ipv6 mld ssm-map enable

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: IPv6マルチキャスト / MLD


(config)# [no] ipv6 mld ssm-map enable


MLDのSSM(Source Specific Multicast)マッピング機能を有効にする。
no形式で実行した場合はSSMマッピング機能を無効にする。
初期設定は有効。
SSMマッピング機能は、MLD Querier側でマルチキャストグループアドレスとマルチキャスト送信者の対応表を用意しておくことにより、マルチキャスト受信者(ホスト)がMLDバージョン1にしか対応していない場合でも、SSMレンジ内のアドレス(標準ではff3x::/32。ipv6 pim ssmで変更可能)への参加を可能とし、PIM-SSMを使用できるようにする機能。

MLDバージョン1では参加するグループしか指定できない(これを(*,G) Joinなどという)が、ipv6 mld ssm-map staticコマンドでグループと送信者の対応表(S -> G)を作っておくことにより、(*,G) JoinをMLDバージョン2の(S,G) Joinと見なすことができる。


使用例

■ SSMマッピング機能を有効にする。なお、別途MLDの有効化(ipv6 mld)と、SSMマッピングエントリーの作成(ipv6 mld ssm-map static)が必要。

awplus(config)# ipv6 mld ssm-map static


注意・補足事項

■ SSMマッピング機能は、MLDバージョン1の (*,G) Join に対してのみ動作する。MLDバージョン2の (*,G) Join に対しては動作しない。


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- ipv6 mld ssm-map enable(グローバルコンフィグモード)

関連コマンド

ipv6 mld(インターフェースモード)
ipv6 mld ssm-map static(グローバルコンフィグモード)
ipv6 pim sparse-mode(インターフェースモード)
ipv6 pim ssm(グローバルコンフィグモード)
show ipv6 mld groups(非特権EXECモード)



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