[index] AT-UWC リファレンスマニュアル 3.3

WLAN > Advanced Configuration > Peer Controller


  -  Configuration Request(ピアコントローラーの設定リクエストの状態)
  - Configuration Enable/Disable(ピアコントローラー設定の有効/無効)


 

Configuration Request(ピアコントローラーの設定リクエストの状態)

「Peer Controller Configuration」機能は、ひとつの無線コントローラーから他のすべての無線コントローラーに様々な設定情報をコピー(プッシュ)します。
無線コントローラー間の同期を維持することで、ひとつの無線コントローラーからクラスター内のすべての無線コントローラーを管理することができます。この画面は、クラスター内の無線コントローラーにおける設定更新の状態に関する情報を提供します。

表 1
項目名
説明
Configuration Request Status 1台または複数台のピアコントローラーに設定の書き込み(コンフィグ・プッシュ)を実行しているときの全体のステータスを示します。以下の状態が表示されます。
・Not Started(開始されていません)
・Receiving Configuration(設定を受信中です)
・Saving Configuration(設定を保存中です)
・Success(設定は成功しました)
・Failure-Invalid Code Version(不正なコードバージョンです)
・Failure-Invalid Hardware Version(不正なハードウェアバージョンです)
・Failure-Invalid Configuration(不正な設定です)
Total Count 設定のダウンロードリクエストが開始されたときに、宛先に含まれていたピアコントローラーの総数を表示します。ダウンロードリクエストが1台の無線コントローラー向けであった場合、値は1です。
Success Count 設定のダウンロードに成功したピアコントローラーの総数を表示します。
Failure Count 設定のダウンロードに失敗したピアコントローラーの総数を表示します。
Peer IP Address クラスター内の各無線コントローラーのIPアドレスと無線コントローラーの設定リクエストの状態を表示します。

表 2:コマンドボタン
項目名
説明
Start 選択したピアコントローラーに対して設定の更新を開始します。
Start All 表示されているすべてのピアコントローラーに対して設定の更新を開始します。
Refresh 最新の情報で画面を更新します。

 

Configuration Enable/Disable(ピアコントローラー設定の有効/無効)

クラスター内のひとつの無線コントローラーから別の無線コントローラーへ、無線コントローラー設定の一部を選択してコピーすることができます。本画面では、設定の一部を選択し、グループ内のひとつまたは複数台のピアコントローラーにコピーすることができます。
ある無線コントローラーからクラスターに設定の変更を自動的に通知することはできません。どのような設定でも、ある無線コントローラーからピアコントローラーにコピーするためには、ピアコントローラー宛に手動でリクエストを開始する必要があります。

表 3
項目名
説明
Global 無線コントローラーがピアにプッシュする設定に、基本的なグローバル設定および高度なグローバル設定を含めるためには、本フィールドを「Enable」(有効)にします。デフォルトは「Enable」です。この設定には、無線コントローラーごとにユニークな情報である無線コントローラーのIPアドレスは含まれません。
現在の基本的なグローバル設定は、WLAN > Basic Setup 画面の「Global」タブを参照してください。現在の高度なグローバル設定は、WLAN > Advanced Configuration > Global 画面を参照してください
Discovery 無線コントローラーがピアにプッシュする設定に、VLANリストおよびIPリストを含むL2、L3ディスカバリー情報を含めるためには本フィールドを「Enable」(有効)にします。 デフォルトは「Disable」です。
(警告)ある無線コントローラーから別の無線コントローラーにIPディスカバリーリストをリクエストする前に、設定をプッシュする無線コントローラーを含め、リストにすべての無線コントローラーのIPアドレスが含まれていることを確認してください。
無線コントローラーのディスカバリー設定は、WLAN > Basic Setup 画面の「Discovery」タブを参照してください。
Channel/Power 無線コントローラーがピアにプッシュする設定に、RF管理情報を含めるためには本フィールドを「Enable」(有効)にします。デフォルトは「Enable」です。
無線コントローラーのチャンネルと電力設定は、WLAN > AP Management > RF Management 画面を参照してください。
AP Database 無線コントローラーがピアにプッシュする設定に、APデータベースを含めるためには本フィールドを「Enable」(有効)にします。デフォルトは「Enable」です。
無線コントローラーのAPデータベースは、WLAN > Basic Setup 画面の「Valid AP」タブを参照してください。
AP Profiles 無線コントローラーがピアにプッシュする設定に、すべてのAPプロファイルを含めるためには本フィールドを「Enable」(有効)にします。デフォルトは「Enable」です。APプロファイルにはハードウェアタイプ、無線設定、VAP、および無線ネットワーク設定や、QoS設定などのグローバルなAP設定が含まれています。
無線コントローラーのAPプロファイル設定は、WLAN > Advanced Configuration > AP Profiles 画面を参照してください
Known Client 無線コントローラーがピアにプッシュする設定に、Known Clientデータベースを含めるためには本フィールドを「Enable」(有効)にします。デフォルトは「Enable」です。
無線コントローラーのKnown Clientデータベースは、WLAN > Advanced Configuration > Known Client > Client Configuration 画面を参照してください。
Captive Portal 無線コントローラーがピアにプッシュする設定に、キャプティブポータル情報を含めるためには本フィールドを「Enable」(有効)にします。デフォルトは「Enable」です。
無線コントローラーのキャプティブポータル設定は、Security > Captive Portalを参照してください。
RADIUS Client 無線コントローラーがピアにプッシュする設定に、「RADIUS Client」情報を含めるためには本フィールドを「Enable」(有効)にします。デフォルトは「Enable」です。
無線コントローラーの「RADIUS Client」設定は、Security > RADIUSを参照してください。
WDS Group 無線コントローラーがピアにプッシュする設定に、「WDS Group」情報を含めるためには本フィールドを「Enable」(有効)にします。デフォルトは「Enable」です。
無線コントローラーのWDS設定は、WLAN > WDS Configurationを参照してください。

表 4:コマンドボタン
項目名
説明
Submit 入力した値を無線コントローラーに適用します。再起動後も設定した値を保持したい場合、Save All Applied Changes 画面の「Save」ボタンをクリックしてください。
Refresh 最新の情報で画面を更新します。



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