運用・管理 / PTP
Precision Time Protocol(PTP)は、ネットワーク全体の時刻情報をマイクロ秒の精度で同期させるためのプロトコルで、測定および制御システムに適しています。
トランスペアレントクロックは、PTPネットワークに存在し、マスタークロックとスレーブクロック間のPTPメッセージを中継し、中継にかかる時間を算出、パケット内のCorrection Fieldにその時間を追加することで同期の精度を高めます。本製品はPTPネットワーク内で、トランスペアレントクロックとして機能します。
本機能を使用するにはライセンスが必要です。
基本仕様
- クロックを同期させるためのモードは、1ステップモードのみをサポートしています。
- 遅延を決定するモードは、エンドツーエンドモードのみをサポートしています。
- PTPメッセージは、他のパケットと同様にスイッチングされますので、PTPメッセージを中継するポートは同じVLANに所属させてください。
設定手順
- グローバルPTPクロックインスタンスのパラメーターを設定します。
awplus(config)# ptp-clk transparent transport-type ethernet delay-mechanism e2e step-type onestep ↓
- システム全体でPTP機能を有効にします。
awplus(config)# ptp global ↓
- PTPメッセージの中継を行うポートでPTPを有効にします。
awplus(config)# interface port1.0.3-1.0.4 ↓
awplus(config-if)# clock-port ↓
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