switchport private-vlan mapping

モード: インターフェースモード
カテゴリー: L2スイッチング / バーチャルLAN


(config-if)# switchport private-vlan mapping <1-4094> add VLANRANGE

(config-if)# switchport private-vlan mapping <1-4094> remove VLANRANGE

(config-if)# no switchport private-vlan mapping


対象スイッチポートがマルチプルVLAN(プライベートVLAN)のプロミスキャスポート(アップリンクポート)として設定されている場合、該当プロミスキャスポートの所属先VLAN(プライマリーVLAN)を指定するとともに、このプロミスキャスポートを利用できるセカンダリーVLANを指定する(プロミスキャスポートとセカンダリーVLANの関連付け設定)。
no形式で実行した場合は、該当プロミスキャスポートの所属先VLANとセカンダリーVLANの関連付け設定を削除する。

なお、アイソレートVLANにはプロミスキャスポートを1つしか関連付けられない(アイソレートVLAN内のポートは1つのプロミスキャスポートとしか通信できない)。一方、コミュニティーVLANは複数のプロミスキャスポートと関連付けられる。


パラメーター

<1-4094> プライマリーVLANのVLAN ID(VID)
add VLANRANGE 指定したセカンダリーVLANを関連付けるときの指定方法。VLAN ID(VID)は1~4094の範囲から選択する。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能
remove VLANRANGE 指定したセカンダリーVLANの関連付けを削除するときの指定方法。VLAN ID(VID)は1~4094の範囲から選択する。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能


使用例

■ プライベートVLAN用プロミスキャスポートの設定例。ここでは、プロミスキャスポート1.0.2の所属先プライマリーVLANとしてvlan2を指定し、このプロミスキャスポートと通信できるセカンダリーVLANとしてvlan21、vlan22、vlan23を指定している。

awplus(config)# interface port1.0.2
awplus(config-if)# switchport mode private-vlan promiscuous
awplus(config-if)# switchport private-vlan mapping 2 add 21-23


注意・補足事項

■ 1つのプライマリーVLANにおいて、プロミスキャスポートは複数設定できるが、アイソレートVLANは1つのプロミスキャスポートとしか関連付けられない。これは、アイソレートVLAN内のポートが1つのプロミスキャスポートとしか通信できないことを意味する。一方、コミュニティーVLANは複数のプロミスキャスポートと関連付けられる。

■ LACPチャンネルグループ(自動設定のトランクグループ)はプロミスキャスポートに設定できない。スタティックチャンネルグループ(手動設定のトランクグループ)なら可能。


コマンドツリー

interface (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- switchport private-vlan mapping(インターフェースモード)

関連コマンド

private-vlan(VLANモード)
private-vlan association(VLANモード)
show vlan private-vlan(非特権EXECモード)
switchport mode private-vlan(インターフェースモード)
switchport private-vlan host-association(インターフェースモード)
vlan(VLANモード)



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