[index] AT-AR2050V/AT-AR3050S/AT-AR4050S/AT-AR4050S-5G コマンドリファレンス 5.5.2
モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: 運用・管理 / システム
(config)# boot system {FILEPATH|backup FILEPATH}
(config)# no boot system [backup]
通常用またはバックアップ用ファームウェアのイメージファイルを指定する。
no形式で実行した場合は、通常用またはバックアップ用ファームウェアの指定を削除する(ファームウェアの指定がないと通常起動できなくなるので注意)。
FILEPATH |
通常用ファームウェアのイメージファイルのパス。イメージファイルは、フラッシュメモリー、USBメモリーまたはSDHCカードのルートディレクトリー(flash:/、usb:/、card:/)になくてはならない。また、拡張子は「.rel」でなくてはならない | ||||
backup FILEPATH |
バックアップ用ファームウェアのイメージファイルのパス。イメージファイルは、フラッシュメモリーのルートディレクトリー(flash:/)に置かなくてはならない。また、拡張子は「.rel」でなくてはならない。本パラメーターで指定したバックアップ用ファームウェアは、通常用ファームウェアをロードできなかった場合に使用される |
■ フラッシュメモリー上のAR4050S-5.5.2-0.2.relを通常用ファームウェアに指定する。これにより、次回起動時からこのイメージファイルがロードされるようになる。
awplus(config)# boot system flash:/AR4050S-5.5.2-0.2.rel ↓
awplus(config)# boot system card:/AR4050S-5.5.2-0.2.rel ↓
Note5.5.2-0.2は説明用の架空バージョンであり、実際には存在しない可能性があります。
■ ブートローダーのバージョンが5.0.5よりも古い場合は、外部メディア(SDHCカード、USBメモリー)からの起動ができないため、必要に応じてブートローダーをバージョンアップしてください。ブートローダーのバージョンはshow systemコマンドの「Bootloader version」欄で確認可能です。なお、ブートローダーのバージョンアップにつきましては弊社窓口までご連絡ください。
■ AT-AR2050V、AT-AR4050S-5GはSDHCカードスロットを備えていない。
■ イメージファイルの設定は、本コマンド実行時にシステムファイルに保存されるため、copyコマンドやwrite fileコマンド、write memoryコマンドなどでコンフィグに保存する必要はない。
■ USBメモリー上のイメージファイルを起動用ファームウェアに指定するには、USB 2.0かつFAT32でフォーマットされている必要があります。ご使用の際には、お客様の使用環境で事前に検証を行った上で導入してください。
■ USBメモリー上のイメージファイルを起動用ファームウェアに指定するには、あらかじめフラッシュメモリー上のイメージファイルをバックアップ用ファームウェアとして設定しておく必要がある。
■ SDHCカード上のイメージファイルを起動用ファームウェアに指定するには、FAT32でフォーマットされている必要があります。ご使用の際には、お客様の使用環境で事前に検証を行った上で導入してください。
■ SDHCカード上のイメージファイルを起動用ファームウェアに指定するには、あらかじめフラッシュメモリー上のイメージファイルをバックアップ用ファームウェアとして設定しておく必要がある。
■ 弊社販売品のSDHCカードの他に、SanDisk社製のSDHC 32GBについて動作確認を行っています。 SanDisk社製のSDHCカードを使用する場合は、お客様の使用環境で事前に検証を行った上で導入してください。なお、弊社での動作確認にはスピードクラス CLASS 4のSDHCカードを使用していますが、これはCLASS 4の転送速度を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
■ 本コマンドは、複数ノードを対象とするワーキングセットプロンプト(atmf working-set)では実行できない(下記メッセージが出てエラーになる)。1台のノードだけを対象とするワーキングセットプロンプトか、ローカルプロンプトから実行すること。
% Working set must contain only single node for this command
configure terminal (特権EXECモード) | +- boot system(グローバルコンフィグモード)
dir(特権EXECモード)
reboot(特権EXECモード)
reload(特権EXECモード)
show boot(特権EXECモード)
show system(非特権EXECモード)
(C) 2015 - 2022 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: 613-002107 Rev.AT