Web GUI / 無線管理




無線管理の各画面では無線機能の設定や情報確認が行えます。

「設定適用」ボタン 設定変更を本製品の動作に反映します。
Note
無線管理の各設定を行ったら、必ず画面右上の「設定適用」ボタンをクリックしてください。
未適用の設定変更がある場合は「設定適用」ボタンの隣に以下の表示が現れます。

Note
CLIにおける制限事項は、基本的にすべてWeb GUIでの操作にも該当します。Web GUI上で各種機能の設定を行うときは、該当機能の解説編・コマンド編に記載の制限事項をご参照ください(全角文字および半角カナも入力できません)。
Note
Web GUIの画面、メニュー構成、機能などは、ファームウェアのバージョンによって異なる可能性があります。
Note
Web GUIの画面を開いた状態で長期間操作をしない状態が続くと、画面表示が正しく行われなくなることがあります。その場合はいったんログアウトし、再ログインしてください。

一般

「一般」画面では、リモート管理セッション、カントリーコード、屋外使用、LED、リセットボタン、MACフィルターの確認と設定が行えます。

リモート管理セッション 遠隔管理セッション数の設定を行います(未サポート)。
カントリーコード JP(設定変更はできません)。
屋外使用 屋外使用の有効、無効を切り替えます。
LED エコモードの設定を行います。
リセットボタン有効化 リセットボタンの有効、無効を切り替えます。
MACフィルター グローバルなMACフィルター(APプロファイルに割り当てるMACフィルター)の設定を行います。

リモート管理セッション(未サポート)

本画面は未サポートです。


カントリーコード

設定されている国コード(JP)が表示されます。国コードの設定変更はできません。

屋外使用

本製品を屋外で使用する場合は「有効」、使用しない場合は「無効」にします。
デフォルトは「有効」です。

LED

エコモードの設定、PoE LEDの点灯色の設定を行います。

エコモード エコモードの有効、無効を切り替えます。LEDを点灯する場合は「無効」、点灯させない場合は「有効」にします。デフォルトは「無効」です。
PoE LED サポート対象外。本設定は意味を持ちません。

リセットボタン有効化

本製品下面のリセットボタン(本製品の再起動または初期化を行う)を使用できる状態にする場合は「有効」、使用できないようにする場合は「無効」にします。
デフォルトは「有効」です。
Note
本設定が無効の場合、ユーザー名やパスワードを忘れると管理画面にログインできなくなりますのでご注意ください。

MACフィルター

グローバルなMACフィルター(APプロファイルに割り当てるMACフィルター)の指定および指定解除を行います。
MACフィルターの作成は「MACフィルタリング」画面で行います。

MACフィルター グローバル(APプロファイル)に割り当てるMACフィルターを選択します。割り当てを解除するには「None」を選択してください。
MACフィルター - アクション 割り当てたMACフィルターをブラックリスト、ホワイトリストのどちらとして利用するかを指定します。「ブロック」(ブラックリスト)、「許可」(ホワイトリスト)から選択してください。「MACフィルター」で「None」以外を選択した場合にのみ表示されます。

また、実際にグローバルなMACフィルターを使用してフィルタリングを行うには、各VAPでのVAP X編集 > 拡張設定 > セキュリティー > MAC認証で「MACフィルター」か「MACフィルター + 外部RADIUS」を選択し、「MACアドレスリスト」で「APプロファイルリスト」を選択します。

無線1/2

「無線1」「無線2」画面では、各無線と配下VAPの有効/無効、各種パラメーターの設定や設定確認が行えます。
各画面は無線欄とVAP欄で構成されており、無線とVAPの情報が表示されるほか、無線欄の設定ボタンからは「無線設定」画面を、VAP欄の編集ボタン(鉛筆アイコン)からは「VAP編集」画面を開くことができます。

無線1:2.4GHz帯

無線2:5GHz帯(W52、W53、W56)
Note
W52とW53のチャンネルは、電波法令により日本での屋外使用が禁止されています。
Note
Zero Wait DFS無効時において、現在使用しているチャンネルがW53、W56のときに、気象レーダーと見なされる波形が検出されると、アクセスポイントはレーダーとの干渉を避けるために、現在のチャンネルの使用をやめて、「チャンネル候補」に設定されている他のチャンネルへの変更を試みます。「チャンネル」が「自動」でW53、W56が自動選択されている場合でも、W53、W56のチャンネルに固定設定されている場合でも同様です。
その際、W53、W56が再選択されると、そのチャンネルを使い始める前に1分間ほど傍受してレーダーが検出されないことを確認します。レーダーが検出されたチャンネルは、レーダーが検出されてから30分間は使用できません。
Note
W53、W56のチャンネルだけを「チャンネル候補」で選択した場合、その候補のすべてのチャンネルで気象レーダーと見なされる波形が検出されると(候補のチャンネルのすべてが使えないと判断されると)、本製品は送受信を停止します。「チャンネル」が「自動」でW53、W56が自動選択されている場合でも、W53、W56に固定設定されている場合でも同様です。送受信停止の30分後に、停止前に使用していたチャンネルで送受信の再開を試みます。その際、チャンネルを使い始める前に、1分間気象レーダーが検出されないことを確認します。例えば、「チャンネル」を「自動」、「チャンネル候補」を 60、64 に設定した場合、次のように動作します。60でレーダー検出、送受信を停止します。64への変更を試みます。64でもレーダー検出、全候補チャンネルが使えないと判断します。60を停止してから30分後、60の使用再開を試みます。60でレーダーが検出されなければ、60による送受信を開始します。

