use-subscriber-id

モード: DHCPモード
カテゴリー: IP付加機能 / DHCPサーバー


(dhcp-config)# [no] use-subscriber-id


対象DHCPプールにおいて、リレーエージェント経由でアクセスしてきたDHCPクライアント(リモートクライアント)を、リレーエージェント情報オプションのSubscriber-IDサブオプションの値によって識別するよう指示する。
no形式で実行した場合は、Subscriber-IDによるクライアントの識別を無効にする。
初期設定は無効。

本設定が有効な場合、各リモートクライアントは内部的に下記の識別子(クライアントID)を持つものとみなされるため、hostコマンドの client-id CLIENTID パラメーターを使用することでこれらの識別子にもとづく静的割り当てが可能になる。


本設定は対象DHCPプールがリモートサブネット向けである場合(クライアントがDHCPリレーエージェント経由でDHCPサーバーにアクセスしてくる場合)のみ有効。ローカルサブネット向けのプールでは本設定は無視される。


注意・補足事項

■ リモートサブネット向けのDHCPプール(クライアントがDHCPリレーエージェントの向こう側に存在するケース)で本設定が有効な場合、リレーエージェント経由で届くDHCPパケットにはリレーエージェント情報オプションと同オプションのSubscriber-IDサブオプションが必須。該当環境において同サブオプションが付いていないDHCPパケットは破棄されるので、リレーエージェント側で同サブオプションを付加するよう設定すること(ip dhcp-relay agent-option subscriber-idコマンド)。


コマンドツリー

ip dhcp pool (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- use-subscriber-id(DHCPモード)

関連コマンド

host(DHCPモード)
ip dhcp pool(グローバルコンフィグモード)
ip dhcp use-subscriber-id(インターフェースモード)
ip dhcp-relay agent-option subscriber-id(インターフェースモード)
service dhcp-server(グローバルコンフィグモード)
show ip dhcp binding(非特権EXECモード)



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