aaa accounting login

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: 運用・管理 / ユーザー認証


(config)# aaa accounting login {default|LISTNAME} EVENT group SERVER

(config)# no aaa accounting login {default|LISTNAME}


CLIログイン認証のアカウンティングを有効にする。
あるいは、CLIログイン認証用のアカウンティングサーバーリストを新規作成あるいは変更する。
no形式で実行した場合はCLIログイン認証のアカウンティングを無効にする。
あるいは、CLIログイン認証用のアカウンティングサーバーリストを削除する。
初期状態ではCLIログイン認証のアカウンティングは無効で、CLIログイン認証用のアカウンティングサーバーリストもデフォルトのもの以外存在しない。

CLIログイン認証のアカウンティング有効時は、CLIログイン認証をパスしたユーザーの情報をアカウンティングサーバーに送信する。

初期状態ではアカウンティングサーバーリストはユーザー認証データベースのみ使用する設定(aaa authentication login default local)が適用される。


パラメーター

default デフォルトアカウンティングサーバーリスト。ユーザー定義のアカウンティングサーバーリストが設定されていない端末には、デフォルトアカウンティングサーバーリストで指定されたサーバーが順に使用される。
LISTNAME ユーザー定義のアカウンティングサーバーリスト。任意の名前を指定できる。ユーザー定義のアカウンティングサーバーリストはラインモードのaccounting loginコマンドで端末に関連付けることで初めて意味を持つ
EVENT := {start-stop|stop-only|none}
アカウンティング対象イベント。次のいずれかを選択する
start-stop 利用開始(ログイン)・終了(ログアウト)の両方
stop-only 利用終了(ログアウト)のみ
none なし
group SERVER := group {radius|tacacs+|GROUPNAME}
アカウンティング要求の送信先サーバー。次のいずれかを選択する
radius radius-server hostコマンドで設定したすべてのRADIUSサーバーを順に試行する
tacacs+ tacacs-server hostコマンドで設定したすべてのTACACS+サーバーを順に試行する
GROUPNAME 指定したサーバーグループ(aaa group server radiusコマンドで作成)に所属するRADIUSサーバーだけを順に試行する


使用例

■ CLIログイン認証のアカウンティングを有効にする。ここでは、ユーザーのログインとログアウトの情報を記録するよう設定している。アカウンティング要求は、radius-server hostコマンドで登録したRADIUSサーバーに送る。

awplus(config)# aaa accounting login default start-stop group radius

■ CLIログイン認証のアカウンティングを無効にする。
awplus(config)# no aaa accounting login default


注意・補足事項

■ アカウンティング機能で複数のRADIUSサーバーを使用する場合は、無応答のサーバーに対する要求送信抑制期間を初期値(0分)以外に設定すること(radius-server deadtimeコマンドまたはサーバーグループモードのdeadtimeコマンドで設定)。抑制期間が初期値(0分)のままアカウンティング機能を使用した場合、サーバーリストの先頭に記述されたRADIUSサーバーにしかアカウンティング要求が送信されないので注意。


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- aaa accounting login(グローバルコンフィグモード)

関連コマンド

aaa group server radius(グローバルコンフィグモード)
accounting login(ラインモード)
radius-server host(グローバルコンフィグモード)
tacacs-server host(グローバルコンフィグモード)



(C) 2016 - 2019 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-002311 Rev.S