static-channel-group

モード: インターフェースモード
カテゴリー: インターフェース / リンクアグリゲーション(IEEE 802.3ad)


(config-if)# static-channel-group <1-248> [member-filters]

(config-if)# no static-channel-group


対象スイッチポートを指定したスタティックチャンネルグループ(手動設定のトランクグループ)に所属させる。
no形式で実行した場合は対象ポートをスタティックチャンネルグループから脱退させる。


パラメーター

<1-248> スタティックチャンネルグループ番号
member-filters 本オプションは、ポリシーマップをスタティックチャンネルグループの所属ポートに設定する場合に指定する。QoSストームプロテクション機能が有効になっているポリシーマップを設定する場合は、本パラメーターを指定し、所属ポートにポリシーマップを適用する必要がある。


使用例

■ ポート1.0.1~1.0.4でスタティックチャンネルグループ「1」を構成する。

awplus(config)# interface port1.0.1-port1.0.4
awplus(config-if)# static-channel-group 1

■ ポート1.0.4をスタティックチャンネルグループから削除する。
awplus(config)# interface port1.0.4
awplus(config-if)# no static-channel-group


注意・補足事項

■ サポートするチャンネルグループ(LACPおよびスタティック)の合計数については、リリースノートのサポートリミット一覧をご参照ください。

■ 本コマンドを通常形式で実行したとき、指定したスタティックチャンネルグループが存在していなかった場合は、該当スタティックチャンネルグループが自動的に作成される。

■ 本コマンドをno形式で実行したことにより、指定したスタティックチャンネルグループの所属ポート数が0になった場合は、該当スタティックチャンネルグループが自動的に削除される。

■ スタティックチャンネルグループは、通常のスイッチポートとほぼ同様に扱うことができる。したがって、スイッチポートを対象とする各種コマンドは、スタティックチャンネルグループに対してもほぼ同じように使える。各種コマンドでスタティックチャンネルグループを指定するときは、「saX」(Xは本コマンドで指定したスタティックチャンネルグループ番号)という形式の名前を使う。

■ スタティックチャンネルグループの設定を行うときは、あらかじめすべての所属ポートを、同一VLAN所属、かつ、同一タグ設定(accessかtrunk)にしておく必要がある。

■ スタティックチャンネルグループの設定を行うときは、あらかじめすべての所属ポートを、同一の通信速度(speedコマンド)、かつ、同一のデュプレックスモード(duplexコマンド)に設定しておく必要がある。所属ポートの通信速度・デュプレックスモードが統一されていない場合の動作はサポート対象外なので注意すること。

■ 本コマンドは、同一ポート上で全体設定(member-filtersオプションを省略)と個別設定(member-filtersオプションを指定)を併用する事はできません。また、一つのスタティックチャンネルグループ上でこれらのパラメーターを混在させる事もできません(例えば、ポート1~4がLAG1で、ポート1~2がmember-filters、ポート3~4がパラメーターなしの設定の場合は、エラーメッセージが表示されます)。スタティックチャンネルグループを異なるポート上に別IDとして設定し、それぞれ異なるパラメーターを使用することは可能です。


コマンドツリー

interface (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- static-channel-group(インターフェースモード)

関連コマンド

show static-channel-group(非特権EXECモード)



(C) 2012 - 2020 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-001763 Rev.AK