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2015.08.11 投稿者: ブログチーム

IDCによるSDN導入動向調査の盲点 “SES”がIT業界の常識を変える!

IDCによるSDN導入動向調査の盲点 “SES”がIT業界の常識を変える!

「IDC Japanは10月22日、国内企業804社を対象に8月に実施した企業ユーザーのネットワークに関する調査結果を発表した。企業の無線LANの利用は、今後さらに拡大する傾向が見られ、「Software-Defined Networking」(SDN)を認知している企業の半数程度は、SDNの技術やアーキテクチャの導入を前向きに検討しているという結果が出た。
 調査の対象になった企業の73.3%は無線LANをすでに利用しているが、すべての企業規模で無線LANの利用を今後拡大する傾向のユーザーが多い。特に、無線LANを利用している大企業(従業員1000人以上)の48.3%は、3年後には無線LANユーザーが多数を占め、そのうちほぼ全員が無線LANを利用していると考える企業は全体の21.3%と予測した。
 無線LANの利用拡大は、有線LANの利用や投資に影響を与えているという結果も出た。新規に無線LANを導入した企業や、無線LANの利用を拡大した企業のうち、無線LANの利用拡大が有線LANに何らかの影響を与えたとする回答者は72.1%。無線LANの利用拡大によって、有線LANの利用低下やイーサネットスイッチの購入が減少するなどの影響が顕在化しているという。
 企業ネットワークにおける障害発生状況に関する調査では、過去1年間に企業ネットワークで重大障害が発生したという企業は、回答者全体では58.2%、障害によってネットワークが停止した時間は、1年間の通算で30分という回答が最も多かった。
 また、ネットワーク障害を金額換算すると、ネットワーク障害によって必要になったコストと、障害発生による事業の機会損失額は、大企業ほどその影響が大きく、ネットワーク障害の影響範囲を局所化することが重要と分析しているとした。
 SDNの認知、検討状況に関しても継続調査では、SDNを認知している企業の半数程度は、SDN技術やアーキテクチャの導入を前向きに検討している。そのような企業がSDN技術やアーキテクチャを導入する機会として、プライベートクラウド環境の構築が重要な機会になるとIDCでは解説している。
 IDCは、企業におけるSDN技術やアーキテクチャの導入拡大を目指すのであれば、事業者はコストを抑えて導入が比較的容易なプライベートクラウド構築に適した製品やサービスを準備する必要があると指摘。企業のプライベートクラウド活用を支えるネットワークインフラの実現が、企業向けSDNには求められていると説明している。」

ZDNet Japan2014年10月22日山田竜司 (編集部)「SDNの認知企業、半数は「導入に前向き」–IDC調査」

 本記事には、SDNの認知企業の半数は「SDN導入に前向き」と書いてありますが、最後の「企業のプライベートクラウド活用を支えるネットワークインフラの実現が、企業向けSDNには求められている」という一文が気になります。何故なら、データセンターのSDN技術の効用を、エンタープライズユーザーがそのままプライベートクラウドの技術として望んでいるという前提になっているからです。

 確かに、アライドテレシス以外のエンタープライズ向けSDN関連製品は、データセンターでの技術をそのままエンタープライズに流用したものがほとんどです。それらは、マシンルーム(言わば、小さなデータセンター)の中でしか機能しないのです。だから、このような記事になってしまうのでしょう。IDCは、データセンターであろうが、企業のプライベートクラウドであろうが、規模が大小違うだけで、ソリューションとしては同じだという前提で調査しているのです。

 しかし、アライドテレシスのエンタープライズ向けSDNは、まったくの別物なのです。“Secure Enterprise SDN(SES)”は、データセンター(NorthSIDE)ではなく、エンタープライズ(SouthSIDE)に特化して設計されています。

 パブリックでも、プライベートでも、クラウドに使われる既存のSDNは、あくまでもインフラの話です。しかしエンタープライズユーザーは、本当はインフラよりアプリケーションが重要なのです。そこで”SES”は、アプリケーションと連携して通信フローを制御するという、全く新しいSDNを実現しています。”SES”が連携するアプリケーションは、クラウドにあろうが、ローカルにあろうが、関係ありません。セキュリティーや人事などの各アプリケーションのステイタス情報を得て、それに適合する通信フローをネットワークに指示することができます。「MACアドレスXX:XX:XX:XX:XX:XXの端末がマルウェアに感染したから通信を遮断」「4月1日から○○さんは総務から経理に異動になったからVLANを変更」といった具合です。

 これまでのSDNしか知らなかった企業が“SES”の威力を知ったなら、きっと多くの担当者が「早く導入したい」と思うでしょう。IDCも“SES”の可能性を知ると、調査レポートの内容も大きく変わってくるはずです。そんな日も遠くないのでは?と私たちは思っています。

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