インターフェース / スイッチポート
本製品のLANポート(スイッチポート)は、初期状態ですべて有効に設定されており、互いに通信可能な状態にあります(すべてのスイッチポートがvlan1に所属しています)。スタンドアローンのレイヤー2スイッチとして使うのであれば、特別な設定は必要ありません。設置・配線を行うだけで使用できます。
本マニュアルでは「LANポート」のことを、スイッチ製品にならって「スイッチポート」と表記しています。「LANポート」と「スイッチポート」は同じ意味ですので、適宜読み替えてください。また同様に、「スイッチ」は「LAN側スイッチ」のことを表しています。
UTPケーブルを接続したとき、1000Mでのリンクアップが可能であるにもかかわらず、1000Mより低いリンクスピードにてリンクアップする場合があります。その場合はUTPケーブルを接続しなおしてください。
ポートの指定
スイッチポート
本製品のスイッチポートは次の形式で表します。
portX.Y.Z
- Xはスタック機能で使用するメンバーIDですが、本製品はスタック機能をサポートしていないため、つねに「1」を指定します、
- Yは拡張モジュールベイの番号ですが、本製品は拡張モジュールベイを持たないため、つねに「0」を指定します。
- Zはポート番号です。
たとえば、LAN側スイッチポート「1」は次のように表します。
port1.0.1
ポートとインスタンス
スイッチポートは、パケットの転送処理を行う「スイッチチップ」によって相互接続されています。
本製品では、スイッチチップを「スイッチインスタンス」または単に「インスタンス」と呼びます。通常、インスタンスの存在を意識する必要はありませんが、特定の機能において、インスタンスに関連する注意・制限事項が存在する場合もありますのでご注意ください。
基本コマンド
スイッチポートに対して操作を行う基本的な設定コマンドを紹介します。詳細はコマンドリファレンスをご覧ください。
■ ポートを無効化するにはshutdownコマンドを使います。
awplus(config)# interface port1.0.1 ↓
awplus(config-if)# shutdown ↓
■ ポートを再度有効化するにはshutdownコマンドをno形式で実行します。
awplus(config)# interface port1.0.1 ↓
awplus(config-if)# no shutdown ↓
■ ポートの通信速度とデュプレックスモードを固定設定するにはspeedコマンドとduplexコマンドを使います。たとえば、スイッチポート1.0.1の通信モードを100M Full Duplex固定に設定するには、次のようにします。初期設定では各ポートでオートネゴシエーションが有効になっています。
awplus(config)# interface port1.0.1 ↓
awplus(config-if)# speed 100 ↓
awplus(config-if)# duplex full ↓
■ MDI/MDI-X自動認識が有効なポートをMDI固定またはMDI-X固定に設定するには、polarityコマンドで極性を指定します。
awplus(config)# interface port1.0.1 ↓
awplus(config-if)# polarity mdi ↓
■ ポートの設定や状態、統計カウンターを表示するにはshow interfaceコマンドを使います。
awplus> show interface port1.0.1 ↓
■ ポートの統計カウンターをクリアするにはclear port counterコマンドを実行します。
awplus> clear port counter port1.0.1 ↓
パケットストームプロテクション
パケットストームプロテクションは、ブロードキャスト/マルチキャスト/未学習のユニキャストパケットの受信レートに上限を設定し、パケットストームを防止するための機能です。設定値を上回るレートでこれらのパケットを受信した場合、超過分のパケットは破棄されます。本機能は初期設定ではオフになっています。
各パケットの受信レートに上限値を設定するには、インターフェースモードのstorm-control levelコマンドを使います。
■ ポート1.0.1に対して、ブロードキャストパケットの受信レートをポート帯域の30%までに制限するには、次のようにします。
awplus(config)# interface port1.0.1 ↓
awplus(config-if)# storm-control broadcast level 30 ↓
■ ポート1.0.1に対して、マルチキャストパケットの受信レートをポート帯域の50%までに制限するには、次のようにします。
awplus(config)# interface port1.0.1 ↓
awplus(config-if)# storm-control multicast level 50 ↓
■ ポート1.0.1に対して、未学習のMACアドレス宛てユニキャストパケットの受信レートをポート帯域の70%までに制限するには、次のようにします。
awplus(config)# interface port1.0.1 ↓
awplus(config-if)# storm-control dlf level 70 ↓
■ 受信レートの制限を解除するには、storm-control levelコマンドで上限値「100」を指定するか、同コマンドをno形式で実行します。たとえば、ポート1.0.1からブロードキャストパケットの受信レート制限を解除するには、次のようにします。
awplus(config)# interface port1.0.1 ↓
awplus(config-if)# no storm-control broadcast level ↓
■ スイッチポートにおける受信レート上限値設定は、show storm-controlコマンドで確認できます。
トリガー
トリガー機能を使用すると、スイッチポートのリンクアップ、リンクダウン時に任意のスクリプトを実行させることができます。
スイッチポートのリンクアップ、リンクダウンは、インターフェーストリガー(type interfaceコマンド)を使って捕捉します。
次にインターフェーストリガーの設定例を示します。ここでは、スイッチポート1.0.1がリンクダウンしたらflash:/p101down.scpを、リンクアップしたらflash:/p101up.scpを実行するように設定します。
なお、トリガーの詳細については、「運用・管理」の「トリガー」をご覧ください。
- リンクダウン時にflash:/p101down.scpを実行するインターフェーストリガー「1」を作成します。
awplus(config)# trigger 1 ↓
awplus(config-trigger)# type interface port1.0.1 down ↓
awplus(config-trigger)# script 1 flash:/p101down.scp ↓
awplus(config-trigger)# exit ↓
- リンクアップ時にflash:/p101up.scpを実行するインターフェーストリガー「2」を作成します。
awplus(config)# trigger 2 ↓
awplus(config-trigger)# type interface port1.0.1 up ↓
awplus(config-trigger)# script 1 flash:/p101up.scp ↓
awplus(config-trigger)# end ↓
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