無線
「更新」ボタン 無線欄、VAP欄に表示されている情報を最新に更新します。
「設定」ボタン 無線に関する設定を行う「無線設定」画面が開きます。
無線通信の状態 無線通信の状態をアイコンの色で確認できます。無線が有効の場合は緑色、無効の場合は灰色で表示されます。
モード 現在設定している通信プロトコルが表示されます。
チャンネル 現在設定しているチャンネルが表示されます。
帯域幅 現在設定されている使用帯域幅が表示されます。
送信出力 現在設定されている送信出力(Auto、MAX、High、Middle、Low、Min)が表示されます。
DFS DFSの状態が表示されます。無線LANのステータスを「無効」に設定している場合は「-」が表示されます。
・IDLE - DFS対象外チャンネル(W52)で送受信しています。このチャンネルは気象レーダーの影響を受けません。
・CAC - DFS対象チャンネル(W53、W56)で送受信を開始する前の、気象レーダー検出期間(1分間)です。気象レーダーが検出されなければ、ISMに移ります。(Channel Availability Check)
・ISM - DFS対象チャンネルで送受信しています。当該チャンネルで気象レーダーが検出されるとチャンネルを変更します。チャンネルの変更先がW52の場合はDFSステータスがIDLEに移り、チャンネルの変更先がW53またはW56の場合は、DFSステータスがCACに移ります。(In-Service Monitoring)
・OOC - 「チャンネル候補」のすべてで気象レーダーと見なされる信号が検出されたため送受信を停止しています。30分間の送受信の停止後、CACに移ります。(Out Of Channels)
※本項目は無線2にだけ表示されます。
送信、受信 送受信パケット数、またはバイト数が表示されます。
「バケット数」「バイト数」ボタン 送信、受信欄に表示させるデータを選択するボタンです。
VAP
VAP 各VAPの設定状況が表示されます。VAPが有効の場合は緑色、無効の場合は灰色のアイコンで表示されます。
※VAP0は常に有効で設定変更はできません。
SSID VAPに設定されているSSIDが表示されます。各VAPのデフォルトSSIDは次の通りです。
・VAP 0:allied24(無線1), allied5(無線2)
・VAP 1~15:Virtual Access Point1~15
説明 VAPに設定されている説明が表示されます。
セキュリティー VAPに設定されているセキュリティーが表示されます。
送信、受信 送受信パケット数、またはバイト数が表示されます。
「バケット数」「バイト数」ボタン 送信、受信欄に表示させるデータを選択するボタンです。
QRコードアイコン 無線の無線通信状態、VAPのステータスが有効の場合に表示されるアイコンです。アイコンをクリックすると、無線設定の情報が含まれるQRコードが作成されます。
編集ボタン(鉛筆アイコン) VAPに関する設定を行う「VAP編集」画面が開きます。

無線設定

無線1、無線2画面の無線欄にある「設定」ボタンをクリックすると該当無線の設定画面がポップアップ表示されます。
同画面には「基本設定」「拡張設定」の2つのタブがあります。

無線設定-基本設定

無線送信の状態 無線電波を送受信する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
モード サポートする通信プロトコルを選択します。各無線の選択肢とデフォルトは以下のとおりです。
・無線1:b/g、b/g/n、b/g/n/ax(デフォルトはb/g/n/ax)
・無線2:a、a/n、a/n/ac、a/n/ac/ax(デフォルトはa/n/ac/ax)
帯域幅 使用する帯域幅を選択します。各無線の選択肢は以下のとおりで、いずれもデフォルトは20MHzです。
・無線1:20MHz、40MHz(モードが「b/g」のときは20MHzのみ)
・無線2:20MHz、40MHz、80MHz(モードが「a」のときは20MHzのみ、「a/n」のときは20MHz、40MHzのみ)
チャンネル 使用するチャンネルを選択します。各無線の選択肢は以下のとおりで、いずれもデフォルトは「Auto」です。
・無線1:Auto、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
・無線2:Auto、36、40、44、48、52、56、60、64、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、144
「Auto」を選択すると、本製品は空きチャンネルを走査し自動的に干渉の少ないチャンネルを選択します。
チャンネルが自動選択されるのは本製品の起動時、および無線設定が再適用されたときになります。
無線1で「帯域幅」を「40MHz」に設定している場合、チャンネル10、11、12、13の設定はできません。
チャンネル候補 「チャンネル」で「Auto」が選択されている場合に、自動選択されるチャンネルの候補を設定します。
緑色でハイライトされているチャンネルが候補になります。ハイライトされていないチャンネルは候補対象外となりそのチャンネルは使用されません。
デフォルトは「all」で、すべてのチャンネル候補がハイライトされています。
無線1で「帯域幅」を「40MHz」に設定している場合、チャンネル10、11、12、13の設定はできません。
無線2では「使用帯域幅」の設定により使用できる候補が変わります。
・20MHz:36、40、44、48、52、56、60、64、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、144
・40MHz:36、44、52、60、100、108、116、124、132、140
・80MHz:36、40、44、48、52、56、60、64、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、144
送信出力 電波出力の強度(Auto、MAX、High、Middle、Low、Min)を選択します。デフォルトは「Auto」です。
「キャンセル」ボタン 設定変更を保存せずにキャンセルします。
「適用」ボタン 設定変更を一時的に保存します。設定変更を無線APに適用する場合はコンテンツ画面右上の「設定適用」ボタンをクリックしてください。

