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CentreCOM EG1004TX コマンドリファレンス 1.0.0-23
VoIP/SIP USER
- SIPユーザー
- 論理インターフェースとの関連づけ
SIPユーザーデータベースは、IP回線からPBXに向かう呼を、ダイヤル番号のパターンに基づき、どのE&Mインターフェースに転送するかを決定するデータベースです。
SIPユーザーデータベースは、本製品のFDBと共用されており、合計で100エントリーまでの登録が可能です。
SIPユーザーデータベースは、以下の要素で構成されます。
SIPユーザーの作成は、VOIP SIP USER CREATEコマンドで行います。
SIPユーザーの削除は、VOIP SIP USER DELETEコマンドで行います。
SIPユーザーのリストは、VOIP SIP USER LISTコマンドで表示できます。
該当のSIPユーザーの詳細は、VOIP SIP USER SHOWコマンドで表示できます。
■ IP回線からの、1で始まる任意の長さのダイヤル番号は、usr0とします。
--> voip sip user create usr0 address 1x. ↓
■ SIPユーザーデータベースからusr0を削除します。
--> voip sip user delete usr0 ↓
SIPユーザーを論理インターフェースに関連づけることにより、IP回線からの呼をE&Mインターフェースに転送します。
SIPユーザーの論理インターフェースへの関連付けは、VOIP SIP USER ADDコマンドを使います。
ひとつのSIPユーザーを複数の論理インターフェースに関連づけることができます。
この場合、空回線選択方式は順次サーチ方式となります(サーチ順はコマンドの入力順に一致します)。
また、逆に複数のSIPユーザーをひとつの論理インターフェースに関連づけることもできます。
回線のスキップ条件は、以下の通りです。
- E&Mインターフェースが使用中
- E&Mインターフェース(論理インターフェース)が無効状態(VOIP EP ANALOGUE DISABLEコマンド)
- E&Mインターフェースに障害検出中(ウインクスタート方式、セカンドダイヤルトーン方式の場合のみ)
SIPユーザーの論理インターフェースからの削除は、VOIP SIP USER REMOVEコマンドを使います。
SIPユーザーに関連づけられている論理インターフェースは、VOIP SIP USER SHOWコマンドで確認できます。
逆に、論理インターフェースに関連づけられているSIPユーザーは、VOIP EP ANALOGUE SHOWコマンドで確認できます。
■ usr0をenm1〜4に関連づけます。下記の例では、enm1、enm2、enm3、enm4の順に、空回線を選択します。
--> voip sip user add usr0 port enm1 ↓
--> voip sip user add usr0 port enm2 ↓
--> voip sip user add usr0 port enm3 ↓
--> voip sip user add usr0 port enm4 ↓
Note
- enm1〜4は、あらかじめVOIP EP ANALOGUE CREATEコマンドで作成しておく必要があります。

■ usr0をenm4から削除します。
--> voip sip user remove usr0 port enm4 ↓
(C) 2005 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: 613-000314 Rev.A