アライドテレシスマネージメントフレームワーク(AMF) / はじめに
アライドテレシスマネージメントフレームワーク(AMF)は、スイッチ製品間で管理専用ネットワークを自動構成し、スイッチやネットワークの管理・保守作業を効率化する技術です。
本章「アライドテレシスマネージメントフレームワーク(AMF)」では、AMFの使用方法について解説します。
対象機種とファームウェアバージョン
他の章とは異なり、本章はAMF対応機種共通の内容になっています。
対象機種については導入編の下記セクションをご参照ください。
本マニュアルが対象とするファームウェアバージョンは原則として5.5.0系列(5.5.0-0.1以降)です。
ただし、AMFではファームウェアバージョンの混在も可能なため、下記セクションをはじめ、各機能の解説編などで詳細をご確認ください。
上記以外にも、「導入編」 には、AMFの導入にあたってご留意いただきたい事柄がまとめられていますので、そちらもあわせてご覧ください。
本章の構成と読み進め方
本章は下記の5部構成になっており、それぞれ以下のことがらを取り扱っています。
- 第1部 概要編では、AMFの特長と基本概念について簡単に説明した後、AMFの機能や動作、使用感をつかんでいただくための「クイックツアー」をご紹介します。
- 第2部 導入編では、AMFの運用を開始するために必要な準備や初期設定について、新規ネットワークへの導入と既存ネットワークへの導入にわけて解説します。
また、AMFで管理可能なスイッチの機種や台数、ネットワーク構成上の注意点など、AMFの導入前にご確認いただきたいAMFの基本仕様についても説明しています。
- 第3部 運用編では、AMF導入後の運用方法について説明します。設定変更や状態監視などの日常的な作業に加え、機器の交換や追加、ファームウェアの更新など、メンテナンス作業の手順についても解説します。
- 第4部 応用編では、導入編と運用編で紹介できなかったAMFのより高度な使い方を実例付きで紹介します。
- 第5部 コマンド編は、AMF関連コマンドのリファレンスです。
本章は、おおよそ以下の順序で読み進めていただくことを想定しています。
- 初めてAMFに触れる方は、最初に概要編でAMFの概要をつかんでいただき、その後、導入編で要件を確認しながらAMFの導入を進めてください。
- AMF導入後の日常作業の基本的な手順については、運用編をご覧ください。また、コマンドの仕様については、各コマンドのリファレンスページをご覧ください。
- 運用編に掲載されている基本的な手順では解決できない事柄がある場合や、AMFのより高度な使い方を知りたい場合は、応用編をご覧ください。
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