pac-file template

モード: URLオフロードモード
カテゴリー: トラフィック制御 / URLオフロード


(config-url-offload)# pac-file template {local|remote} URL

(config-url-offload)# no pac-file template


URLオフロード機能が生成するプロキシー自動構成ファイル(PACファイル)のカスタムテンプレートを指定する。
no形式で実行した場合はカスタムテンプレートを破棄し、内蔵テンプレートを使用するよう設定する。
初期設定では内蔵テンプレートを使用してPACファイルを生成する(カスタムテンプレートは未指定)。

URLオフロード機能は、PACファイルを生成・更新するたびに指定したファイルパスまたはURLのテンプレートを参照するが、前回参照してから1分以内に再更新する場合は元データではなくキャッシュしたテンプレートを参照する。

テンプレートファイルには、最低限 2つのプレースホルダー %%EXCLUDE_MATCHES%%%%INCLUDE_MATCHES%% を記述する必要がある。
これらは、それぞれ「URLオフロードの対象から除外するアドレス」、「URLオフロードの対象アドレス」の識別条件に置き換えられる。

Note
%%EXCLUDE_MATCHES%% は、%%INCLUDE_MATCHES%% よりも前に処理されるよう記述する必要があります。

また、テンプレートファイルには、オプションで %%PROXY_ADDRESS%% というプレースホルダーも記述可能。これは、pac-file proxy-addressコマンドで設定したプロキシーアドレス文字列に置き換えられる。

具体的な記述例は、本コマンド未設定時にshow url-offload pac-file templateコマンドを実行したときに表示される内蔵テンプレートを参照のこと。


パラメーター

local 本製品のファイルシステム上にあるテンプレートファイルを使用する。この場合URLパラメーターにはローカルファイルパスを指定する
remote ネットワーク上のWebサーバーからHTTP経由で取得したテンプレートファイルを使用する。この場合URLパラメーターにはURLを指定する
URL localを指定した場合は、テンプレートファイルのローカルファイルパス(「flash:」、「usb:」、「card:」のいずれかで始まる)を指定する。remoteを指定した場合は、Webサーバー上のテンプレートファイルを指し示すURLを指定する


使用例

■ フラッシュメモリー上の「pac_template.pac」をカスタムテンプレートとして指定する。

awplus(config-url-offload)# pac-file template local flash:/pac_template.pac

■ HTTP Webサーバー192.168.1.2上の「remote_pac_template.pac」をカスタムテンプレートに指定する。
awplus(config-url-offload)# pac-file template remote http://192.168.1.2/remote_pac_template.pac

■ カスタムテンプレートの指定を取りやめ、デフォルトの内蔵テンプレートを使用するよう設定する。
awplus(config-url-offload)# no pac-file template


コマンドツリー

url-offload (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- pac-file template(URLオフロードモード)

関連コマンド

pac-file http-server port(URLオフロードモード)
pac-file proxy-address(URLオフロードモード)
show url-offload pac-file(特権EXECモード)
show url-offload pac-file template(特権EXECモード)



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