flowcontrol

モード: インターフェースモード
カテゴリー: インターフェース / スイッチポート


(config-if)# flowcontrol both

(config-if)# flowcontrol receive {on|off}

(config-if)# no flowcontrol


対象スイッチポートでフローコントロール(802.3x PAUSEの送受信または受信のみ)を有効または無効にする。
no形式で実行した場合はフローコントロールを無効にする。
初期設定は無効。


パラメーター

both 802.3x PAUSEの送受信を有効にする
receive {on|off} 802.3x PAUSEの受信だけを有効にするときはon、無効にするときはoffを指定する


使用例

■ スイッチポート1.0.1~1.0.4でフローコントロール(PAUSEフレームの送受信)を有効にする。

awplus(config)# interface port1.0.1-port1.0.4
awplus(config-if)# flowcontrol both

■ スイッチポート1.0.1~1.0.4でフローコントロール(PAUSEフレームの受信のみ)を有効にする。
awplus(config)# interface port1.0.1-port1.0.4
awplus(config-if)# flowcontrol receive on

■ スイッチポート1.0.1~1.0.4でフローコントロール(PAUSEフレームの受信のみ)を無効にする。
awplus(config)# interface port1.0.1-port1.0.4
awplus(config-if)# flowcontrol receive off

■ フローコントロールを無効にする。
awplus(config)# interface port1.0.1-port1.0.4
awplus(config-if)# no flowcontrol


注意・補足事項

■ 52ポート版(AT-x510-52GTX、AT-x510-52GPX、AT-x510DP-52GTX)、およびVCS構成時、PAUSEフレームの送信(both)はサポート対象外で、PAUSEフレームの受信(receive)のみをサポート。

■ HOLブロッキングが発生する環境でPAUSEフレームの送信(both)を有効にする場合は、パケットロスを防止するため、必ず対向機器でもフローコントロールを有効にすること。

■ 同一スイッチポート上でPAUSEフレームの送信(both)とポートセキュリティー(switchport port-securityコマンド)を併用している場合、不正パケットを高レートで受信したときにPAUSEフレームを送信することがある。

■ IGMP、EPSR、xSTPなどの制御パケットをやりとりするポートでは、フローコントロールによってプロトコルの動作に支障をきたす可能性があるため、特別な理由がない限りPAUSEフレームの送信(both)をオンにしないこと。

■ フローコントロール(802.3x PAUSEの受信)を有効にすると、スイッチポートのデュプレックスモードがオートネゴシエーション以外の固定設定であっても、フローコントロールが動作する。


コマンドツリー

interface (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- flowcontrol(インターフェースモード)

関連コマンド

show flowcontrol interface(非特権EXECモード)



(C) 2012 - 2021 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-001763 Rev.AQ