wrr-queue weight

モード: インターフェースモード
カテゴリー: トラフィック制御 / Quality of Service


(config-if)# wrr-queue weight <1-15> queues QUEUELIST


対象スイッチポートの指定した送信キューでWRR(重み付きラウンドロビン)スケジューリングを使用するよう設定する。

WRRを使用するよう設定されたキューの間では、各キューの重み付け(weight)に基づきラウンドロビンでパケットが送信される。ただし、WRRキューからの送信は、絶対優先キューがすべて空になっているときだけ行われる。


パラメーター

<1-15> WRRスケジューリングにおける送信キューの重み付け値。WRRを使う送信キュー間における該当キューからの送信比率(パケット数ではなくデータ量)を指定する。たとえば、WRRを利用する2つのキューがそれぞれweight 1、weight 4の重み付け値を持つ場合、前者から1単位のデータを送信する間に後者からは4単位のデータが送信される
queues QUEUELIST := queues {<0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7> & <0-7>}
送信キュー番号のリスト。スペース区切りで複数指定が可能


使用例

■ ポート1.0.13に対し、すべての送信キューでWRRスケジューリングを用いるよう設定する。各キューからの送信比率は、上位キューから10:10:5:5:2:2:1:1とする。

awplus(config)# interface port1.0.13
awplus(config-if)# wrr-queue weight 10 queues 7 6
awplus(config-if)# wrr-queue weight 5 queues 5 4
awplus(config-if)# wrr-queue weight 2 queues 3 2
awplus(config-if)# wrr-queue weight 1 queues 1 0

■ スケジューリング方式をWRRから絶対優先スケジューリングに変更するには、priority-queueコマンドを使う。たとえば、ポート1.0.14の送信キュー7を絶対優先スケジューリングに設定するには、次のようにする。これにより、送信キュー7に割り当てられたパケットは、他のキューに割り当てられたどのパケットよりも優先的に送信されるようになる。他のキューに格納されたパケットは、送信キュー7が空にならないかぎり送信されない。
awplus(config)# interface port1.0.14
awplus(config-if)# priority-queue 7


注意・補足事項

■ 本コマンドを実行するには、あらかじめQoS機能を有効にしておく必要がある(mls qos enableコマンド)。


コマンドツリー

interface (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- wrr-queue weight(インターフェースモード)

関連コマンド

mls qos enable(グローバルコンフィグモード)
priority-queue(インターフェースモード)
show mls qos interface(非特権EXECモード)
show mls qos interface queue-counters(非特権EXECモード)



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