2018.02.15 投稿者: ブログチーム
“米ゼブラ・テクノロジーズは、製造業の今後5年間の展望に関する「製造業ビジョン調査2017」を発表した。調査対象企業の3分の1以上がスマートファクトリーの導入を検討しており、その件数は2020年までに2倍になる見通しだ。”
(「製造業の今後5年間の展望、スマートファクトリー件数は2倍になる見通し」 2017年11月17日 MONOist)
広範囲の業種をまたぎ世界的規模で実施された調査結果から、「スマートファクトリー」の導入が今後ますます加速していくことが予測されます。
記事によると「世界規模で企業幹部1100人を対象とした」調査の結果、「調査対象企業の3分の1以上がスマートファクトリーの導入を検討しており、スマートファクトリーの件数は2020年までに2倍になる見通し」と公表されています。
スマートファクトリーは、工場における機械をインターネット環境に接続し、稼働状況のモニタリングや製造品のリアルタイムでの情報収集を行うもので、これにより工場の効率稼働や品質管理の向上につなげていこうとするものです。
ドイツでは2011年頃から国家プロジェクトとしてインダストリー4.0が始まり、生産性向上や品質向上などの成果が明らかにされました。具体的には、2016年、2017年と続いて世界最大の貿易黒字国となりました。
日本においても経済産業省の主導でスマートファクトリーの導入や環境整備のためのガイドラインが少しずつ策定されてきています。また、ISO(国際標準化機構)などによる、スマートファクトリーに関する国際的な標準化の動きも強まっています。
(2)へつづく