2018.06.19 投稿者: ブログチーム
“ネットにつなげて利用するスマート家電は、パソコンやスマホ同様にサイバー攻撃に注意が必要です。スマート家電には、一体どんなサイバー攻撃が起こり得るのでしょうか?スマートスピーカーを使って実際に行われた調査をもとに、予想される攻撃と安全に利用するための5つのポイントを紹介します。”
(「スマート家電が受けるサイバー攻撃と5つの対策ポイント」 2018年4月26日 Trendmicro is702)
トレンドマイクロのセキュリティブログに、現在、急激に増えているスマート家電において予想されるサイバー攻撃などセキュリティリスクについて言及されています。
例として、個人宅への普及が広がりつつあるスマートスピーカーが取りあげられています。スマートスピーカーは、米国家庭の20%になる1870万世帯ですでに利用されている状況です(2018年4月15日Forbes記事より)。日本国内でも徐々に普及してきており、米国に続き今後ますます広がることが予想されます。
スマートスピーカーは、単なる音の再生機能だけでなく、通信機能を備え、マイクと人工知能(AI)を活用した音声アシスタント機能をもつスマート家電です。一般にGoogle HomeやAmazon Echoが有名で国内でも広く知られるようになっています。
Wifi接続を通じて他のデバイスやスマート家電との連携も可能です。
スマートホームでは主にスマートスピーカーがコントローラーとなり、話しかけるだけで、カーテンが開き照明が点く、お風呂を沸かしたりテレビ録画を予約したり、ドアをロックしたりという、物理的な操作も可能になっています。
一見、問題が発生しても大きなリスクはなさそうに思えるスマートスピーカーですが、記事中では、市販のスマートスピーカーの脆弱性調査の結果、「再生履歴を参考にした巧妙なフィッシングメール」「利用状況や位置情報から所有者の行動や住所情報の漏洩」「遠隔から攻撃者の望む行動の誘発」といったサイバー攻撃の可能性が考えられることが紹介されています。
(2)へつづく