この度は、CentreCOM Secure HUB XS900MXシリーズ をお買いあげいただき、誠にありがとうございます。このリリースノートは、取扱説明書、コマンドリファレンスの補足や、ご使用の前にご理解いただきたい注意点など、お客様に最新の情報をお知らせするものです。
最初にこのリリースノートをよくお読みになり、本製品を正しくご使用ください。
ファームウェアバージョン 5.4.6-0.1 には、以下の制限事項があります。
enable-local 15
という不要な文字列が表示されます。
dir usb:/
のように、USBメモリーにアクセスする操作をもう一度行ってください。
機器に装着しているUSBメモリーまたはSDカードを抜き、再度機器に装着した時、以下のログが出ます。
抜いた時
kernel: FAT-fs (sda1): unable to read boot sector to mark fs as dirty
装着した時
kernel: FAT-fs (sda1): Volume was not properly unmounted. Some data may be corrupt. Please run fsck.
また、機器に装着しているUSBメモリーまたはSDカードを抜き、PCに装着すると、PC上で「スキャンして修復しますか?」というメッセージが出ますが、ログのみの問題で、ファイルの破損はありません。
You don't exist, go away!
user.warning awplus NSM[XXXX]: 601 log messages were dropped - exceeded the log rate limitこれは短時間に大量のログメッセージが生成されたため一部のログ出力を抑制したことを示すものです。ログを抑制せずに出力させたい場合は、log-rate-limit nsmコマンドで単位時間あたりのログ出力上限設定を変更してください。
% Invalid input detected at '^' marker.
のエラーメッセージが出力されるべきですが、エラーメッセージが出力されないため、スクリプトファイルが正常に終了したかのように見えてしまいますが、通信には影響はありません。
トリガー設定時、scriptコマンドで指定したスクリプトファイルが存在しない場合、コンソールに出力されるメッセージ内のスクリプトファイルのパスが誤っています。
誤:% Script /flash/script-3.scp does not exist. Please ensure it is created before
正:% Script flash:/script-3.scp does not exist. Please ensure it is created before
また、スクリプトファイルが存在しないにもかかわらず前述のコマンドは入力できてしまうため、コンフィグに反映され、show triggerコマンドのスクリプト情報にもこのスクリプトファイルが表示されます。
sn enable trap
などと入力を省略した場合、入力したコマンドがホスト名欄に表示されコマンドが認識されない、または、コンソールの表示が乱れることがあります。コマンドはtab補完などを利用し省略せずに入力してください。
ioctl 35123 returned -1
のようなログが出力されることがありますが、通信には影響ありません。
Clock is synchronized, stratum 0, actual frequency is 0.000PPM, presicion is 2
ntpd_intres[4295]: host name not found:
本製品から他の機器にTelnetで接続しているとき、次のようなメッセージが表示されます。
No entry for terminal type "network"; using vt100 terminal settings.
本製品のSSHサーバーに対して、次に示すような非対話式SSH接続(コマンド実行)をしないでください。
※本製品のIPアドレスを192.168.10.1と仮定しています。
clientHost> ssh manager@192.168.10.1 "show system"
SSHログイン時、ログアウトするときに以下のログが表示されますが、動作に影響はありません。
sshd[2592]: error: Received disconnect from xxx.xxx.xxx.xxx: disconnected by server request
user.warning awplus HSL[491]: Thrash: Loop Protection has disabled learning on sa1 by 0000.cd37.09bf on VLAN 400 user.warning awplus HSL[491]: Thrash: Loop Protection has re-enabled learning on sa1 user.warning awplus HSL[491]: Thrash: Loop Protection has re-enabled learning on port2.0.1
Interface portx.x.x: set STP state to BLOCKING
1ポートに適用するVLANクラシファイアグループは2グループまでにしてください。
同じVLANクラシファイアグループ内に複数のルールを定義した場合、設定順ではなく番号順に反映されます。
インターフェースにプライベートVLANの設定をしたままプライベートVLANを削除することはできません。プライベートVLANを削除する場合は次の手順でVLANを削除するようにしてください。
Gateway of last resort is not set
と表示される場合がありますが、表示だけの問題で通信には影響ありません。
Neighbor discovery has timed out on link eth1->5
のログメッセージが不要に表示されることがあります。これは表示上の問題であり通信には影響はありません。
% No such Group-Rec found
というエラーメッセージが表示されることがありますが、コマンドの動作には問題ありません。
clear ipv6 mld group *
ですべてのグループを削除した場合、ルーターポートのエントリーも削除されてしまいます。clear ipv6 mld group ff1e::1
