[index] AT-TQ2403 リファレンスマニュアル 3.4

詳細設定/無線


無線の設定を行います。本ページの設定は「無線LAN設定」にも反映されます。

  1. 「無線」で無線バンドを選択します。
  2. 「ステータス」で選択した無線バンドを使用するか否かを設定します。
  3. 「モード」で通信プロトコルを選択します。
  4. 必要であれば、その他のパラメーターを設定します。
  5. 「適用」ボタンをクリックしてください。設定は直ちに反映されます。
Note - 「無線1」または「無線2」のどちらか一方のステータスを変更すると、もう一方の無線も一時的にリンクダウンします。
Note - IEEE 802.11a(W52/W53)は屋外での使用が禁止されています。

Note - この画面は「無線1」の「ステータス」を「オン」にした状態です。

表 1
項目名
説明
無線 設定を行う無線バンドを選択します。
「1」は、5GHz帯の無線の設定を行います。
「2」は、2.4GHz帯の無線の設定を行います。
ステータス 選択した無線バンドを使用するか否か。
使用する場合は「オン」、しない場合は「オフ」を選択します。
デフォルトは「オフ」です。
モード 使用する通信プロトコルを選択します。
「無線」が「1」の場合、「IEEE 802.11a」のみが選択可能です。
「無線」が「2」の場合、「IEEE 802.11b」または「IEEE 802.11g」が選択可能です。
この設定は、「無線LAN設定」の「モード」と連動します。
Super AG Super A/Gモードを使用するか否か。
使用する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
この機能は、データのバースト転送や圧縮により、通信速度を早くします。
接続する無線クライアントもこの機能をサポートしていなければなりません。
Extended Range(XR) Extended Rangeを使用するか否か。
使用する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
この機能は、受信感度を上げることにより通信距離を伸ばします。
壁や仕切りがある屋内でも効果があります。
接続する無線クライアントもこの機能をサポートしていなければなりません。
(注)VWN機能を使用する場合は、Extended Rangeを「無効」に設定してください。
チャンネル 無線通信で使用するチャンネルを選択します。
無線1 802.11a Auto/36/40/44/48/52/56/60/64
無線2 802.11b Auto/1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14
無線2 802.11g Auto/1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13
デフォルトは「無線」が「1」の場合「36」、「無線」が「2」の場合「6」です。この設定は、「無線LAN設定」の「チャンネル」と連動します。
ビーコン間隔 本製品が周期的に送信するビーコン信号の送信間隔を、20〜2000の数値(ミリ秒)で設定します。デフォルトは「100」です。
DTIM間隔 本製品が送信するビーコンに、DTIM(Delivery Traffic Information Map)を挿入する割合を、1〜255の数値で設定します。デフォルトは「2」です。
「2」はビーコンを2回送信するうちの1回にDTIMを挿入します(DTIMを持つビーコンと持たないものが交互に送信されます)。
DTIMは、無線クライアントが省電力モードで動作しているとき、無線クライアント宛に送信すべきパケットが存在することを無線クライアントに通知します。
無線クライアントが通信可能な状態になれば、本製品は無線クライアント宛にパケットを送信します。
この値を大きくすると省電力の効果は高くなりますが、応答が悪くなります。
パケット分割しきい値 パケットを分割(Fragmentation)して送信する場合の、分割の基準となるパケットサイズを256〜2346の数値(バイト数)で設定します。
設定した数値より大きいパケットは分割して送信します。
ただし、「2346」を設定するとパケットの分割を行いません。デフォルトは「2346」です。
通信状態が悪く、大きなパケットでは再送が発生するような環境では、送信するパケットサイズを小さくすることにより、状況が改善することがあります。
しかしながら、通常はこのサイズの変更はお勧めいたしません。
RTSしきい値 パケットを送信する前に、RTS(送信要求)パケットを送る場合の基準となるパケットサイズを0〜2347の数値で設定します。
指定したパケットサイズより大きいサイズのパケットを送信する場合に、RTSパケットを送信します。
ただし、「2347」を設定するとRTSパケットを送信しません。デフォルトは「2347」です。
RTSしきい値を低く設定すると、頻繁にRTSパケットが送信されます。
これは、より多くの無線帯域を消費しますが、通信トラフィックが多い場合や干渉を受けているネットワークでは、コリジョンや干渉が改善されることがあります。
しかしながら、通常はこのサイズの変更はお勧めいたしません。
最大ステーション数 本製品に接続(アソシエイト)可能な無線クライアント数を0〜2007の数値で設定します。
「0」に設定した場合、無線クライアントは接続されません。デフォルトは「50」です。
送信出力 本製品の電波出力の強度を下記から選択します。デフォルトは「100%」です。
1%/5%/10%/20%/30%/40%/50%/60%/70%/80%/90%/100%
レートセット サポート
本製品でサポートさせたいレート(通信速度)を選択します。
選択するレートにチェックをつけてください。
デフォルトは、本製品がサポートするすべての速度が選択されています。
無線1 802.11a 54Mbps/48Mbps/36Mbps/24Mbps/18Mbps/12Mbps/9Mbps/6Mbps
無線2 802.11b 11Mbps/5.5Mbps/2Mbps/1Mbps
無線2 802.11g 54Mbps/48Mbps/36Mbps/24Mbps/18Mbps/12Mbps/11Mbps/9Mbps/6Mbps/5.5Mbps/2Mbps/1Mbps

ベーシック
本製品に接続してくるステーション(無線クライアントや他のアクセスポイント)が、本製品への接続を許されるために最低限サポートしていなければならないサポート・レートセットです。ステーションのサポート・レートセットに、このベーシック・レートセットのひとつでも欠けていると接続は許されません。一般的なステーションのサポート・レートセットはベーシック・レートセットより高いレートを含んでいるので、通常はベーシック・レートセットより高いレートで接続します。通常は変更の必要はありません。
「サポート」で選んだレートの中から選択します。選択するレートにチェックをつけてください。
デフォルトは以下のとおりです。
無線1 802.11a 24Mbps/12Mbps/6Mbps
無線2 802.11b 2Mbps/1Mbps
無線2 802.11g 11Mbps/5.5Mbps/2Mbps/1Mbps
モードで「IEEE 802.11g」を選択すると、IEEE 802.11b/g両方の無線クライアントをサポートします。
IEEE 802.11bによる接続を許可しない場合は、サポート/ベーシックの両方で11Mbps以下のすべてのレートのチェックを外してください。
ブロードキャスト/マルチキャスト速度制限 ブロードキャスト/マルチキャスト速度制限を行うか否か。
行う場合は「チェックあり」、行わない場合は「チェックなし」にします。
デフォルトは「チェックなし」です。
他の機器のARPリクエストやDHCPメッセージなど、ブロードキャストやマルチキャストは、ネットワーク上のほとんどの機器にとって自分には関係ないものです。
この機能を有効にすると、ネットワークに送信される冗長なパケットの数を制限します。この速度制限にかかってしまったパケットは、通常あとで再送信されます。
速度制限 1〜50の数値(パケット/秒)で設定します。デフォルトは「50」です。
この速度制限を下回る場合、すべてのトラフィックは送信先に送信されます。
バースト時の速度制限 「速度制限」の設定値〜75の数値(パケット/秒)で設定します。
デフォルトは「75」です。
この速度制限を上回るトラフィックは、間欠的なバーストとなります。


Copyright (C) 2012 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-001685 Rev.A