[index] CentreCOM x610シリーズ コマンドリファレンス 5.4.7
モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: バーチャルシャーシスタック(VCS) / コマンド
(config)# stack <1-8> renumber <1-8>
指定したスタックメンバーのIDを変更する。
初期状態(明示的にスタックIDが設定されていない状態)では、すべてのメンバーが起動時にID=1を使おうとするが、マスターが選出されるとマスターがID=1となり、マスターのスタックポート1に接続されているメンバーがID=2となる。
<1-8> |
ID変更対象のスタックメンバーID。存在しないIDを指定した場合はエラーになる | ||||
renumber <1-8> |
変更後のスタックメンバーID |
■ ID=1のメンバーをID=2に変更する。
awplus(config)# stack 1 renumber 2 ↓
■ 運用ネットワークの稼働中には本コマンドを実行しないこと。スタックメンバーIDを変更すると、VCSグループ内のポート番号も変更されるため、既存設定が正しく動作しなくなる可能性が高い。本コマンドは、VCSの初期設定時やメンテナンス時など、運用ネットワークが停止しているときにだけ使用すること。
■ 本コマンドでスタックメンバーIDを変更しても、該当メンバーを再起動するまで設定は有効にならない。
■ スタックメンバーIDの情報は、本コマンド実行時にシステムファイルに保存されるため、copyコマンドやwrite fileコマンド、write memoryコマンドなどでコンフィグに保存する必要はない。
■ いったんシステムファイルに保存されたスタックメンバーIDは、マスターのIDと重複しないかぎり自動的に変更されることはない。マスターのIDと重複している場合は、空いているIDの中から一番小さいものを選択して自動的に付け替える(このとき再起動する)。
configure terminal (特権EXECモード)
|
+- stack renumber(グローバルコンフィグモード)
show stack(非特権EXECモード)
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