filter-endpoint

モード: Office365エンドポイントモード
カテゴリー: トラフィック制御 / URLオフロード

(config-endpoint-office365)# [no] filter-endpoint {include|exclude} key KEY boolean {true|false}

(config-endpoint-office365)# [no] filter-endpoint {include|exclude} key KEY string VALUE

(config-endpoint-office365)# [no] filter-endpoint {include|exclude} key KEY integer VALUE

Office365の情報提供サーバー経由で取得したエンドポイント情報のJSONデータのうち、特定のプロパティー値を持つグループ内の全エンドポイント（IPv4/IPv6アドレスおよびドメイン名）を受け入れる、あるいは、除去（フィルター）するよう設定する。
no形式で実行した場合は、指定した受け入れ設定または除去設定を削除する。

情報提供サーバーから取得するJSONデータは、提供サービスなどによって一連のエンドポイント（IPv4/IPv6アドレスおよびドメイン名）がグループ分けされており、各グループには複数のプロパティーが「キー・値」ペアの形式で付随している。
（取得した生JSONデータはshow url-offload endpoint-source office365 raw-dataコマンドで確認可能）

次に例として取得したJSONデータの一部分を示す。
ここでは、中括弧 { ... } で囲まれている部分が1つのエンドポイントグループを表している。
この例では途中が省略されているが、少なくとも id=1、id=2、id=149 の3つのエンドポイントグループを見ることができる。

各グループにはIPv4/IPv6アドレスの一覧を表す "ips": [ ... ] 配列やドメイン名（FQDN）の一覧を表す "urls": [ ... ] 配列のほかにも、"id": 1 や "required": true のような「キー: 値」形式のプロパティーが複数関連づけられている。
本コマンドでは、任意のプロパティー値を基準にして、特定のグループを受け入れたり、除去したりする設定が可能。

[
  {
    "id": 1,
    "serviceArea": "Exchange",
    "serviceAreaDisplayName": "Exchange Online",
    "urls": [
      "outlook.office.com",
      "outlook.office365.com"
    ],
    "ips": [
      "13.107.6.152/31",
      "13.107.18.10/31",
      ...
      "2603:1006::/40",
      "2603:1016::/36",
      ...
    ],
    "tcpPorts": "80,443",
    "expressRoute": true,
    "category": "Optimize",
    "required": true
  },
  {
    "id": 2,
    "serviceArea": "Exchange",
    ...
  },
  ...
  {
    "id": 149,
    "serviceArea": "Common",
    "serviceAreaDisplayName": "Microsoft 365 Common and Office Online",
    "urls": [
      "workplaceanalytics.cdn.office.net",
      "workplaceanalytics.office.com"
    ],
    "tcpPorts": "80,443",
    "expressRoute": false,
    "category": "Default",
    "required": true
  }
]

パラメーター

`include`	指定したプロパティー値を持つグループ内のエンドポイントを受け入れる
`exclude`	指定したプロパティー値を持つグループ内のエンドポイントを除去する。includeとexcludeではexcludeのほうが効力が強いため、両方にマッチするグループはexcludeされる
`key KEY`	照合対象のキー（プロパティー名）
`boolean {true\|false}`	対象プロパティー値を真偽値として照合する
`integer VALUE`	対象プロパティー値を整数値として照合する
`string VALUE`	対象プロパティー値を文字列として照合する

使用例

■ requiredプロパティーがtrueのエンドポイントグループを受け入れる。

awplus(config-endpoint-office365)# filter-endpoint include key required boolean true ↓

■ id=32のグループを除くすべてのエンドポイントグループを受け入れる。

awplus(config-endpoint-office365)# filter-endpoint include all ↓
awplus(config-endpoint-office365)# filter-endpoint exclude key id integer 32 ↓

■ categoryプロパティーが「Optimize」という文字列のエンドポイントグループを受け入れる。

awplus(config-endpoint-office365)# filter-endpoint include key category string Optimize ↓

コマンドツリー

endpoint-source type office365 (URLオフロードモード)
    |
    +- filter-endpoint（Office365エンドポイントモード）

filter-endpoint

パラメーター

使用例

コマンドツリー

関連コマンド