neighbor soft-reconfiguration inbound

モード: BGP IPv6アドレスファミリーモード
カテゴリー: IP / 経路制御(BGP)


(config-router-af)# [no] neighbor {X:X::X:X|GROUPNAME} soft-reconfiguration inbound


(IPv6)指定したBGPピアまたはBGPピアグループから受信した、フィルタリング前のオリジナルの経路情報を保持しておくように設定する。
no形式で実行した場合は、フィルタリング前のオリジナルの経路情報は保持しないよう設定する。
初期設定では、フィルタリング後の経路情報のみBGP経路表内で保持し、フィルタリング前のオリジナルの経路情報は保持しない。

本機能を有効にしている場合は、該当ピアから受信した経路に対する各種フィルタリング機能の設定を変更したときに、BGPセッションを保持したまま新しいフィルタリング設定を適用できる(ソフトリセット)。ソフトリセットは、フィルタリング設定変更後にclear ip bgpコマンドをsoftオプション付きで実行することにより行う。

なお、該当ピアがルートリフレッシュ・ケイパビリティーをサポートしている場合は、本機能を有効にしなくても、ソフトリセット時にROUTE-REFRESHメッセージを送信して経路情報の再送信を要求することで、同等のこと(BGPセッションを保持したまま受信経路にフィルタリング設定を再適用すること)を実現できる。本製品は初期設定でルートリフレッシュ・ケイパビリティーをサポートしている(neighbor capability route-refreshコマンド)。


パラメーター

X:X::X:X BGPピアのIPv6アドレス
GROUPNAME BGPピアグループ名


注意・補足事項

show bgp ipv6 neighbors received-routesコマンドを実行するためには、あらかじめ本コマンドを実行しておく必要がある。

■ 該当ピアがルートリフレッシュ・ケイパビリティーをサポートしていない場合、本コマンド実行後にBGPセッションの切断と再確立を行う。該当ピアがルートリフレッシュ・ケイパビリティーをサポートしている場合は、本コマンド実行後、ピアにROUTE-REFRESHメッセージを送信して経路情報の再送信を要求する。

■ 本コマンドは、対象ピアとの経路交換が有効になっていないと実行できない。適宜 neighbor activateコマンド(BGP IPv6アドレスファミリーモード)を実行してから設定を行うこと。経路交換の有効化については、解説編を参照。


コマンドツリー

address-family ipv6 (BGPモード)
    |
    +- neighbor soft-reconfiguration inbound(BGP IPv6アドレスファミリーモード)

関連コマンド

clear bgp ipv6(特権EXECモード)
neighbor capability route-refresh(BGPモード)
neighbor peer-group(add)(BGP IPv6アドレスファミリーモード)
neighbor peer-group(create)(BGPモード)
neighbor remote-as(BGPモード)
show bgp ipv6 neighbors(非特権EXECモード)
show bgp ipv6 neighbors received-routes(非特権EXECモード)
show bgp ipv6 summary(非特権EXECモード)



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