[index] AT-TQRシリーズ コマンドリファレンス 5.5.3
モード: 無線ネットワークモード
カテゴリー: 無線機能 / 無線ネットワーク設定
(config-wireless-network)# [no] proxy-arp enable
対象無線ネットワークでプロキシーARPを有効にする。
有効時は無線APに接続されている無線クライアントのIPアドレス宛てのARP要求に代理応答し無線VAPからは送信されない。無線APに接続されていない無線クライアント宛てのARP要求は破棄し、無線VAPから送信されない。無効はプロキシARPを使用しない。すべてのARP要求は無線VAPから送信される。
no形式で実行した場合は初期設定に戻る。
初期設定は無効。
■ プロキシARPが有効のとき、本無線APは未学習の無線クライアント宛てのARP要求は破棄される。プロキシARPが動作するには無線APが接続されている無線クライアントのIP情報を学習する必要があり、下記のいずれかのフレームによって学習が行われる。
下記フレームのやり取りが発生しない無線クライアントとは通信ができなくなるので、その際はプロキシARPを使用しない。
DHCP Ack ※1
ARP Announcement ※2
ARP Probe ※2
ARP request ※2
ARP reply ※2
※1 無線クライアントに対するDHCP Ackが送信されたとき
※2 無線クライアントからの該当フレームが送信されたとき
■ プロキシARPと無線クライアントの分離機能を併用した際、ARP Probeによる無線クライアントのIP学習は行えない。
network (無線設定モード) | +- proxy-arp enable(無線ネットワークモード)
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