無線LANコントローラー(AWC対応) / SNMPエージェント


設定手順
SNMPv1/v2c 使用時の設定
SNMPv3 使用時の設定
その他の設定
通知メッセージの種類


SNMPエージェント機能を使用するために必要な設定の流れを説明します。
Note
AT-TQ6602のバージョン7.0.0-1.1、7.0.0-1.3では、本機能は未サポートです。
Note
AT-TQ6702 GEN2、AT-TQm6702 GEN2では、本機能はバージョン8.0.1-1.1以降でサポートです。
Note
SNMPエージェントのシステム管理責任者名および設置場所の設定はできません。設定が必要な場合はAPのWeb設定画面から設定してください。
SNMPエージェントの設定は、AP共通設定(APプロファイル)の一部として行います。
SNMPエージェントの作成・確認にかかわるコマンドは以下のとおりです。
SNMPエージェントの設定手順は以下の「設定手順」をご覧ください。
実施内容
初期設定
コマンド
設定コマンド
SNMPエージェント設定の作成 未作成 snmp(APプロファイルモード)
 SNMPエージェントの有効・無効 無効  enable(APプロファイル・SNMPモード)
 バージョン v1v2c  version(APプロファイル・SNMPモード)
 ポート 161  port(APプロファイル・SNMPモード)
 読み出し権限のコミュニティー名 public  community read-only(APプロファイル・SNMPモード)
 トラップのコミュニティー名 public  community trap(APプロファイル・SNMPモード)
 SNMPオペレーションを許可するホスト(FQDN)またはサブネットのIPアドレス 未設定  permit host(APプロファイル・SNMPモード)
 トラップホストのホスト名(FQDN)またはIPアドレス 未設定  trap host(APプロファイル・SNMPモード)
 ユーザー名、パスワード 未設定  username password(APプロファイル・SNMPモード)
 トラップタイプ 未設定  enable trap(APプロファイル・SNMPモード)
確認コマンド
APプロファイル単位のSNMPエージェント状態表示   show wireless ap-profile(非特権EXECモード)

設定手順

SNMPv1/v2c 使用時の設定

ここでは、SNMPv1/v2cの設定方法について解説します。
  1. snmpコマンドでSNMPエージェント機能設定モードに入ります。
    Controller(config-ap-profile)# snmp
    
  2. community read-onlyコマンドで読み取り専用のコミュニティー名「viewers」を指定します。
    Controller(config-ap-profile-snmp)# community read-only viewers
    
  3. community trapコマンドで通知メッセージを送信するコミュニティー名「viewers」を指定します。
    Controller(config-ap-profile-snmp)# community trap viewers
    
  4. trap hostコマンドで通知メッセージの送信先ホストを指定します。
    Controller(config-ap-profile-snmp)# trap host 192.168.1.10
    
  5. enable trapコマンドで通知メッセージの種類を指定します。
    Controller(config-ap-profile)# enable trap auth coldstart link
    
  6. enableコマンドでSNMPエージェント機能の設定を有効にします。
    Controller(config-ap-profile)# enable
    
すでにAPを管理している状態で本設定を追加した場合は、設定完了後に wireless ap-configuration apply apコマンドで設定適用を行ってください。

SNMPv3 使用時の設定

ここでは、SNMPv3 の設定方法について解説します。
Note
SNMPv3設定はAT-TQ6602のバージョン7.0.1-0.1以降、および、AT-TQ5403、AT-TQm5403、AT-TQ5403e、AT-TQ1402、AT-TQm1402のバージョン6.0.1-2.1以降でのみサポート。
Note
SNMPエンジンIDは無線AP自身で自動生成されます。
  1. snmpコマンドでSNMPエージェント機能設定モードに入ります。
    Controller(config-ap-profile)# snmp
    
  2. versionコマンドでSNMPバージョンを指定します。
    Controller(config-ap-profile-snmp)# version v3
    
  3. username passwordコマンドでSNMPv3用ユーザーを指定します。
    Controller(config-ap-profile-snmp)# username supervisor password mugomugo
    
  4. trap hostコマンドで通知メッセージの送信先ホストを指定します。
    Controller(config-ap-profile-snmp)# trap host 192.168.1.10
    
  5. enable trapコマンドで通知メッセージの種類を指定します。
    Controller(config-ap-profile)# enable trap auth coldstart link
    
  6. enableコマンドでSNMPエージェント機能の設定を有効にします。
    Controller(config-ap-profile)# enable
    
すでにAPを管理している状態で本設定を追加した場合は、設定完了後に wireless ap-configuration apply apコマンドで設定適用を行ってください。

その他の設定

通知メッセージの種類

指定可能な通知メッセージはAPの機種ごとに異なります。
機種名
指定可能な通知メッセージ
AT-TQ6702 GEN2 coldstart、link、auth
AT-TQm6702 GEN2
AT-TQ6602 GEN2
AT-TQm6602 GEN2
AT-TQ6602
AT-TQ5403
AT-TQm5403
AT-TQ5403e
AT-TQ1402
AT-TQm1402
AT-TQ4600 coldstart、link、auth、association、filtered-sta、radius-auth-success、radius-auth-fail、dfs
AT-TQ4400e


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