[index] SwitchBlade x8100シリーズ コマンドリファレンス 5.4.9
モード: インターフェースモード
カテゴリー: IP / ARP
(config-if)# [no] arp-mac-disparity multicast-igmp
マルチキャストMACアドレスのダイナミックARPエントリー(例:IP=192.168.10.2 / MAC=01-00-5e-28-0a-02)を登録可能にする。
デフォルトは登録不可。
NLBの設定に関しては、「IP」の「ARP」を参照。
■ 本コマンドの設定により、ユニキャストIPアドレスとマルチキャストMACアドレスの関連付けをしたARPエントリーがダイナミックに生成可能となり、該当ARPエントリーに登録されたIPアドレス宛てのトラフィックは、IGMPテーブルに登録された当該マルチキャストグループのポートにのみに転送される。
なお、スタティックARPエントリー(arpコマンド)は、本コマンドを設定しなくても登録可能。
■ 本コマンドはMicrosoft NLBのIGMPモードに対応するためのもの。本コマンドを設定することにより、ARPのSenderMACフィールドにマルチキャストアドレスが入っている場合でも、該当ARPに応答しARPキャッシュに登録されるようになる(本コマンド未設定時、該当ARPは破棄される)。
■ L2環境で本コマンドを使用する場合は、本コマンドの設定有無にかかわらずMicrosoft NLB宛のパケットはフラッディングします。ただし、本コマンド設定時にNLBサーバーのスタティックARPが登録されている場合は、NLBサーバーが接続されているポートにだけ出力されます。
■ 本コマンドを有効にする場合は、platform load-balancingコマンドを使って、リンクアグリゲーションの送出ポート決定時に「L3ヘッダー情報のみ」を使用するよう設定を変更すること(初期設定ではL2とL3のヘッダー情報を使用するため、L2ヘッダー情報を使わないように設定を変更する必要がある)。
interface (グローバルコンフィグモード) | +- arp-mac-disparity multicast-igmp(NLB)(インターフェースモード)
arp-mac-disparity multicast(NLB)(インターフェースモード)
arp-mac-disparity unicast(NLB)(インターフェースモード)
clear arp-cache(特権EXECモード)
platform multicast-address-mismatch-action(グローバルコンフィグモード)
show arp(非特権EXECモード)
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