location coord-location(sub-commands)

モード: 座標情報登録モード
カテゴリー: 運用・管理 / LLDP

(config-coord)# latitude LATITUDE

(config-coord)# lat-resolution <0-34>

(config-coord)# longitude LONGITUDE

(config-coord)# long-resolution <0-34>

(config-coord)# altitude ALTITUDE {meters|floors}

(config-coord)# alt-resolution <0-30>

(config-coord)# datum DATUM

LLDP-MEDで通知する座標情報の具体的内容（座標要素の値）を設定する。
no形式で実行した場合は指定した座標要素の値を削除する。

座標情報を使用する（location coord-location-idコマンドでインターフェースに割り当てる）には、すべてのパラメーターに値を指定する必要がある。

緯度と経度は、内部的には34ビットの2進数、より正確には整数部9ビット、小数部25ビットの固定小数点数として保持され、LLDP-MEDのLocation Identification TLVにも同じ形式で格納される。高度も同様で、内部的には30ビットの2進数、より正確には整数部22ビット、小数部8ビットの固定小数点数として保持され、同じ形式で送信される。show locationコマンドやshow running-configコマンドで表示される数値は、これらの固定小数点数を10進数に再変換したものなので、本コマンドで小数点以下の値を入力した場合は、入力値と表示値が異なる可能性がある。


パラメーター

latitude LATITUDE 緯度。-90.0（南緯90度）～90.0（北緯90度）の範囲で指定する。任意桁の小数も指定できるが、前述した2進法による数値表現上の制限があることに注意
lat-resolution <0-34> 緯度の有効ビット数（緯度を表す34ビット固定小数点数の上位何ビットが有意であるかを示す）
longitude LONGITUDE 経度。-180.0（西経180度）～180.0（東経180度）の範囲で指定する。任意桁の小数も指定できるが、前述した2進法による数値表現上の制限があることに注意
long-resolution <0-34> 経度の有効ビット数（経度を表す34ビット固定小数点数の上位何ビットが有意であるかを示す）
altitude ALTITUDE {meters|floors} 高度および単位。単位はmeters（メートル）、floor（階）から選択する
alt-resolution <0-30> 高度の有効ビット数（高度を表す30ビット固定小数点数の上位何ビットが有意であるかを示す）
datum DATUM := datum {wgs84|nad83-navd|nad83-mllw}
使用する測地系。下記から選択する
wgs84 World Geodetic System 1984
nad83-navd North American Datum 1983 - North American Vertical Datum
nad83-mllw North American Datum 1983 - Mean Lower Low Water vertical datum


使用例

■ 東経139.7183度、北緯35.6230度、高度地上5階の座標情報（登録番号1）を登録する。測地系はWGS84を、各値の有効ビット数はそれぞれの最大値を用いる。

awplus(config)# location coord-location identifier 1 ↓
awplus(config-coord)# datum wgs84 ↓
awplus(config-coord)# lat-resolution 34 ↓
awplus(config-coord)# long-resolution 34 ↓
awplus(config-coord)# alt-resolution 30 ↓
awplus(config-coord)# latitude 35.6230 ↓
awplus(config-coord)# longitude 139.7183 ↓
awplus(config-coord)# altitude 5 floors ↓


コマンドツリー

location coord-location identifier (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- location coord-location(sub-commands)（座標情報登録モード）

関連コマンド

lldp med-tlv-select（インターフェースモード）
location coord-location-id（インターフェースモード）
show location（非特権EXECモード）


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