log

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: 運用・管理 / ログ


(config)# [no] log DESTINATION


既定のログ出力先(bufferedログ、permanentログ、consoleログ)を有効にする。あるいは、任意設定のログ出力先(hostログ、emailログ)を新たに定義する。
no形式で実行した場合は既定のログ出力先を無効にする。あるいは、任意設定のログ出力先を削除する。

hostログ、emailログを新規に定義した場合は、本コマンドの実行後、log(filter)コマンドでメッセージフィルターを追加し、どのようなメッセージを出力するかを指定する必要がある(メッセージフィルターを追加するまで実際にはメッセージが出力されない)。

一方、bufferedログ、permanentログ、monitorログ、consoleログは初期状態で定義済みかつ有効であり、メッセージフィルターも設定されている(monitorログはつねに有効であるため本コマンドの操作対象外)。


パラメーター

DESTINATION ログメッセージの出力先。hostログとemailログの場合は、具体的な出力先(syslogサーバー、メールアドレス)も指定する
buffered ランタイムメモリー。初期状態で有効に設定されている
permanent フラッシュメモリー。初期状態で有効に設定されている
console コンソールポート。初期状態で有効に設定されている
host {A.B.C.D|X:X::X:X} syslogサーバー。サーバーのIPv4アドレス(A.B.C.D)またはIPv6アドレス(X:X::X:X)を指定する
email TOADDRESS 電子メールアドレス。TOADDRESSにメールアドレスを指定する
external FILEPATH 外部メディア(USBメモリー)上のファイルパス。外部メディア上にないファイルパスは指定できない。指定したファイルやディレクトリーが存在しない場合は自動的に作成される。また、指定したファイルがすでに存在していた場合は、該当ファイルにログが追記されていく(log sizelog rotateコマンドの設定により、既存ファイルの内容はローテート、削除される可能性があるので注意)。


使用例

■ コンソールポートへのログ出力を無効にする。

awplus(config)# no log console

■ syslogサーバー192.168.10.2宛てのhostログを定義する。
awplus(config)# log host 192.168.10.2

■ 電子メールアドレスadmin@example.com宛てのemailログを定義する。
awplus(config)# log email admin@example.com

■ USBメモリー上の/var/log/messages.txtファイルにログを出力する。
awplus(config)# log external usb:/var/log/messages.txt


注意・補足事項

■ monitorログは端末セッションごとに出力をオン・オフするものであるため(terminal monitorコマンド)、それ自体としては有効・無効といった状態を持たない。そのため、本コマンドでmonitorログの状態を操作することはできない。なお、monitorログの出力条件はlog(filter)コマンドで変更可能。

■ emailログを使用する場合は、あらかじめメール送信のための基本設定を済ませておくこと(mail fromコマンド、mail smtpserverコマンド)。


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- log(グローバルコンフィグモード)

関連コマンド

log exclude(グローバルコンフィグモード)
log(filter)(グローバルコンフィグモード)
mail from(グローバルコンフィグモード)
mail smtpserver(グローバルコンフィグモード)
show log config(特権EXECモード)
show log external(特権EXECモード)
show log permanent(特権EXECモード)
terminal monitor(特権EXECモード)



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