[index] AT-AR2050V/AT-AR3050S/AT-AR4050S コマンドリファレンス 5.4.7
モード: VRRPモード
カテゴリー: IP / VRRP
(config-router)# circuit-failover IFNAME <1-253>
(config-router)# no circuit-failover [IFNAME]
対象バーチャルルーターの動作に不可欠なインターフェース(WANやバックボーン接続用のインターフェースなど)を監視対象インターフェースとして設定する。
no形式でインターフェースを指定した場合は、指定した監視対象インターフェースの設定を削除する。
no形式でインターフェースを指定しなかった場合は、対象バーチャルルーターに関連付けられたすべての監視対象インターフェースを削除する。
監視対象のインターフェースがダウンすると、対象バーチャルルーターの優先度が引き下げられる。監視対象インターフェースが再びアップしたときは、優先度も元の値に復帰する。
IFNAME |
監視対象のインターフェース名。WANポート(eth1、eth2)、PPP、VLAN、スイッチポートを指定可能。通常はWANやバックボーンに接続するインターフェース(アップリンクインターフェース)を指定する。対象バーチャルルーターとしてのサービスを提供しているインターフェース(router vrrpコマンドのIFNAMEパラメーターで指定したVLANインターフェース)とは別のインターフェースを指定すること | ||||
<1-253> |
バーチャルルーター優先度の減算値。IFNAMEで指定した監視対象インターフェースがダウンした場合、対象バーチャルルーターの優先度は、ここで指定した値だけ引き下げられる。監視対象インターフェースが再びアップしたときは、優先度も元の値に復帰する |
■ HAモードのバーチャルルーター「10」において、他装置のバイパスポート経由でWANに接続しているeth1がダウンした場合に、vlan10上のバーチャルルーター(VRID=10)の優先度を2だけ引き下げるよう設定する。
awplus(config)# router vrrp 10 vlan10 ↓ awplus(config-router)# virtual-ip 192.168.10.32 backup ↓ awplus(config-router)# priority 101 ↓ awplus(config-router)# circuit-failover eth1 2 ↓
awplus(config)# router vrrp 100 vlan100 ↓ awplus(config-router)# virtual-ip 10.100.100.32 backup ↓ awplus(config-router)# priority 101 ↓ awplus(config-router)# circuit-failover vlan200 2 ↓
awplus(config)# router vrrp 100 vlan100 ↓ awplus(config-router)# no circuit-failover ↓
■ 本コマンドは、バーチャルルーターの動作が有効化されているときには実行できない。disableコマンドでバーチャルルーターの動作を無効化してから実行すること。
■ 1つのバーチャルルーターには最大32個まで監視対象インターフェースを設定できる。
■ HAモード(ha associate)使用時、WANポート(ethX)・バイパスポート間の障害発生時にマスタールーターを切り替えるためには、バイパスポート経由でWAN接続している側の装置で、WANポート(ethX)を監視対象インターフェースに設定する。ただし、監視対象インターフェースがダウンした場合、マスタールーターの切り替えと同時に新しいマスタールーターのバイパスポートが閉じられるため、WANポート・バイパスポート間の接続が復旧しても、元のマスタールーターへの自動復旧はできない。
router ipv6 vrrp (グローバルコンフィグモード) router vrrp (グローバルコンフィグモード) | +- circuit-failover(VRRPモード)
disable(VRRPモード)
enable(VRRPモード)
ha associate(VRRPモード)
priority(VRRPモード)
show vrrp(非特権EXECモード)
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