auth forward

モード: インターフェースモード
カテゴリー: インターフェース / ポート認証


(config-if)# [no] auth forward [A.B.C.D|A.B.C.D/M] {arp|dhcp|dns|tcp <1-65535>|udp <1-65535>}


対象スイッチポートでポート認証を使用するとき、未認証Supplicantに送受信を許可するパケットの種類を設定する。
no形式で実行した場合は指定したパケットを受信・転送しないよう設定する。
初期設定ではどのパケットも受信・転送しない。
ただし、Web認証を有効にしたポートでは、ARP、DHCP、DNSの受信・転送が自動的に有効化される。


パラメーター

A.B.C.D|A.B.C.D/M 終点IPアドレス。特定のアドレス宛てのパケットだけを転送したい場合に指定する。単一IPアドレス(A.B.C.D)、あるいは、マスク長 /M による範囲指定(A.B.C.D/M)が可能。本パラメーターは、dns、tcp、udpパラメーターとの併用のみをサポート
arp ARPパケット
dhcp DHCPサーバー宛てのUDPパケット(67/udp)
dns DNSサーバー宛てのUDPパケット(53/udp)
tcp <1-65535> 指定したポート番号宛てのTCPパケット
udp <1-65535> 指定したポート番号宛てのUDPパケット


使用例

■ プロキシー自動構成ファイル(PACファイル)を取得するため、未認証のSupplicant(Webブラウザー)がHTTPサーバー192.168.10.5にアクセスできるよう設定する。

awplus(config-if)# auth forward 192.168.10.5 tcp 80


注意・補足事項

■ 本コマンドを実行するには、あらかじめ対象インターフェースでポート認証機能を有効にしておく必要がある。

■ Web認証が有効なポートではARP、DHCP、DNSの受信・転送が有効になっているが、これらをno形式によって明示的に無効化した場合でも、Web認証に必要な本体宛てのARPとDNS/HTTP/HTTPSについては、未認証時でも次のように特別な処理が行われる。


■ Web認証のみが有効なポートでWeb認証を無効にした場合、ARP、DHCP、DNSの受信・転送も自動的に無効化されるが、Web認証以外の認証方式も有効なポートでWeb認証のみを無効にした場合は、ARP、DHCP、DNSの受信・転送は有効のまま変化しない。


コマンドツリー

interface (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- auth forward(インターフェースモード)

関連コマンド

auth-mac enable(インターフェースモード)
auth-web enable(インターフェースモード)
auth-web-server dhcp wpad-option(グローバルコンフィグモード)
auth-web-server intercept-port(グローバルコンフィグモード)
copy(特権EXECモード)
dot1x port-control(インターフェースモード)
show auth(特権EXECモード)



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