Web GUI / セキュリティー


エンティティー
ゾーン
ネットワーク
ホスト
エンティティー定義の作成手順
アプリケーション
ファイアウォール
NAT
侵入防御
カスタムURLフィルター
IPsec
IPsecプロファイル
プロファイル追加(IPsec)
ISAKMPプロファイル
プロファイル追加(ISAKMP)
ISAKMPピア
ダイナミック(アドレス不定)ピア
ピア追加
IPsec SA
ISAKMP SA


セキュリティーメニュー配下の各画面では、下記機能の情報確認と設定が行えます。
各機能の詳細は、該当機能の解説ページをご参照ください。
Note
CLIにおける制限事項は、基本的にすべてWeb GUIでの操作にも該当します。Web GUI上で各種機能の設定を行うときは、該当機能の解説編・コマンド編に記載の制限事項をご参照ください(全角文字および半角カナも入力できません)。
Note
Web GUIの画面、メニュー構成、機能などは、製品機種やファームウェア、GUIファイルのバージョンによって異なる可能性があります。
本マニュアルは、GUIバージョン2.17.1をもとに記述しています。
Note
Web GUIの画面を開いた状態で長期間操作をしない状態が続くと、画面表示が正しく行われなくなることがあります。その場合はいったんログアウトし、再ログインしてください。

エンティティー

エンティティー定義の作成、編集と確認が行えます。
詳細は「UTM」/「エンティティー定義」をご覧ください。

次はデフォルトのグリッド形式表示の例です。

定義済みエンティティーの一覧をグリッド形式で表示します。エンティティー管理画面を開いたときはこの形式で表示されます
定義済みエンティティーの一覧をリスト形式で表示します。
ゾーン追加ボタン 新規ゾーンを追加するゾーン追加ダイアログが開きます
x ゾーン | y ネットワーク | z ホスト 定義済みのゾーン数(x)、ネットワーク数(y)、ホスト数(z)が表示されます

次にリスト形式表示の例を示します。

以下、リスト形式表示にのみ存在する項目について説明します。その他の項目についてはグリッド形式表示の説明をご覧ください。
Expand All ∨ リストの全項目を展開し、ゾーン>ネットワーク>ホストのすべての階層が表示された状態にします
Expand All ∧ リストの全項目を折りたたみ、トップレベルのゾーン名のみが表示された状態にします
ゾーン、ネットワーク、ホスト項目右側の下向き矢印をクリックすると、該当項目が展開され、該当項目の内容や下位項目が表示されます
ゾーン、ネットワーク、ホスト項目右側の上向き矢印をクリックすると、該当項目が折りたたまれ、該当項目の内容や下位項目が表示されなくなります

これ以降の説明はデフォルトのグリッド形式表示を前提としていますが、リスト形式表示でも基本的な表示項目や操作方法は同じです。

ゾーン

エンティティー管理画面の初期状態では定義済みゾーンの一覧が表示されます。

(Z) dmz(例) ゾーンの名前が表示されます
編集ボタン ゾーンの削除を行うためのダイアログが開きます
X ネットワーク ゾーンに所属するネットワークの数(X)が表示されます
ネットワーク追加ボタン 該当ゾーンにネットワークを追加するためのネットワーク追加ダイアログが開きます
(N) servernet Xホスト ▶ ゾーンに所属するネットワークの名前(例ではservername)と該当ネットワークに所属するホストの数(X)が表示されます。右向き三角をクリックすると、該当ネットワークの情報に表示が切り替わります。

ネットワーク

さらに、ネットワーク名見出しの左側に表示されている左向き三角をクリックすると、該当ネットワークが所属しているゾーンの情報に表示が切り替わります。

◀ (N) servernet(例) ネットワークの名前が表示されます。左向き三角をクリックすると、該当ネットワークが所属しているゾーンの情報に表示が切り替わります
編集ボタン ネットワークの編集(ネットワークの名前変更と削除、サブネットの追加、削除)を行うためのダイアログが開きます
X ホスト 該当ネットワークに所属するホストの数(X)が表示されます
ホスト追加ボタン 該当ネットワークにホストを追加するためのホスト追加ダイアログが開きます
IP ネットワークに関連付けられているサブネットのネットワークアドレスが表示されます
インターフェース ネットワークに関連付けられているサブネットの存在するインターフェースが表示されます
(H) ホスト ▶ 右向き三角をクリックすると、ホスト定義一覧に表示が切り替わります。

ホスト

ネットワークに所属するホスト定義の一覧が表示されます。
ここから、「ホスト」見出しの左側に表示されている左向き三角をクリックすると、該当ホストが所属しているネットワークの情報に表示が切り替わります。

◀ (H) ホスト 左向き三角をクリックすると、該当ホストが所属しているネットワークの情報に表示が切り替わります
編集ボタン ホスト一覧の編集(ホストの追加、削除)を行うためのホスト編集ダイアログが開きます
dns(例) ホストの名前が表示されます
IP ホストのIPアドレスが表示されます