無線設定-拡張設定

AP内クライアント隔離 無線APに接続している無線クライアント同士の通信を許可するかしないかの設定を行います。
通信の制限を行わない場合は「無効」を選択します。
同一無線に接続しているクライアント間での通信を禁止する場合は「有効(VAP)」を選択します。
デフォルトは「無効」です。
※WDSとの併用はできません。
※「AP内クライアント隔離」を有効にすると、例えば公共の無線APとして運用する際、同時に接続しているユーザー間のセキュリティーを確保することができます。
最大クライアント数 対象無線で接続可能な無線クライアント数を設定します。「0」に設定した場合、無線クライアントはその周波数帯で接続されません。
・無線1/2:0~500(デフォルトは500)
エアタイムフェアネス 通信スピードにかかわらずVAP間とVAPに接続されている無線クライアントに対して通信時間(エアタイム)の設定を行います。各VAPに均等にエアタイムを割り振る場合は「均等」、VAPごとにエアタイムの割合を設定する場合は「手動」を選択します。デフォルトは「無効」です。
「手動」を選択した場合は、「VAP編集-拡張設定 / 一般」の「エアタイムの割当率」をご覧ください。
※エアタイムフェアネスによりエアタイムの割り振り制御が可能な無線クライアント数は50台となります。51台目以降の無線クライアントとの通信の保証はできなくなるため、無線クライアント数が51台以上接続する環境では利用しないでください。
隣接AP検出 隣接AP検出の有効、無効を切り替えます。近くに設置されている無線APの検出を行う場合は「有効」、行わない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。検出された無線APは、「近隣のアクセスポイント」にて確認できます。
スキャン方法 隣接AP検出が有効の時に表示されます。「全チャンネル」または「1チャンネル」を選択します。全チャンネルを選択すると1度の近隣AP検出ですべてのチャンネルをスキャンし、1チャンネルを選択すると1チャンネルずつスキャンします。デフォルトは「全チャンネル」です。
スキャン間隔 スキャン方法で「1チャンネル」を選択した場合に表示されます。スキャン間隔を30秒から120秒の間で設定します。デフォルトは60秒です。
スキャン時間 スキャン方法で「1チャンネル」を選択した場合に表示されます。スキャンの時間を10ミリ秒から2000ミリ秒の間で設定します。デフォルトは50ミリ秒です。
スキャン結果保持時間 スキャン方法で「1チャンネル」を選択した場合に表示されます。スキャン結果の保持時間を1800~7200秒の間で設定します。デフォルトは3600秒です。
レガシーレート レガシー通信プロトコル「b/g」(無線1)または「a」(無線2)使用時のレート(通信速度)を設定します。
無線1のデフォルト「all」では 54、48、36、24、18、12、11、9、6、5.5、2、1 が選択されています。
無線2のデフォルト「all」では 54、48、36、24、18、12、9、6が選択されています。
いずれの無線でも緑色でハイライトされている通信速度が対象になります。
MU MIMO MU-MIMOの有効、無効を切り替えます。MU-MIMOを使用する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。
MU-MIMOを使用すると複数の無線クライアントの同時通信が可能になります。デフォルトは「無効」です。
※無線クライアントの接続場所によって、MU-MIMO によるスループットの効果が得られない場合があります。無線アクセスポイントを見通せる接続場所に変えてみることで改善される場合があります。
※無線1でモードをb/g、b/g/nに設定、または、無線2でモードをa、a/nに設定している場合は使用できません。
※UL MU-MIMOは無線1では使用できません。UL MU-MIMOは無線2かつ使用帯域幅が20MHzの際に使用できます。
※無線2において無線モードをa、a/n、a/n/acに設定している場合はUL MU-MIMOを使用できません。
OFDMA OFDMAの有効、無効を切り替えます。OFDMAを使用する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。「有効」にすると、複数の無線クライアントへの同時送信や複数の無線クライアントからの同時受信が可能になります。デフォルトは「無効」です。
※OFDMAはショートパケットを多用する環境においてチャンネル利用効率を向上させますが、ロングパケットを中心とする通常の利用条件ではオーバーヘッドの影響によりスループットを低下させる場合があります。
※無線1でモードをb/g、b/g/nに設定、または、無線2でモードをa、a/n、a/n/acに設定している場合は使用できません。
Zero Wait DFS Zero Wait DFSの有効・無効を切り替えます。Zero Wait DFS機能を「有効」にすると、気象レーダーと見なされる波形を検知した際に変更するチャンネル候補のチャンネルを常時監視しレーダー検知時に即座にチャンネル候補のチャンネルへと切り替えます。デフォルトは「無効」です。
※本項目は無線2にだけ表示されます。
※モードでa/n、またはa/n/acを設定している場合は使用できません。
RTSしきい値 RTS(送信要求)パケットを送信するか否かを決定するためのパケットサイズです。サイズを設定すると、送信しようとしているパケットがこのサイズよりも大きな場合に、パケットの送信前にRTSパケットを送信します。0~2347の数値で設定します。デフォルトは「2347」です。 RTSしきい値を低く設定すると、頻繁にRTSパケットが送信されます。これは、より多くの無線帯域を消費し、スループットを下げますが、通信トラフィックが多い、あるいは、干渉を受けているネットワークにおいては、コリジョンや干渉が改善されることがあります。
※本設定は、無線1ではモードb、g、無線2ではモードaの通信にのみ適用されます。無線1のモードn、ax、無線2のモードn、ac、axによる通信では、設定値に関係なくパケットの送信前にRTSパケットを送信します。
マルチキャスト送信レート 本製品のマルチキャスト・ブロードキャスト送信レートを選択します。
・無線1:1Mbps、2Mbps、5.5Mbps、11Mbps、18Mbps、24Mbps、36Mbps、48Mbps、54Mbps(デフォルトは11Mbps)
・無線2:6Mbps、12Mbps、24Mbps(デフォルトは6Mbps)
「キャンセル」ボタン 設定変更を保存せずにキャンセルします。
「適用」ボタン 設定変更を一時的に保存します。設定変更を無線APに適用する場合はコンテンツ画面右上の「設定適用」ボタンをクリックしてください。

VAP編集

バーチャルアクセスポイント(VAP)は、本製品上に仮想的なアクセスポイントを作り出す機能です。VAPとVLANを組み合わせることにより、1台の本製品をあたかも複数の無線APが存在するかのように動作させることができます。VAPは16個まで設定できます。
Note
VAPの同時使用数は5個以内を推奨します。

無線1、無線2画面のVAP欄において、各VAPの右側に表示されている「編集」ボタン(鉛筆アイコン)をクリックすると該当VAPの設定画面がポップアップ表示されます。
同画面には「基本設定」「拡張設定」の2つのタブがあります。

VAP編集-基本設定

各VAP欄の右端の鉛筆アイコンをクリックするとポップアップ表示されます。

WDSモード(VAP0のみ) WDSの親機・子機の設定を行えます。WDSの親機に設定する場合は「親機」、子機に設定する場合は「子機」を選択します。デフォルトは「無効」です。
※「親機」または「子機」を設定した場合、VAP1~15の使用はできません。
SSID 該当のVAPが使用するSSID(ネットワーク名)を1~32文字の半角英数記号で入力します。各VAPのデフォルトSSIDは次の通りです。
・VAP 0:allied24(無線1), allied5(無線2)
・VAP 1~15:Virtual Access Point X(XはVAP番号1~15です)
説明(オプション) VAPの説明を入力します。デフォルトは空欄です。
Passpoint Passpointの有効、無効を切り替えます。有効にすると、VAP編集画面の拡張設定タブの下にPasspointタブ、802.11uタブが表示されます。デフォルトは無効です。
セキュリティー VAPで使用するセキュリティー方式を以下から選択します。
・無線1/2:「なし」、「スタティックWEP」、「WPAパーソナル」、「WPAエンタープライズ」(デフォルトは「なし」)
※スタティックWEPは、無線1/2のVAP0でのみ選択可能です。また、「無線設定-基本設定」でモードを「b/g」(無線1)または「a」(無線2)に設定している場合のみ設定適用できます。
※Passpoint有効時のセキュリティー設定は「WPAエンタープライズ」固定です。
セキュリティーで「スタティックWEP」を選択すると表示される項目
認証方式 スタティックWEPの認証方式を選択します。セキュリティー対策のためには、オープンシステムを設定することをおすすめします。デフォルトは「オープンシステム」です。

・オープンシステム
 無線クライアントが正しいWEPキーを持っているか否かに関係なく、任意の無線クライアントの接続を許可します。しかしながら、無線クライアントは接続を許可されただけであり、無線APとトラフィックの交換を行うためには、正しいWEPキーを使用してデータを暗号化、復号化しなければなりません。
・共有キー
 無線クライアントが無線APに接続する際に、正しいWEPキーを要求します。無線クライアントが誤ったWEPキーを持っている場合、無線APに接続できません。
キーの長さ WEPキーの強度を選択します。デフォルトは「128ビット」です。

・64ビット
 16進数では、10桁のWEPキーを直接入力します。
 ASCIIでは、5文字の半角英数記号を入力し、WEPキーを自動で生成します。
・128ビット
 16進数では、26桁のWEPキーを直接入力します。
 ASCIIでは、13文字の半角英数記号を入力し、WEPキーを自動で生成します。
キーのタイプ WEPキーの生成方法を選択します。デフォルトは「HEX」です。

