[index] AT-AR2050V/AT-AR3050S/AT-AR4050S コマンドリファレンス 5.4.9
モード: インターフェースモード
カテゴリー: IP / IPインターフェース
(config-if)# ip tcp adjust-mss {<64-1460> | pmtu}
(config-if)# no ip tcp adjust-mss
対象インターフェースを通過するTCPパケットのMSS値書き換えを有効にする。
no形式で実行した場合はMSS値書き換えを無効にする。
初期設定は無効。
本製品は、本機能が有効なインターフェースでTCPのSynおよびSyn+Ackパケットを監視し、該当TCPパケットのMSSオプション値が本コマンドの指定値を超えていた場合は、指定値に書き換える。MSS値が指定値以下の場合は書き換えない。
なお、対象インターフェースがブリッジ(brX)の場合は、TCPパケットをブリッジするときにMSSを書き換える動作となる。
<64-1460> |
書き換え後のTCP MSS値(バイト) | ||||
pmtu |
書き換え後のTCP MSS値(バイト)をインターフェースのMTU - 40に自動調整する |
■ ppp0インターフェースを通過するIPv4 TCPパケットのMSS値を1414に書き換えるよう設定する。
awplus(config)# interface ppp0 ↓ awplus(config-if)# ip tcp adjust-mss 1414 ↓
awplus(config)# interface ppp1 ↓ awplus(config-if)# no ip tcp adjust-mss ↓
■ 本コマンドはPPPインターフェース(pppX)、Ethernetインターフェース(ethX)、トンネルインターフェース(tunnelX)、ブリッジインターフェース(brX)でのみ有効。
■ pmtuオプションはPPPインターフェース(pppX)でのみサポート。
■ PPPインターフェースなどで書き換え後のTCP MSS値として指定すべき値が不明な場合は、いったん本コマンドなしでインターフェースの設定を行って接続を確立した後に「show interface IFNAME」(IFNAMEはインターフェース名)を実行し、表示された「mtu 値 - 40」以下の値をMSS値として設定する。なお、PPPインターフェースの場合は、本コマンドでpmtuオプションを指定すれば「MTU - 40」への自動調整が行われる。
interface (グローバルコンフィグモード) | +- ip tcp adjust-mss(インターフェースモード)
ipv6 tcp adjust-mss(インターフェースモード)
mtu(インターフェースモード)
show interface(非特権EXECモード)
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