pac-file http-server port

モード: URLオフロードモード
カテゴリー: トラフィック制御 / URLオフロード


(config-url-offload)# pac-file http-server port <1-65535>

(config-url-offload)# no pac-file http-server


URLオフロード機能において、プロキシー自動構成ファイル(PACファイル)配布用のWebサーバーを有効化する。
no形式で実行した場合はPACファイル配布用のWebサーバーを無効化する。

本コマンド有効時、URLオフロード機能によって生成されたPACファイルはWebサーバー上のパス /wpad.dat でアクセス可能。


パラメーター

<1-65535> PACファイル配布用WebサーバーのリスニングTCPポート


使用例

■ PACファイル配布用のWebサーバーをTCPポート4080番で有効化する。

awplus(config-url-offload)# pac-file http-server port 4080

■ PACファイル配布用のWebサーバーを無効化する。
awplus(config-url-offload)# no pac-file http-server


注意・補足事項

■ PACファイル配布用WebサーバーのTCPポートは、管理用Webサーバー(Web GUI)のHTTP/HTTPSポートとは異なる設定にすることを推奨。

管理用Webサーバーのポートは次のコマンドで設定し、それぞれ下記の初期値を持つ。

本コマンドでこれら管理用Webサーバーのポートを指定した場合、管理用Webサーバーと同じポート/プロトコルでPACファイルが配布される。
管理用WebサーバーのHTTPポートとHTTPSポートが両方とも設定されている場合、HTTPポートへのアクセスはHTTPSポートのHTTPS URLにリダイレクトされるため、たとえば管理用WebサーバーのHTTP/HTTPSポートが初期設定のときに、本コマンドで80番ポートを指定した場合、PACファイルには下記のいずれかのURLでアクセスできる(本製品のIPアドレスを192.168.10.1と仮定)。

(1) http://192.168.10.1/wpad.dat
(2) https://192.168.10.1/wpad.dat

この場合、URL (1)へのアクセスは(2)にリダイレクトされるため、クライアントに設定するURLとしては不要なリダイレクトの発生しない (2) のほうが望ましい。


コマンドツリー

url-offload (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- pac-file http-server port(URLオフロードモード)

関連コマンド

http port(グローバルコンフィグモード)
http secure-port(グローバルコンフィグモード)
service http(グローバルコンフィグモード)
show http(非特権EXECモード)



(C) 2015 - 2022 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-002107 Rev.AT