・HEX
 16進数(0~9、A~F、a~f)でWEPキーを直接入力します。
 入力されるWEPキーの大文字・小文字は区別されません。
・ASCII
 任意の文字列からWEPキーが自動で生成されます。
 入力されるWEPキーの大文字・小文字は区別されます。
キー 指定した「キーの長さ」、「キーのタイプ」通りにWEPキーを入力します。デフォルトは「なし」です。キー1~4の4種類のキーを登録しておくことができますが実際に通信で使用するのは1つです。また、通信を行うためには、無線クライアントでも「送信するWEPキー番号」で選択したキーと同じキーを設定する必要があります。
使用するWEPキー番号 1~4のWEPキーのうち、実際に使用するキーを選択します。デフォルトは「1」です。
セキュリティーで「WPAパーソナル」を選択すると表示される項目
キー WPAパーソナルで使用するセキュリティーキーを8~63文字の半角英数記号で入力します。大文字、小文字は区別されます。デフォルトは「空欄」です。
セキュリティーで「WPAエンタープライズ」を選択すると表示される項目
RADIUS 認証グループ WPAエンタープライズで使用する認証用RADIUSサーバーグループを選択します。デフォルトは「無効」です。
RADIUS アカウンティンググループ WPAエンタープライズで使用するアカウンティング用RADIUSサーバーグループを選択します。デフォルトは「無効」です。
RADIUSパケットの検証 「必須」を選択するとRADIUSサーバーから受信したRADIUS応答パケットの検証を行います。RADIUS応答パケットにMessage-Authenticator属性が含まれていない場合は受け入れません。
「利用可能」を選択するとMessage-Authenticator属性とEAP-Message属性の両方を含まないアクセス拒否のRADIUSパケット以外の検証を行います。デフォルトは「利用可能」です。

VAP編集-拡張設定 / 一般

VAP編集画面の拡張設定タブをクリックすると、拡張設定タブの下に一般タブが表示されます。

SSIDを隠す SSID非公開機能の有効、無効を切り替えます。無線クライアントに本製品のSSIDを表示する場合は「無効」、表示させないようにするには「有効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
バンドステアリング バンドステアリングの有効、無効を切り替えます。
バンドステアリング機能では、本機能を有効にした各無線において混雑していない帯域への接続を促すことで、無線の混雑を軽減します。
デフォルトは「無効」です。
バンドステアリングの動作については「無線機能」/「無線ネットワーク設定」をご参照ください。
※バンドステアリング機能を使用する場合は、必ず無線1と無線2を「有効」に設定してください。どちらかが無効の場合、本機能は動作しません。
※バンドステアリングを行う無線間のVAPインターフェースの設定は、すべて同じ設定にする必要があります。異なる場合は正しく動作しません。
※WDS、Passpoint、MAC認証の「radius」(外部RADIUS)、「MACフィルター + 外部RADIUS」、「AMFアプリケーションプロキシー」のいずれかとバンドステアリング機能の併用はできません。
※バンドステアリング機能は、無線1、無線2で共有の設定となります。
多重接続要求 接続状態を保持している端末からの接続要求に対する処理の方法(切断、無視)を選択します。「切断」は、切断してから接続を受け入れます。「無視」は、切断処理を行わずに通常のプロセスで接続します。デフォルトは「切断」です。
ローミング通知 ローミング通知の有効、無効を切り替えます。ローミング通知を行う場合は「有効」、行わない場合は「無効」を選択します。「有効」にすると、無線クライアントが本製品に接続したとき、本製品の管理VLANに設定されているネットワークへ通知のブロードキャストフレームが送信されます。本フレームを受信した無線APは自身の無線クライアント接続情報を更新します。デフォルトは「無効」です。
※本機能を使用するためには同一サブネット上の無線APで、互いに「有効」に設定されている必要があります。
プロキシARP プロキシARPの有効、無効を切り替えます。プロキシARPを使用する場合は「有効」、使用しない場合は「無効」を選択します。「有効」を選択すると、無線APに接続されている無線クライアントのIPアドレス宛てのARP要求に代理応答し無線VAPからは送信しません。無線APに接続されていない無線クライアント宛てのARP要求は破棄し、無線VAPから送信されません。 「無効」を選択するとプロキシARPを使用しません。すべてのARP要求は無線VAPから送信されます。デフォルトは「無効」です。
未学習のARPパケットを透過 プロキシARPが有効の場合に表示されます。未学習のARPパケットを透過する場合は「有効」、使用しない場合は「無効」を選択します。「有効」を選択すると、プロキシARPが有効の場合でも、ARPエントリーが登録されていない無線クライアント宛てのARP要求は破棄せず、無線VAPから送信されます。「無効」を選択すると、ARPエントリーが登録されていない無線クライアント宛てのARP要求は全て破棄し、無線VAPから送信されません。デフォルトは「無効」です。
DTIM間隔 DTIM間隔を1~5のいずれかの数値で指定します。DTIM間隔の数値を大きくすることにより省電力の効果が大きくなりますが、応答が遅くなります。数値を小さくすると省電力の効果が小さくなりますが、応答が早くなります。デフォルトは「1」です。
エアタイムの割当率 各VAPにエアタイムを割り振ります。0~100の間で指定し、各VAPに割り当てたエアタイムの合計が100を超えないように設定します。
※本設定項目は、「無線設定-拡張設定」のエアタイムフェアネスで「手動」を設定した際に表示されます。
無応答端末切断タイマー 無線APに対し通知が行われずにいなくなった無線クライアントを切断するまでの時間を指定します。30~3600(秒)の範囲で指定できます。デフォルトは「300」です。
BSS移行管理 ※未サポートです。設定変更を行わないでください。
クライアント隔離 同一のバーチャルアクセスポイント(VAP)に接続している無線クライアント同士の通信を許可するかしないかの設定を行います。
通信の制限を行わない場合は「無効」を選択します。
同一VAPに接続しているクライアント間での通信を禁止する場合は「有効(VAP)」を、同一無線に接続しているクライアント間の通信を禁止する場合は「有効(AP)」を選択します。
デフォルトは「無効」です。
※WDSとの併用はできません。
※「クライアント隔離」を有効にすると、例えば公共の無線APとして運用する際、同時に接続しているユーザー間のセキュリティーを確保することができます。
マルチキャストをユニキャストに変換 マルチキャスト/ブロードキャストデータをユニキャストデータに変換するかどうかを切り替えます。ユニキャストデータに変換する場合は「有効」、変換しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
※ダイナミックVLAN有効VAPにおいて、IPv6のRouter AdvertisementのIP自動設定を有効にしたIPv6通信を利用する場合は、マルチキャストをユニキャストに変換を「有効」にしてください。
※各VAPでサポート可能な無線クライアントは200台までです。
※本機能はWDSとの併用は未サポートです。