のように特定のグループを指定した場合は削除されないため、グループを指定し削除してください。また、削除されてしまった場合もMLD Queryを受信すれば再登録されます。
no ipv6 mld snooping report-suppression
でReport抑制機能を無効化してください。
ARPやIGMPなどCPUで処理されるパケットに対してイングレスフィルターが正しく動作しません。
ARPに関しては、以下の設定でフィルターすることが可能です。
mls qos enable access-list 4000 deny any any vlan 100 class-map class1 match access-group 4000 policy-map policy1 class default class class1 interface port2.0.24 service-policy input policy1
AMFリンクとして使用しているスタティックチャンネルグループの設定や構成を変更する場合は、次に示す手順A・Bのいずれかにしたがってください。
[手順A]
[手順B]
オートリカバリーが成功したにもかかわらず、リカバリー後に正しく通信できない場合は、代替機の接続先が交換前と同じポートかどうかを確認してください。誤って交換前とは異なるポートに代替機を接続してしまった場合は、オートリカバリーが動作したとしても、交換前とネットワーク構成が異なるため、正しく通信できない可能性がありますのでご注意ください。
LACPとAMFを併用している場合、LACPチャンネルグループのメンバーポートがリンクダウンすると、次のようなエラーログが出力されますが、これはログのみの問題で、AMFや通信には影響ありません。
kern.err XXXX kernel: Unexpected parent vlan4092 found for [IFNAME] kern.err XXXX kernel: Parent interface vlan4092 found while deleting [IFNAME]
LACPインターフェースでAMFリンクの設定を行っている構成で対向機器が再起動すると、起動後に以下のログが出力されることがありますが、ログのみの問題でAMFの動作には影響ありません。
2016 Jan 21 16:09:46 user.notice awplus ATMF[523]: Incarnation is not possible with the data received port1.0.28 (ifindex 5028)
log host
で設定したすべてのsyslogサーバーに送信されます。
VCSスレーブを交換する際、マスターとスタックケーブルで接続して電源をオンにした後、通常、スタックIDを変更し、AMFを有効に設定するため、2回の再起動が必要になりますが、AMFネットワークに所属後、コンフィグの同期に時間がかかり、コンフィグの同期後に以下のようなエラーメッセージが表示され、もう一度再起動を要求されます。
Post startup check found the following errors: Processes not ready: authd bgpd epsrd irdpd lacpd lldpd mstpd ospf6d ospfd pdmd pim6d pimd ripd ripngd rmond sflowd vrrpd Timed out after 300 seconds Bootup failed, rebooting in 3 seconds. Do you wish to cancel the reboot? (y) :
Failed to delete 'manager'
というメッセージが表示されることがあります。これは表示だけの問題で動作には影響しません。
2015 Oct 21 16:31:28 user.err awplus IMI[762]: Failed to delete user1 from operating system.
各種ドキュメントの補足事項および誤記訂正です。
IEEE 802.3az省電力イーサネット機能(ecofriendly lpiコマンド)は、100/1000/10GBASE-Tポートが100/1000Mでリンクしている場合のみサポートとなります。
これに関し、取扱説明書(Rev.A) p.60〜61 「本製品の仕様」 > 「準拠規格」の注記 ※2 を次のとおり訂正いたします。
IEEE 802.3az Energy-Efficient Ethernet※2
※2 100/1000/10GBASE-Tポートのみ
IEEE 802.3az Energy-Efficient Ethernet※2
※2 100/1000/10GBASE-Tポートで100/1000Mリンク時のみサポート
パフォーマンス | |
---|---|
VLAN登録数 | 4094 |
MACアドレス(FDB)登録数 ※1 | 16K |
IPv4ホスト(ARP)登録数 ※1 | 1536 |
IPv4ルート登録数 | 16 ※2 |
リンクアグリゲーション | |
グループ数(筐体あたり) | 128 ※3 |
ポート数(グループあたり) | 8 |
ハードウェアパケットフィルター | |
登録数 | 118 ※4 ※5 ※6 |
認証端末数 | |
認証端末数(ポートあたり) | 1K |
認証端末数(装置あたり) | 1K |
マルチプルダイナミックVLAN(ポートあたり) | 1K |
マルチプルダイナミックVLAN(装置あたり) | 1K |
ローカルRADIUSサーバー | |
ユーザー登録数 | - |
RADIUSクライアント(NAS)登録数 | - |
その他 | |
VRF-Liteインスタンス数 | - |
IPv4マルチキャストルーティングインターフェース数 | - |
最新のコマンドリファレンスに記載されていない機能、コマンドはサポート対象外ですので、あらかじめご了承ください。最新マニュアルの入手先については、次節「最新マニュアルについて」をご覧ください。
最新の取扱説明書「CentreCOM Secure HUB XS900MX シリーズ 取扱説明書」(613-002336 Rev.A)、コマンドリファレンス「CentreCOM Secure HUB XS900MX シリーズ コマンドリファレンス」(613-002309 Rev.A)は弊社ホームページに掲載されています。
本リリースノートは、これらの最新マニュアルに対応した内容になっていますので、お手持ちのマニュアルが上記のものでない場合は、弊社ホームページで最新の情報をご覧ください。
http://www.allied-telesis.co.jp/