switchport mstack-link

モード: インターフェースモード
カテゴリー: 運用・管理 / マネージメントスタック


(config-if)# [no] switchport mstack-link


対象スイッチポートまたはスタティックチャンネルグループ(saX)をマネージメントスタックポートに設定する。
no形式で実行した場合は、マネージメントスタックポートを解除する。


使用例

■ スイッチポート1.0.1をマネージメントスタックポートに設定する

awplus(config)# interface port1.0.1
awplus(config-if)# switchport mstack-link


注意・補足事項

■ 本コマンドを実行すると、対象ポートまたはスタティックチャンネルグループは、タグ付きポート(トランクポート)に自動設定される。

■ タグなしポートとして運用中のポートに対して本コマンドを実行すると、タグなしVLANの設定が失われるため、本コマンド実行後にネイティブVLAN(タグ付きポートで受信したタグなしパケットの所属VLAN)を再設定すること。
たとえば、次の設定がしてあるポート1.0.1をマネージメントスタックポートに設定する場合を考える。

interface port1.0.1
 switchport mode access
 switchport access vlan 10
ここでポート1.0.1をマネージメントスタックポートに設定すると、このポートはタグ付きポートとなり、タグなしパケットはネイティブVLANの初期設定値であるvlan1として扱われるようになるので、タグなしパケットをvlan10として扱えるよう、switchport trunk native vlanコマンドでネイティブVLANをvlan10に再設定すること。
awplus(config)# interface port1.0.1
awplus(config-if)# switchport mstack-link
awplus(config-if)# switchport trunk native vlan 10

■ LACPチャンネルグループを、マネージメントスタックポートに設定することはできない。

■ マネージメントスタックポートに設定済みのポートを、後からスタティックチャンネルグループに束ねることはできない。先にスタティックチャンネルグループを作成し、該当スタティックチャンネルグループをマネージメントスタックポートとして設定すること。

■ マネージメントスタックポートで、ループガード機能(LDF検出、MACアドレススラッシングプロテクション)を使用する場合、ループ検出時のアクションとしてport-disableやlink-downを使用すると、アクション実行時に該当ポートにおけるマネージメントスタック接続が切れるため注意すること(LDF検出のアクションはloop-protection actionコマンド、MACアドレススラッシングプロテクションのアクションはthrash-limitingコマンドで設定する)。なお、非マネージメントスタックポートではループ検出時のアクションに関する制限はない。

■ 1つのマネージメントスタックポートに接続できるノードは1台だけ。HUBなどを介して1つのマネージメントスタックポートに複数のノードを接続することはできない。


コマンドツリー

interface (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- switchport mstack-link(インターフェースモード)

関連コマンド

mstack command-node(グローバルコンフィグモード)
show mstack nodes(特権EXECモード)



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