VAP編集-拡張設定 / セキュリティー

VAP編集画面の拡張設定タブをクリックすると、拡張設定タブの下にセキュリティータブが表示されます。
セキュリティータブに表示される項目は、基本設定タブの「セキュリティー」で選択したセキュリティー方式によって異なります。

スタティックWEP
基本設定タブの「セキュリティー」で「スタティックWEP」を選択した場合は以下の設定項目が表示されます。

Web認証 Web認証の設定を行います。
MAC認証 MAC認証の設定を行います。

WPAパーソナル
基本設定タブの「セキュリティー」で「WPAパーソナル」を選択した場合は以下の設定項目が表示されます。

ブロードキャストキー更新間隔 VAPに接続している無線クライアントに送信するブロードキャストパケットのキーの更新間隔を設定します。0~86400(秒)が入力できます。「0」は、キーを更新しません。デフォルトは「0」です。
WPAバージョン 使用するWPAバージョンを選択します。デフォルトは「WPA2」です。
※WPAのみの設定はできません。
・WPAとWPA2が混在する環境では、「WPA」と「WPA2」を選択します。無線ネットワークから見たセキュリティーは、WPAと同じレベルになります。
・WPA2とWPA3が混在する環境では、「WPA2」と「WPA3」を選択します。無線ネットワークから見たセキュリティーは、WPA2と同じレベルになります。
・WPA2のみの環境では「WPA2」を選択します。
・WPA3のみの環境では「WPA3」を選択します。
暗号化プロトコル 暗号化プロトコルはWPAバージョンの設定により紐づいて設定されます。
WPA、WPA2 → TKIP、CCMP
WPA2 → CCMP
WPA2、WPA3 → CCMP
WPA3 → CCMP
管理フレーム保護 無線クライアントがMFPに対応している場合、IEEE 802.11管理フレームを保護することが可能です。WPAバージョンで「WPA2」以外を選択している場合は設定があらかじめ決められています。
※WDS設定時は強制的に「無効」に設定されます。
WPA、WPA2 → 無効
WPA2 → 無効、有効(利用可能)
WPA2、WPA3 → 有効(利用可能)
WPA3 → 有効(必須)
Web認証 Web認証の設定を行います。
MAC認証 MAC認証の設定を行います。

WPAエンタープライズ
基本設定タブの「セキュリティー」で「WPAエンタープライズ」を選択した場合は以下の設定項目が表示されます。

ブロードキャストキー更新間隔 VAPに接続している無線クライアントに送信するブロードキャストパケットのキーの更新間隔を設定します。0~86400(秒)が入力できます。「0」はキーを更新しません。デフォルトは「0」です。
ダイナミックVLAN ダイナミックVLANの有効・無効を切り替えます。ダイナミックVLANを「有効」にすると、無線APでダイナミックVLANを有効にします。デフォルトは「無効」です。
事前認証 事前認証の有効・無効を切り替えます。事前認証を「有効」にすると、無線クライアントが現在使用している無線APから、ローミング先となる無線APに事前認証情報を中継します。これにより、無線クライアントのローミング時における認証がスピードアップされます。デフォルトは「有効」です。
セッションキー更新間隔 VAPに接続している無線クライアントに送信するセッションキーの更新間隔を設定します。0~86400(秒)が入力できます。「0」は、キーを更新しません。デフォルトは「0」です。
セッションキー更新時の動作 セッションキーの更新時に無線クライアントとの接続を切断する場合は「切断」、再認証を行う場合は「再認証」を選択します。デフォルトは「再認証」です。
WPAバージョン 使用するWPAバージョンを選択します。デフォルトは「WPA2」です。
※WPAのみの設定はできません。
・WPAとWPA2が混在する環境では、「WPA」と「WPA2」を選択します。無線ネットワークから見たセキュリティーは、WPAと同じレベルになります。
・WPA2のみの環境では「WPA2」を選択します。
・WPA3のみの環境では「WPA3」を選択します。
暗号化プロトコル 暗号化プロトコルはWPAバージョンの設定により紐づいて設定されます。
WPA、WPA2 → CCMP、TKIP
WPA2 → CCMP
WPA2、WPA3 → CCMP
WPA3 → GCMP、CCMP
管理フレーム保護 無線クライアントがMFPに対応している場合、IEEE 802.11管理フレームを保護することが可能です。WPAバージョンで「WPA2」以外を選択している場合は設定があらかじめ決められています。
※WDS設定時は強制的に「無効」に設定されます。
WPA、WPA2 → 無効
WPA2 → 無効、有効(利用可能)
WPA2、WPA3 → 有効(利用可能)
WPA3 → 有効(必須)
Web認証 Web認証の設定を行います。
MAC認証 MAC認証の設定を行います。

Web認証
Web認証を使用する場合は、セキュリティータブの「Web認証」で「無効」以外を選択してください。

無効 Web認証機能を無効にします(デフォルト)。
RADIUSサーバー RADIUSサーバーを利用して認証を行います。
クリックスルー 無線ネットワークの利用者に対して利用規約のページを表示し、ボタンクリックで規約に同意してもらうことにより通信を許可します。
外部ページリダイレクト SNSなどの第三者機関のWeb認証を使用して接続できるようになります。

Web認証 / RADIUSサーバー

RADIUSサーバー Web認証に使用するRADIUSサーバーグループを選択します。デフォルトは「radius」です。
RADIUSアカウンティング RADIUSアカウンティングの有効・無効を切り替えます。RADIUSアカウンティングを「有効」にすると、ユーザーを認証したRADIUSサーバーを使用して、ユーザーがセッション中に使用したリソース(使用時間など)を記録することができます。また、RADIUSが提供する機能なども使用することができます。デフォルトは「無効」です。
RADIUSパケットの検証 (Web認証) 「必須」を選択するとRADIUSサーバーから受信したRADIUS応答パケットの検証を行います。RADIUS応答パケットにMessage-Authenticator属性が含まれない場合は受け入れません。「無効」を選択すると検証を行わずRADIUS応答パケットにMessage-Authenticator属性が含まれていなくても受け入れます。デフォルトは「無効」です。
認証ページプロキシ 認証ページプロキシの有効・無効を切り替えます。
任意のWebサーバー上の認証ページを使用する場合は「有効」を選択し、「ベースURL」欄に認証ページ(HTML)が配置されているURLを入力します。
無線AP本体の認証ページを使用する場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。

