circuit-failover

モード: VRRPモード
カテゴリー: IP / VRRP


(config-router)# circuit-failover IFNAME <1-253>

(config-router)# no circuit-failover [IFNAME]


対象バーチャルルーターの動作に不可欠なインターフェース(WANやバックボーン接続用のインターフェースなど)を監視対象インターフェースとして設定する。
no形式でインターフェースを指定した場合は、指定した監視対象インターフェースの設定を削除する。
no形式でインターフェースを指定しなかった場合は、対象バーチャルルーターに関連付けられたすべての監視対象インターフェースを削除する。

監視対象のインターフェースがダウンすると、対象バーチャルルーターの優先度が引き下げられる。監視対象インターフェースが再びアップしたときは、優先度も元の値に復帰する。


パラメーター

IFNAME 監視対象のインターフェース名。WANポート(eth1、eth2)、PPP、VLAN、スイッチポートを指定可能。通常はWANやバックボーンに接続するインターフェース(アップリンクインターフェース)を指定する。対象バーチャルルーターとしてのサービスを提供しているインターフェース(router vrrpコマンドのIFNAMEパラメーターで指定したVLANインターフェース)とは別のインターフェースを指定すること
<1-253> バーチャルルーター優先度の減算値。IFNAMEで指定した監視対象インターフェースがダウンした場合、対象バーチャルルーターの優先度は、ここで指定した値だけ引き下げられる。監視対象インターフェースが再びアップしたときは、優先度も元の値に復帰する


使用例

■ 監視対象インターフェースのvlan200がダウンした場合に、vlan100上のバーチャルルーター(VRID=100)の優先度を2だけ引き下げるよう設定する。

awplus(config)# router vrrp 100 vlan100
awplus(config-router)# virtual-ip 10.100.100.32 backup
awplus(config-router)# priority 101
awplus(config-router)# circuit-failover vlan200 2

■ 監視対象インターフェースの設定を削除する。
awplus(config)# router vrrp 100 vlan100
awplus(config-router)# no circuit-failover


注意・補足事項

■ 本コマンドは、バーチャルルーターの動作が有効化されているときには実行できない。disableコマンドでバーチャルルーターの動作を無効化してから実行すること。

■ 1つのバーチャルルーターには最大32個まで監視対象インターフェースを設定できる。


コマンドツリー

router ipv6 vrrp (グローバルコンフィグモード)
router vrrp (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- circuit-failover(VRRPモード)

関連コマンド

disable(VRRPモード)
enable(VRRPモード)
priority(VRRPモード)
show vrrp(非特権EXECモード)



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