[index]
CentreCOM EG1004TX コマンドリファレンス 1.0.0-23
VoIP/FDB
- FDB(フォワーディングデータベース)
FDB(フォワーディングデータベース)は、PBXからIP回線に向かう呼を、ダイヤル番号のパターンに基づき、宛先IPアドレス(拠点)に転送するためのデータベースです。
FDBは、本製品のSIPユーザーデータベースと共用されており、合計で100エントリーまでの登録が可能です。
FDBは、以下の要素で構成されます。
- FDBルールを識別するための名前。数字で始まらない1〜16文字の英数字。(例)toosaka
- 64文字までのデジットマップ式。この式に一致した電話番号の呼が該当の拠点に転送される。デジットマップ式の詳細は、VOIP EP ANALOGUE SET DIGITMAPコマンドを参照。(例)2x.
- 宛先拠点のIPアドレス
- シグナリングメッセージが送信されるポート番号(デフォルトは5060)
- 呼の転送先の新たな電話番号
- 同一の宛先に対する経路が複数存在する場合、すなわち同一の拠点が複数のIPアドレスを持っている場合の経路のプライオリティー。経路のプライオリティーが同一の場合はコマンドの設定順となる。低(0)〜高(7)。デフォルトは0。経路が一つのみの場合は設定不要。
エントリー登録は、VOIP SIP FDB CREATEコマンドで行います。
エントリー削除は、VOIP SIP FDB DELETEコマンドで行います。
エントリーのリストは、VOIP SIP FDB LISTコマンドで表示できます。
該当のエントリーの詳細は、VOIP SIP FDB SHOWコマンドで表示できます。
■ E&Mインターフェースから72で始まる6桁のダイヤル番号を受信したら、192.168.1.10に転送する。
--> voip sip fdb create toosaka address 72xxxx contact 192.168.1.10 ↓
(C) 2005 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: 613-000314 Rev.A