tunnel destination

モード: インターフェースモード
カテゴリー: VPN / トンネルインターフェース


(config-if)# tunnel destination {A.B.C.D|X:X::X:X|HOSTNAME|dynamic}

(config-if)# tunnel destination dhcp interface IFNAME

(config-if)# no tunnel destination


対象トンネルインターフェースから送信するデリバリーパケットの終点アドレス(トンネル接続の対向装置)を指定する。
no形式で実行した場合は終点アドレスを未指定に戻す。
トンネルインターフェース作成直後の初期状態では終点アドレス未指定。


パラメーター

A.B.C.D デリバリーパケットの終点IPv4アドレス。デリバリープロトコルがIPv4(IPsec over IPv4)のときだけ有効
X:X::X:X デリバリーパケットの終点IPv6アドレス。デリバリープロトコルがIPv6(IPsec over IPv6、IPv4 over IPv6)のときだけ有効
HOSTNAME デリバリーパケットの終点ホスト名
dynamic 対向装置のアドレスが不定な場合に指定する。IPsecによる保護(tunnel protection ipsec)が有効なIPsecトンネルインターフェースでのみ有効。本オプションを指定した場合、本装置からトンネル接続を開始することはできず、つねに対向装置から接続を開始する構成となる(IKEv1 Aggressiveモードのセンター側を想定したオプション)
dhcp interface IFNAME 対向装置(AFTR)のアドレスをDHCPv6サーバーから取得する場合に、DHCPv6またはDHCPv6 PDクライアントが動作しているインターフェースを指定する。DS-Liteトンネルインターフェースでのみ有効


使用例

■ IPsec over IPv4トンネルインターフェースtunnel0の終点IPアドレスを指定する。

awplus(config)# interface tunnel0
awplus(config-if)# tunnel mode ipsec ipv4
awplus(config-if)# tunnel destination 10.2.2.2

■ IPsec over IPv6トンネルインターフェースtunnel1の終点IPv6アドレスを指定する。
awplus(config)# interface tunnel1
awplus(config-if)# tunnel mode ipsec ipv6
awplus(config-if)# tunnel destination 2001:db8:2:2::2

■ IPsecトンネルインターフェースtunnel1の終点IPv6アドレスを未指定に戻す。
awplus(config)# interface tunnel1
awplus(config-if)# no tunnel destination


コマンドツリー

interface (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- tunnel destination(インターフェースモード)

関連コマンド

show interface(非特権EXECモード)
tunnel mode ds-lite(インターフェースモード)
tunnel mode ipsec(インターフェースモード)
tunnel mode ipv6(インターフェースモード)
tunnel source(インターフェースモード)



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