エンティティー定義の作成手順

エンティティー定義の作成は次の流れで行います。
  1. トップレベルの「ゾーン」を作成します。
  2. ゾーン内に「ネットワーク」を作成し、サブネットアドレスを関連付けます。
  3. ネットワーク内に「ホスト」を作成します。

次に基本的なエンティティー定義作成手順の例を示します。
  1. ゾーン作成

  2. ネットワーク作成

  3. ホスト作成

アプリケーション

アプリケーション定義の作成、編集と確認が行えます。
詳細は「UTM」/「アプリケーション定義」をご覧ください。


ファイアウォール

ファイアウォール機能のオン、オフとルールの作成、編集、確認が行えます。
詳細は「UTM」/「ファイアウォール」をご覧ください。
Note
ファイアウォールを有効にするときは、事前にWeb GUIへのアクセスを許可するルールが設定されていることを確認してください。
Note
Web GUIで操作できるファイアウォールのルールは100件までです。100件を超えるルールの操作および設定を行う場合はCLIから行ってください。


NAT

NAT機能のオン、オフとルールの作成、編集、確認が行えます。
詳細は「UTM」/「NAT」をご覧ください。


侵入防御

侵入防御(IPS)機能のオン、オフとアクションの設定、確認が行えます。
詳細は「UTM」/「侵入防御(IPS)」をご覧ください。


カスタムURLフィルター

URLフィルター機能のオン、オフとホワイトリスト、ブラックリストファイルの指定、確認が行えます。
詳細は「UTM」/「URLフィルター」をご覧ください。


IPsec

IPsec/ISAKMPプロファイルの作成と内容確認、ISAKMPピアごとのパスワード設定およびISAKMPプロファイル関連付け、IPsec SA/ISAKMP SAの確認が行えます。
Note
IPsecトンネルインターフェースの作成はインターフェース管理画面で行います。

本画面は複数の表とタブで構成されているため、以下ではタブごとに項目を説明します。

IPsecプロファイル

「IPsecプロファイル」タブには、IPsec通信の各種パラメーターを定義する設定要素「IPsecプロファイル」の一覧が表示されます。

名称 IPsecプロファイル名が表示されます
リプレイ防止ウィンドウ リプレイ防止ウィンドウサイズが表示されます
有効期間 (秒) IPsec SAの有効期間が表示されます
トランスフォーム 使用するトランスフォーム(暗号化アルゴリズム、認証アルゴリズムの組み合わせ)が表示されます
プロファイル追加ボタン IPsecプロファイルを追加するためのプロファイル追加ダイアログが開きます
削除ボタン IPsecプロファイルを削除します。削除前には確認のダイアログが表示されます。
※デフォルトIPsecプロファイル「default」は削除できません

プロファイル追加(IPsec)

IPsecプロファイルを新規追加するためのダイアログです。

プロファイル名 IPsecプロファイル名を入力してください
リプレイ防止ウィンドウ リプレイ防止ウィンドウサイズ(replay-window)を1~1024の範囲内で入力してください。
※ウィンドウサイズの拡大はリスクをともなうため十分な事前検討が必要です。詳しくはreplay-windowコマンドの注意・補足事項をご覧ください
有効期間 (秒) IPsec SAの有効期間(lifetime)を入力してください
トランスフォーム 使用するトランスフォーム(暗号化アルゴリズム、認証アルゴリズムの組み合わせ)(transform)を指定します。
右側の下向き矢印をクリックして「+ トランスフォーム追加」をクリックし、認証アルゴリズムと暗号化アルゴリズムを選択してください。トランスフォームは複数指定できます
キャンセルボタン IPsecプロファイルを追加せずに一覧画面に戻ります
適用ボタン IPsecプロファイルを追加して一覧画面に戻ります

ISAKMPプロファイル

「ISAKMPプロファイル」タブには、ISAKMP通信の各種パラメーターを定義する設定要素「ISAKMPプロファイル」の一覧が表示されます。

名称 ISAKMPプロファイル名が表示されます
自装置の認証方式 自装置の認証方式(対向装置から認証を受けるときの方式)が表示されます
対向装置の認証方式 対向装置の認証方式(対向装置を認証するときの方式)が表示されます
有効期間 (秒) ISAKMP SAの有効期間が表示されます
DPDキープアライブ送信間隔 DPD(Dead Peer Detection)キープアライブパケットの送信間隔が表示されます
トランスフォーム 使用するトランスフォーム(暗号化アルゴリズム、認証アルゴリズム、Diffie-Hellman(DH)グループの組み合わせ)が表示されます
プロファイル追加ボタン ISAKMPプロファイルを追加するためのプロファイル追加ダイアログが開きます
削除ボタン ISAKMPプロファイルを削除します。削除前には確認のダイアログが表示されます
※デフォルトISAKMPプロファイル「default」は削除できません

プロファイル追加(ISAKMP)