認証ページプロキシが「有効」のとき、無線APはベースURLで指定したWebサーバー上の認証ページを取得し、Web認証を行います。
当該Webサーバー上には、「認証ページプロキシで使用するHTMLファイル」にしたがって、Web認証用のHTMLページを準備する必要があります。
ベースURL 認証ページプロキシ有効時に使用する認証ページのURL、またはIPアドレスを入力します。デフォルトは空欄です。
認証ページプロキシを有効にしている場合にのみ表示されます。
認証後リダイレクト Web認証に成功した後に表示するページを指定します。デフォルトは「無効」です。
・セッション維持:認証前にWebブラウザーでアクセスしようとしたページが表示されます。
・固定:別途、Web認証に成功した後に表示するURLを「固定URL」で指定します。
・無効:ログイン成功ページが表示されます。
固定URL 認証成功後の固定リダイレクト先URLを入力します。デフォルトは空欄です。
認証後リダイレクトを「固定」に設定している場合にのみ表示されます。
セッションタイムアウト間隔 認証済み無線クライアントとのセッションを切断または再認証するまでの時間(秒)を指定します。0~86400(秒)が入力できます。デフォルトは「3600」です。
セッションタイムアウト時の動作 セッションタイムアウト時に無線クライアントとの接続を切る場合は「切断」、再認証を行う場合は「再認証」を選択します。デフォルトは「再認証」です。
ウォールドガーデン ウォールドガーデン機能はWeb認証が完了する前のユーザーや未認証のユーザーに対して閲覧可能なページを指定できる機能です。指定したページ以外を閲覧しようとした場合にはWeb認証ページが再度表示されます。
FQDNアドレス、IPv4アドレス、IPv4アドレス/マスクの3通りで指定でき、最大50件まで登録できます。
FQDNアドレスではホスト名(ホスト上のパスは含めない)にワイルドカードを使用することができます(例:*.example.com、example.*.com、example.*)。デフォルトは未設定です。
設定欄右端の下向きアイコンをクリックし、「+ エントリーを追加」リンクをクリックすると入力欄が表示されます。入力欄を増やす場合も「+ エントリーを追加」リンクをクリックします。追加した入力欄を削除する場合はゴミ箱アイコンをクリックします。
ウォールドガーデン用DNSプロキシ ウォールドガーデン用DNSプロキシの有効・無効を切り替えます。DNSプロキシを使用する際は「有効」、使用しない場合は「無効」を選択します。
「有効」を選択すると、ウォールドガーデン機能使用時に無線APに接続されている無線クライアントからのDNS問合せや無線クライアントへのDNS応答を代理で行います。
また「有効」を選択することでDNSラウンドロビンに対応することができます。デフォルトは「無効」です。
※ウォールドガーデンでワイルドカードを使用したアドレスを含めて設定を適用を行った場合、本設定は自動で「有効」となります。
※ウォールドガーデンでワイルドカードを使用したアドレスを除いて設定適用を行った場合は、本設定は自動で「無効」にはなりません。

認証ページプロキシで使用するHTMLファイル
Web認証で認証ページプロキシを使用する場合は、「ベースURL」で指定したWebサーバー上のディレクトリーに以下のHTMLファイルを用意してください。
Note
Webサーバーには、無線クライアントの認証のたびにファイルを要求するため、Web認証を使用する場合は、常にWebサーバーを無線APのプロキシ機能に対して公開している必要があります。
Note
Webサーバー自体からRADIUSサーバーにアクセスできる必要はありません。また、Webサーバーで認証ページが実際に機能する必要はありません。
Note
HTML/CSSの書き方や書式、編集後の問題に関してはサポート対象外となります。あらかじめご了承ください。
Note
CSSファイルや画像ファイルを使用できますが、HTML内で相対パスでの指定が必須となります。

Web認証 / クリックスルー

認証ページプロキシ 認証ページプロキシの有効・無効を切り替えます。
任意のWebサーバー上の認証ページを使用する場合は「有効」を選択し、「ベースURL」欄に認証ページ(HTML)が配置されているURLを入力します。
無線AP本体の認証ページを使用する場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。

認証ページプロキシが「有効」のとき、無線APはベースURLで指定したWebサーバー上の認証ページを取得し、Web認証を行います。
当該Webサーバー上には、「認証ページプロキシで使用するHTMLファイル」にしたがって、Web認証用のHTMLページを準備する必要があります。
ベースURL 認証ページプロキシ有効時に使用する認証ページのURL、またはIPアドレスを入力します。デフォルトは空欄です。
認証ページプロキシを有効にしている場合にのみ表示されます。
認証後リダイレクト Web認証に成功した後に表示するページを指定します。デフォルトは「無効」です。
・セッション維持:認証前にWebブラウザーでアクセスしようとしたページが表示されます。
・固定:別途、Web認証に成功した後に表示するURLを「固定URL」で指定します。
・無効:ログイン成功ページが表示されます。
固定URL 認証成功後の固定リダイレクト先URLを入力します。デフォルトは空欄です。
認証後リダイレクトを「固定」に設定している場合にのみ表示されます。
セッションタイムアウト間隔 認証済み無線クライアントとのセッションを切断または再認証するまでの時間(秒)を指定します。0~86400(秒)が入力できます。デフォルトは「3600」です。
セッションタイムアウト時の動作 セッションタイムアウト時に無線クライアントとの接続を切る場合は「切断」、再認証を行う場合は「再認証」を選択します。デフォルトは「再認証」です。
ウォールドガーデン ウォールドガーデン機能はWeb認証が完了する前のユーザーや未認証のユーザーに対して閲覧可能なページを指定できる機能です。指定したページ以外を閲覧しようとした場合にはWeb認証ページが再度表示されます。
FQDNアドレス、IPv4アドレス、IPv4アドレス/マスクの3通りで指定でき、最大50件まで登録できます。
FQDNアドレスではホスト名(ホスト上のパスは含めない)にワイルドカードを使用することができます(例:*.example.com、example.*.com、example.*)。デフォルトは未設定です。
設定欄右端の下向きアイコンをクリックし、「+ エントリーを追加」リンクをクリックすると入力欄が表示されます。入力欄を増やす場合も「+ エントリーを追加」リンクをクリックします。追加した入力欄を削除する場合はゴミ箱アイコンをクリックします。
ウォールドガーデン用DNSプロキシ ウォールドガーデン用DNSプロキシの有効・無効を切り替えます。DNSプロキシを使用する際は「有効」、使用しない場合は「無効」を選択します。
「有効」を選択すると、ウォールドガーデン機能使用時に無線APに接続されている無線クライアントからのDNS問合せや無線クライアントへのDNS応答を代理で行います。
また「有効」を選択することでDNSラウンドロビンに対応することができます。デフォルトは「無効」です。
※ウォールドガーデンでワイルドカードを使用したアドレスを含めて設定を適用を行った場合、本設定は自動で「有効」となります。
※ウォールドガーデンでワイルドカードを使用したアドレスを除いて設定適用を行った場合は、本設定は自動で「無効」にはなりません。

