい場合はclear ip rip routeコマンドのinvalid-routesオプションを使用すること。
configure terminal (特権EXECモード)
|
+- ip route(グローバルコンフィグモード)
ip vrf(グローバルコンフィグモード)
show ip route(非特権EXECモード)
show ip route database(非特権EXECモード)
show ip route summary(非特権EXECモード)
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