ISAKMPプロファイルを新規追加するためのダイアログです。

プロファイル名 ISAKMPプロファイル名を入力してください
自装置の認証方式 自装置の認証方式(対向装置から認証を受けるときの方式)(local authentication)を選択してください
対向装置の認証方式 対向装置の認証方式(対向装置を認証するときの方式)(remote authentication)を選択してください
有効期間 (秒) ISAKMP SAの有効期間(lifetime)を入力してください
DPDキープアライブ送信間隔 DPD(Dead Peer Detection)キープアライブパケットの送信間隔(dpd-interval)を入力してください
トランスフォーム 使用するトランスフォーム(暗号化アルゴリズム、認証アルゴリズム、Diffie-Hellman(DH)グループの組み合わせ)(transform)を指定します。
右側の下向き矢印をクリックして「+ トランスフォーム追加」をクリックし、認証アルゴリズム、暗号化アルゴリズム、DHグループを選択してください。トランスフォームは複数指定できます
キャンセルボタン ISAKMPプロファイルを追加せずに一覧画面に戻ります
適用ボタン ISAKMPプロファイルを追加して一覧画面に戻ります

ISAKMPピア

「ISAKMPピア」タブには、ISAKMPピアとISAKMPプロファイルの関連付け(ISAKMPピアとの通信にどのISAKMPプロファイルを使用するか)が一覧表示されます。

名称 ISAKMPプロファイルの適用対象となるISAKMPピアが表示されます
種類 名称欄の種類(指定方式)が表示されます
ISAKMPプロファイル ISAKMPピアとの通信で使用するISAKMPプロファイルが表示されます
ダイナミック(アドレス不定)ピアボタン IPアドレスが不定なピアとの通信に使用するISAKMPプロファイルを指定するためのダイナミック(アドレス不定)ピアダイアログが開きます
ピア追加ボタン アドレス/ホスト名が決まっているピアとの通信、あるいは特定のトンネルインターフェース経由の通信で使用するISAKMPプロファイルを指定するためのピア追加ダイアログが開きます
削除ボタン ISAKMPピアとISAKMPプロファイルの関連付けを削除します。削除前には確認のダイアログが表示されます

ダイナミック(アドレス不定)ピア

IPアドレスが不定なピアとの通信に使用するISAKMPプロファイルを指定するためのダイアログです。

ISAKMPプロファイル IPアドレスが不定なピアとの通信に使用するISAKMPプロファイルを選択してください
キャンセルボタン IPアドレスが不定なピアとISAKMPプロファイルの関連付けを追加せずに一覧画面に戻ります
適用ボタン IPアドレスが不定なピアとISAKMPプロファイルの関連付けを行い一覧画面に戻ります

ピア追加

アドレス/ホスト名が決まっているピアとの通信、あるいは特定のトンネルインターフェース経由の通信で使用するISAKMP認証パスワードとISAKMPプロファイルを指定するためのダイアログです。

名称 ISAKMPプロファイルの適用対象となるISAKMPピアを「ピア指定方法」欄で指定した形式で入力してください
ピア指定方法 「名称」の指定方法(入力形式)を次から選択してください。
・ホスト名 - ISAKMPピアをホスト名で指定します
・アドレス - ISAKMPピアをIPv4/IPv6アドレスで指定します
・ユーザー付きホスト名 - ISAKMPピアを「ユーザー@ホスト名」の形式で指定します
・トンネルインターフェース名 - トンネルインターフェース名を指定します(該当インターフェース上の通信すべてに指定したISAKMPプロファイルを使います)
ISAKMPプロファイル 「名称」、「ピア指定方法」欄で指定したISAKMPピアとの通信で使用するISAKMPプロファイルを選択してください
認証パスワード形式 該当ピアとの通信で使用する認証パスワードの形式を選択してください
認証パスワード 該当ピアとの通信で使用するISAKMPの認証パスワードを6~79文字で入力してください
キャンセルボタン ISAKMPピアとISAKMPプロファイルの関連付けを追加せずに一覧画面に戻ります
適用ボタン ISAKMPピアとISAKMPプロファイルの関連付けを追加して一覧画面に戻ります

IPsec SA

現在確立中のIPsec SAが一覧表示されます。

SPI IPsec SAの識別子であるSPI(Security Parameter Index)が表示されます
トラフィックセレクター IPsec保護の対象範囲を表すトラフィックセレクターが表示されます
ピア IPsecピア(IPsec SA対向装置)が表示されます
ポリシー名 トンネルインターフェース名が表示されます
モード IPsec動作モード(トンネル、トランスポート)が表示されます
プロトコル IPsecプロトコルが表示されます
認証アルゴリズム 認証アルゴリズムが表示されます
暗号化アルゴリズム 暗号化アルゴリズムが表示されます
有効期間 (秒) IPsec SAの有効期間が表示されます

ISAKMP SA

現在確立中のISAKMP SAが一覧表示されます。

クッキー ISAKMP SAの識別子であるクッキーが表示されます
ピア ISAKMPピア(ISAKMP SA対向装置)が表示されます
ポリシー名 トンネルインターフェース名が表示されます
IKEバージョン IKEバージョンが表示されます
認証 認証方式が表示されます
認証アルゴリズム 認証アルゴリズムが表示されます
暗号化アルゴリズム 暗号化アルゴリズムが表示されます
有効期間 (秒) ISAKMP SAの有効期間が表示されます
状態 ISAKMP SAの状態が表示されます


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PN: 613-003319 Rev.A