L2スイッチング / GVRP


GVRPの仕様
基本設定


GVRPは、スイッチが持つVLAN設定情報を、別のスイッチへと交換させるためのプロトコルです。VLAN設定情報の登録、または削除はGARPに基づき実行されます。

GVRPは複数のスイッチをまたぐVLANの管理を容易にします。
GVRPが無効な場合は、それぞれのスイッチで、手動でVLAN設定を行わなければなりませんが、GVRPを有効にすると、VLAN情報を動的にやりとりして、自動的に同じVLAN設定にすることができます。
スイッチはVLAN情報を共有するのにGVRPプロトコルデータ単位(PDU)を使用します。

PDUはスイッチ上のすべてのVLAN ID番号を含んでいます。 スイッチはGVRP PDUを受信したら、送信元スイッチ上のVLAN IDを調べます。

GVRPの仕様

GVRPの仕様は以下の通りです。


基本設定

  1. スイッチ上でGVRPを有効にします。
    awplus(config)# gvrp enable
    

  2. ダイナミックGVRP VLANの作成を有効にします。
    awplus(config)# gvrp dynamic-vlan-creation
    

  3. インターフェースモードに移行します。
    awplus(config)# interface port1.0.2
    

  4. タグ付きポート(トランクポート)に設定し、すべてのVLANのトラフィックを通すよう設定します。
    awplus(config-if)# switchport mode trunk
    awplus(config-if)# switchport trunk allowed vlan all
    

  5. 指定したインターフェース上のGVRPを有効にします。
    awplus(config-if)# gvrp
    

  6. GVRP設定を確認します。
    awplus(config-if)# exit
    awplus(config)# exit
    awplus# show gvrp configuration
    



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