認証ページプロキシで使用するHTMLファイル
クリックスルーで認証ページプロキシを使用する場合は、「ベースURL」で指定したWebサーバー上のディレクトリーに以下のHTMLファイルを用意してください。
Note
Webサーバーには、無線クライアントの認証のたびにファイルを要求するため、Web認証を使用する場合は、常にWebサーバーを無線APのプロキシ機能に対して公開している必要があります。
Note
Webサーバー自体からRADIUSサーバーにアクセスできる必要はありません。また、Webサーバーで認証ページが実際に機能する必要はありません。
Note
HTML/CSSの書き方や書式、編集後の問題に関してはサポート対象外となります。あらかじめご了承ください。
Note
CSSファイルや画像ファイルを使用できますが、HTML内で相対パスでの指定が必須となります。

Web認証 / 外部ページリダイレクト

外部ページURL リダイレクトさせるURLを1~128文字の半角英数記号で入力します。デフォルトは空欄です。
外部ページリダイレクトを使用する場合は、「外部ページリダイレクトで使用するHTMLファイル」にしたがって、「外部ページURL」が指し示す場所にWeb認証用のHTMLページを準備する必要があります。
RADIUSサーバー Web認証に使用するRADIUSサーバーグループを選択します。デフォルトは「radius」です。
RADIUSアカウンティング RADIUSアカウンティングの有効・無効を切り替えます。RADIUSアカウンティングを「有効」にすると、ユーザーを認証したRADIUSサーバーを使用して、ユーザーがセッション中に使用したリソース(使用時間など)を記録することができます。また、RADIUSが提供する機能なども使用することができます。デフォルトは「無効」です。
RADIUSパケットの検証 (Web認証) 「必須」を選択するとRADIUSサーバーから受信したRADIUS応答パケットの検証を行います。RADIUS応答パケットにMessage-Authenticator属性が含まれない場合は受け入れません。「無効」を選択すると検証を行わずRADIUS応答パケットにMessage-Authenticator属性が含まれていなくても受け入れます。デフォルトは「無効」です。
認証後リダイレクト Web認証に成功した後に表示するページを指定します。デフォルトは「無効」です。
・セッション維持:認証前にWebブラウザーでアクセスしようとしたページが表示されます。
・固定:別途、Web認証に成功した後に表示するURLを「固定URL」で指定します。
・無効:ログイン成功ページが表示されます。
固定URL 認証成功後の固定リダイレクト先URLを入力します。デフォルトは空欄です。
認証後リダイレクトを「固定」に設定している場合にのみ表示されます。
セッションタイムアウト間隔 認証済み無線クライアントとのセッションを切断または再認証するまでの時間(秒)を指定します。0~86400(秒)が入力できます。デフォルトは「3600」です。
セッションタイムアウト時の動作 セッションタイムアウト時に無線クライアントとの接続を切る場合は「切断」、再認証を行う場合は「再認証」を選択します。デフォルトは「再認証」です。
ウォールドガーデン ウォールドガーデン機能はWeb認証が完了する前のユーザーや未認証のユーザーに対して閲覧可能なページを指定できる機能です。指定したページ以外を閲覧しようとした場合にはWeb認証ページが再度表示されます。
FQDNアドレス、IPv4アドレス、IPv4アドレス/マスクの3通りで指定でき、最大50件まで登録できます。
FQDNアドレスではホスト名(ホスト上のパスは含めない)にワイルドカードを使用することができます(例:*.example.com、example.*.com、example.*)。デフォルトは未設定です。
設定欄右端の下向きアイコンをクリックし、「+ エントリーを追加」リンクをクリックすると入力欄が表示されます。入力欄を増やす場合も「+ エントリーを追加」リンクをクリックします。追加した入力欄を削除する場合はゴミ箱アイコンをクリックします。
ウォールドガーデン用DNSプロキシ ウォールドガーデン用DNSプロキシの有効・無効を切り替えます。DNSプロキシを使用する際は「有効」、使用しない場合は「無効」を選択します。
「有効」を選択すると、ウォールドガーデン機能使用時に無線APに接続されている無線クライアントからのDNS問合せや無線クライアントへのDNS応答を代理で行います。
また「有効」を選択することでDNSラウンドロビンに対応することができます。デフォルトは「無効」です。
※ウォールドガーデンでワイルドカードを使用したアドレスを含めて設定を適用を行った場合、本設定は自動で「有効」となります。
※ウォールドガーデンでワイルドカードを使用したアドレスを除いて設定適用を行った場合は、本設定は自動で「無効」にはなりません。

外部ページリダイレクトで使用するHTMLファイル
外部ページリダイレクトを使用する場合は、下記の条件にしたがって「外部ページURL」が指し示す場所にWeb認証用のHTMLページを作成してください。
Note
HTML/CSSの書き方や書式、編集後の問題に関してはサポート対象外となります。あらかじめご了承ください。
外部認証ページにリダイレクトする際に以下の情報をクエリ文字列として付加します。
また、POSTに関して、以下を満たす必要があります。
HTMLファイル設定例:
<html>
<head>
    <title>Captive Portal</title>
    <script>
        function loadaction() {
            var queryString = window.location.search;
            var queryObject = new Object();
            if (queryString) {
                queryString = queryString.substring(1);
                var parameters = queryString.split('&');
                for (var i = 0; i < parameters.length; i++) {
                    var element = parameters[i].split('=');
                    var paramName = decodeURIComponent(element[0]);
                    var paramValue = decodeURIComponent(element[1]);
                    queryObject[paramName] = paramValue;
                }
            }
            var redirectUrl = "https://" + queryObject["redirect"];
            document.forms[0].action = queryObject["switch_url"] + "?redirect=" + redirectUrl;
            if (queryObject["statusCode"] == 5) {
                window.alert("Invalid username or password!");
            }
        }
    </script>
</head>
<body onload="loadaction();">
    <form method="POST" action="">
        User Name<input type="text" name="username"><br>
        Password<input type="password" name="password"><br>
        <input type="submit" value="Connect"></input>
    </form>
</body>
</html>

MAC認証
MAC認証を使用する場合は、セキュリティータブの「MAC認証」で「無効」以外を選択してください。

無効 MAC認証機能を無効にします(デフォルト)。
radius
(または定義済みの認証サーバーグループ名)
選択したサーバーグループに所属するRADIUSサーバーを利用して認証を行います。
MACフィルター 無線管理/一般で登録したMACフィルターを利用して認証を行います。
MACフィルター + 外部RADIUS 無線管理/一般で登録したMACフィルターとRADIUSサーバーを利用して認証を行います。初めに本製品のMACフィルターを参照し接続可能か否かの判断を行い、接続不可となった場合にRADIUSで認証を試み認証が通ると接続できます。初めに本製品のMACアドレスで接続可能となった場合はRADIUSの認証が不可でも接続できます。
AMFアプリケーションプロキシー 弊社のAMF-SECurityコントローラー AT-SecureEnterpriseSDN Controller(AT-SESC)やAMF Security miniのホワイトリスト、ブラックリストに照会し認証を行います。

