show interface

モード: 非特権EXECモード
カテゴリー: インターフェース / 一般設定


> show interface [IFRANGE] [brief]


指定したインターフェースの情報を表示する。


パラメーター

IFRANGE インターフェース名。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能。種類の異なるインターフェースを混在させてもよい。省略時はすべてのインターフェースが対象となる
brief インターフェースの情報を簡潔に表示させたいときに指定する。省略時は詳細な情報が表示される


使用例

awplus# show interface
Interface port1.0.1
  Scope: both
  Link is DOWN, administrative state is UP
  Thrash-limiting
    Status Not Detected, Action learn-disable, Timeout 1(s)
  Hardware is Ethernet, address is e01a.ea45.d782
  index 5001 metric 1 mru 1522
  configured duplex auto, configured speed auto, configured polarity auto
  <UP,BROADCAST,MULTICAST>
  SNMP link-status traps: Disabled
    input packets 0, bytes 0, dropped 0, multicast packets 0
    output packets 0, bytes 0, multicast packets 0, broadcast packets 0
    input average rate : 30 seconds 0 bps, 5 minutes 0 bps
    output average rate: 30 seconds 0 bps, 5 minutes 0 bps
  Time since last state change: 0 days 00:05:32
Interface port1.0.2
  Scope: both
  Link is DOWN, administrative state is UP
  Thrash-limiting
    Status Not Detected, Action learn-disable, Timeout 1(s)
  Hardware is Ethernet, address is e01a.ea45.d782
  index 5002 metric 1 mru 1522
  configured duplex auto, configured speed auto, configured polarity auto

表 1:詳細表示(briefオプション未指定時)
Interface インターフェース名
Link is リンクステータス
administrative state is 管理ステータス。UP(ポートが有効に設定されている)、DOWN(ポートが無効に設定されている)、err-disabled(製品の機能によりポートがブロックされてリンクダウンしている)
Thrash-limiting MACアドレススラッシングプロテクションの状態(Status)と設定(ActionとTiemout)が表示される。StatusにはNot Detected(スラッシング未検出)とDetected(スラッシング検出中)がある。Actionはthrash-limitingコマンドのactionパラメーター設定値。Timeoutは同コマンドのtimeoutパラメーター設定値。スイッチポート(port)にだけ表示される
Hardware is インターフェース種別。Ethernet、VLAN、Loopbackがある
address is 物理(MAC)アドレス
DHCP client enabled on interface 該当インターフェースでDHCPクライアント機能が有効な場合に表示される
IPv4 address IPアドレス/マスク長。IPアドレスが設定されているときだけ表示される
broadcast IPブロードキャストアドレス。IPアドレスが設定されているときだけ表示される
IPv6 address IPv6アドレス/プレフィックス長。IPv6アドレスが設定されているときだけ表示される。該当アドレスの状態がpreferred(優先アドレス)以外の場合は、行末にtentative(暫定アドレス)、DAD failed(暫定アドレスの重複を検出)、deprecated(非推奨アドレス)のいずれかの状態が表示される。また、状態のあとにアスタリスク(*)が表示されている場合、該当アドレスが自動設定されたことを示す。IPv6アドレスの状態についてはshow ipv6 interfaceコマンドのページを参照
Description インターフェースの説明文
index インターフェースインデックス番号(ifIndex)
current duplex 実際のデュプレックスモード。物理インターフェース(port)にだけ表示される
current speed 実際の通信速度。物理インターフェース(port)にだけ表示される
polarity 極性。物理インターフェース(port)にだけ表示される
configured duplex デュプレックスモードの設定値。物理インターフェース(port)にだけ表示される
configured speed 通信速度の設定値。物理インターフェース(port)にだけ表示される
metric メトリック
mtu MTU(Maximum Transmission Unit)
mru MRU(Maximum Receive Unit)
arp ageing timeout ARPタイムアウト(ARPエントリー保持時間)
<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST> インターフェースフラグの状態
SNMP link-status traps SNMPのリンクステータス通知メッセージを生成するかどうか。Sending(生成する)、Disabled(生成しない)のいずれか。Sendingに設定されており、なおかつ、単位時間あたりの生成数に上限が設定されている場合は「(suppressed after 20 traps in 30 sec)」のような形式で上限値も表示される。上限が設定されていない場合は「(suppression disabled)」と表示される
Egress Rate Limit ポート帯域制限機能の送信レート上限値。上限値が設定されているときだけ表示される
input packets 受信パケット数。以下、受信パケットに関して、bytes(バイト数)、dropped(破棄パケット数)、multicast packets(マルチキャストパケット数)が表示される
output packets 送信パケット数。以下、送信パケットに関して、bytes(バイト数)、multicast packets(マルチキャストパケット数)、broadcast packets(ブロードキャストパケット数)が表示される
input average rate 30秒間と5分間の平均入力レート。インターフェース統計情報(service statistics interfaces counterコマンド)が有効な場合(デフォルト有効)にだけ表示される
output average rate 30秒間と5分間の平均出力レート。インターフェース統計情報(service statistics interfaces counterコマンド)が有効な場合(デフォルト有効)にだけ表示される
input peak rate 入力ピークレートとピーク時の日時。インターフェース統計情報(service statistics interfaces counterコマンド)が有効な場合(デフォルト有効)にだけ表示される。ただし、起動後一度もリンクアップしていないポートでは表示されない
output peak rate 出力ピークレートとピーク時の日時。インターフェース統計情報(service statistics interfaces counterコマンド)が有効な場合(デフォルト有効)にだけ表示される。ただし、起動後一度もリンクアップしていないポートでは表示されない
Time since last state change 前回ステータス変更後の経過時間

表 2:簡潔表示(briefオプション指定時)
Interface インターフェース名
Status 管理ステータス
Protocol リンクステータス


注意・補足事項

■ 各インターフェースのインターフェースインデックス番号(ifIndex)は次のとおり。

表 1
インターフェース種別
インターフェースインデックス番号(ifIndex)
ループバックインターフェース(lo) 1
VLAN(vlanX) 300 + X
スタティックチャンネルグループ(saX) 4500 + X
LACPチャンネルグループ(poX) 4750 + X
スイッチポート(port1.0.X) 5000 + X

■ droppedカウンターはカウントされません。show platform port countersコマンドのifInDiscardsカウンターで確認してください。

■ administrative stateのerr-disabledは、製品の機能によってポートがリンクダウンしている場合にのみ表示されます。このため、ループガードの一部アクションやSTPなどの機能によって、リンクアップしたままポートがブロックされている状態となった場合、err-disabledとは表示されずUPと表示されます。


関連コマンド

duplex(インターフェースモード)
egress-rate-limit(インターフェースモード)
ip address dhcp(インターフェースモード)
ip address(インターフェースモード)
ipv6 address(インターフェースモード)
polarity(インターフェースモード)
service statistics interfaces counter(グローバルコンフィグモード)
show ip interface(非特権EXECモード)
show ipv6 interface(非特権EXECモード)
shutdown(インターフェースモード)
snmp trap link-status(インターフェースモード)
snmp trap link-status suppress(インターフェースモード)
speed(インターフェースモード)
thrash-limiting(インターフェースモード)
vlan(VLANモード)



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