Tokalabs はソフトウェアで定義可能なシステム評価環境(Software Defined Lab)を提供します。Tokalabsは物理および仮想化されたネットワークリソースを自在に組み合わせ、サンドボックス技術を活用することで面倒な物理配線作業や手動設定を簡略化し、リモートから検証・評価が可能な「バーチャル・ラボ」を仮想化環境上に構築します。新しいアプリケーション導入の際のシステム評価や、開発・研究部門の検証システムとして最適なソリューションです。
新型コロナウイルスによる影響の拡大でテレワークやオンライン会議など、ワークスタイルが変化している中、ITがより必要不可欠になっていきます。一方でITシステム導入の負担は大きく、高機能、高額であり、導入するにも敷居が高くなります。
環境 | 課題 | 求められること |
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人口減少/高齢化 | IT人材の不足感は毎年増加 | AI/DXの利活用で自動化・効率化 |
IoT普及 | IoTデバイス&センサーの多様化 | トラフィックの安定化・大容量化 |
働き方改革 | 新しい生活様式とテレワーク | ゼロトラストセキュリティ |
サイバー攻撃 | 巧妙化、年々増加する件数・被害額 | 適切な対処・スピード |
Tokalabsは評価環境で使用されるさまざまな要素(ネットワーク機器やサーバー、評価用デバイスなど)をオンプレミスやクラウドの両環境で仮想化、サンドボックスとして保持できます。複数の評価環境をサンドボックスとして作成、保存しながらオンデマンドでアクセスが可能です。
Tokalabsでは、これらのサンドボックスをlabs(ラボ)と称し、コントローラにより管理・隔離されており不要なプロビジョニングは実行されません。
このようにTokalabsによって、物理的なデバイスの再配線や設定にリソースを費やす必要がなくなり、開発やテストサイクルが迅速化され、さらに製品品質の全体を改善しテクニカルサポートやPoC(概念実証)の検証やデモンストレーションが増進されます。
アライドテレシスのインキュベータープログラムで、Tokalabsのネットワークと仮想化に関するこれまでの経験と知識を活かして開発された ITシステムの評価環境を革新し、トポロジー変更や評価環境構築の自動化をスムーズに実現します。
設備投資・運営コストを削減
56%
生産性の向上
77%
自動化によるアウトプット
90%
※社内環境実施結果により
グローバル開発をしている場合、共通ラボの資産を有効に活用することが可能です。
日本と北米、ヨーロッパなどタイムゾーンが異なる地域で共通の資産を生かしたテストベッド(実証試験用プラットフォーム)を利用できます。
北米がネットワーク装置の機能テスト用のファームウェアをアップして機能テストを実施、その後ヨーロッパでレグレッションテストを行い、最後に日本で総合テスト・パフォーマンステストを行うというようなフローが可能になります。
時差を活かし、評価資産の流用を図り、評価結果の共有することで原因追及が容易になります。
アプリケーション共同評価は、アプリケーションエンジニアがクラウド領域に作成したアプリケーションを配備した後にアプリケーションの機能評価をBoTを搭載した端末に接続して評価を行います。
次の評価者は性能テストを行うため、この環境に対してパケットジェネレータと解析装置を接続した応答時間などを測定します。
最後に、ECサイトからの登録があった場合クラウドアプリケーションに対する領域の確保‐サービスアカウントの発行などをECサイトとクラウドサービスと連携して試験を行うことが可能になります。評価内容ごとに環境が作成できるため、アジャイル開発の評価に最適です。
サイバー攻撃のシミュレーションなどの試験を行う際、各種実験後に環境のリセットが簡単に行えます。
脆弱性診断やハニーポットなどのサービスを展開する際は疑似攻撃を試験環境に対して行うことができます。
テストする環境に対し、マルウェアをバーチャルマシンに感染させ動きを調査し環境をリセット、ランサムウェアを試験し環境をリセット、DDoS攻撃のシミュレーションをして環境をリセットするなど、環境のリセットが容易なのが特徴です。
攻撃の種類、ネットワーク構成、仮想端末のOSなどの変更を予めレポジトリとしてプロビジョニングすることにより試験バリエーションが増やせます。様々な攻撃手法やOS、ネットワークの環境による影響のシミュレーションに最適です。