MAC認証 / radius
選択したサーバーグループ(デフォルトサーバーグループ「radius」など)のRADIUSサーバーを利用してMAC認証を行います。

MAC認証 RADIUSパケットの検証 「必須」を選択するとRADIUSサーバーから受信したRADIUS応答パケットの検証を行います。RADIUS応答パケットにMessage-Authenticator属性が含まれない場合は受け入れません。「無効」を選択すると検証を行わず、RADIUS応答パケットにMessage-Authenticator属性が含まれていなくても受け入れます。デフォルトは「無効」です。
MAC認証 ユーザー名 区切り文字 MACベース認証のRADIUS属性の区切り文字を「ハイフン」、「コロン」、「なし」の中から選択します。デフォルトは「ハイフン」です。
例)ハイフン:ab-cd-ef-01-23-45、コロン:ab:cd:ef:01:23:45、なし:abcdef123456
MAC認証 ユーザー名 文字 MACベース認証のRADIUS属性を「大文字」にするか「小文字」にするかを選択します。デフォルトは「小文字」です。
MAC認証 パスワード MACベース認証のRADIUS User-Password属性を「固定」にするか、「ユーザー名」と同一の文字列にするかを選択します。デフォルトは「ユーザー名」です。
パスワード MACベース認証のUser-Password Formatの固定パスワードを64文字までの半角英数記号で入力します。デフォルトは空欄です。
「MAC認証 パスワード」で「固定」を選択したときのみ表示されます。
非認証クライアントリストの取得 非認証のクラアントリストを取得する場合は「有効」しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
MAC認証 RADIUS Service-Typeの通知 Service-Typeの通知を行う場合は「有効」、行わない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
MAC認証 RADIUSダイナミック認証クライアント RADIUSダイナミック認証クライアントのIPアドレスとパスワードを入力します。
MAC認証時のダイナミックVLAN MAC認証時にダイナミックVLANを使用する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
Web認証との2ステップ認証 MAC認証とWeb認証併用時の動作を選択します。MAC認証とWeb認証の両方が有効な場合のみ表示されます。
・有効:MAC認証とWeb認証の両方に成功してはじめて通信が可能になります(初期設定)
・無効:MAC認証とWeb認証のいずれか一方に成功すれば通信が可能になります

MAC認証 / MACフィルター

MACアドレスリスト 使用するMACアドレスリストを「APプロファイルリスト」または定義済みのMACフィルター名から選択します。APプロファイルで指定したMACフィルターを使う場合は「APプロファイルリスト」を、VAPごとに異なるMACフィルターを使いたい場合は定義済みのMACフィルター名を選択してください。
Web認証との2ステップ認証 MAC認証とWeb認証併用時の動作を選択します。MAC認証とWeb認証の両方が有効な場合のみ表示されます。
・有効:MAC認証とWeb認証の両方に成功してはじめて通信が可能になります(初期設定)
・無効:MAC認証とWeb認証のいずれか一方に成功すれば通信が可能になります
Note

MAC認証 / MACフィルター + 外部RADIUS

MACアドレスリスト 使用するMACアドレスリストを「APプロファイルリスト」または定義済みのMACフィルター名から選択します。APプロファイルで指定したMACフィルターを使う場合は「APプロファイルリスト」を、VAPごとに異なるMACフィルターを使いたい場合は定義済みのMACフィルター名を選択してください。
RADIUSサーバー MAC認証に使用するRADIUSサーバーグループを選択します。デフォルトは「radius」です。
MAC認証 RADIUSパケットの検証 「必須」を選択するとRADIUSサーバーから受信したRADIUS応答パケットの検証を行います。RADIUS応答パケットにMessage-Authenticator属性が含まれない場合は受け入れません。「無効」を選択すると検証を行わず、RADIUS応答パケットにMessage-Authenticator属性が含まれていなくても受け入れます。デフォルトは「無効」です。
MAC認証 ユーザー名 区切り文字 MACベース認証のRADIUS属性の区切り文字を「ハイフン」、「コロン」、「無し」の中から選択します。デフォルトは「ハイフン」です。
例)ハイフン:ab-cd-ef-01-23-45、コロン:ab:cd:ef:01:23:45、無し:abcdef123456
MAC認証 ユーザー名 文字 MACベース認証のRADIUS属性を「大文字」にするか「小文字」にするかを選択します。デフォルトは「小文字」です。
MAC認証 パスワード MACベース認証のRADIUS User-Password属性を「固定」にするか、「ユーザー名」と同一の文字列にするかを選択します。デフォルトは「ユーザー名」です。
パスワード MACベース認証のUser-Password Formatの固定パスワードを64文字までの半角英数記号で入力します。デフォルトは空欄です。
「MAC認証 パスワード」で「固定」を選択したときのみ表示されます。
非認証クライアントリストの取得 非認証のクラアントリストを取得する場合は「有効」しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
MAC認証 RADIUS Service-Typeの通知 Service-Typeの通知を行う場合は「有効」、行わない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
MAC認証 RADIUSダイナミック認証クライアント RADIUSダイナミック認証クライアントのIPアドレスとパスワードを入力します。
MAC認証時のダイナミックVLAN MAC認証時にダイナミックVLANを使用する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
Web認証との2ステップ認証 MAC認証とWeb認証併用時の動作を選択します。MAC認証とWeb認証の両方が有効な場合のみ表示されます。
・有効:MAC認証とWeb認証の両方に成功してはじめて通信が可能になります(初期設定)
・無効:MAC認証とWeb認証のいずれか一方に成功すれば通信が可能になります
Note

MAC認証 / AMFアプリケーションプロキシー

AMFアプリケーションプロキシーサーバー 認証に使用するAMFアプリケーションプロキシーサーバーを選択します。デフォルトは未選択です。
クリティカルモード クリティカルモードの設定を、「有効」、「無効」から選択します。デフォルトは「無効」です。
「有効」に設定すると、AMFアプリケーションプロキシーサーバーとの接続が失われた場合に、新しい無線クライアントの接続要求をすべて許可します。「無効」に設定すると、新しい無線クライアントの接続要求をすべて拒否します。既に接続していた無線クライアントはそのまま通信できます。

VAP編集-拡張設定 / 高速ローミング

VAP編集画面の拡張設定タブをクリックすると、拡張設定タブの下に高速ローミングタブが表示されます。
Note
高速ローミングタブは「VAP編集-基本設定」の「セキュリティー」が「WPAパーソナル」、「WPAエンタープライズ」のときだけ表示されます。他のセキュリティー設定の場合は高速ローミングの機能はすべて「無効」となり設定変更できません(「高速ローミング」タブが表示されません)。

高速移行 高速移行の有効・無効を切り替えます。IEEE 802.11r による高速移行(高速ローミング)を行う場合は「有効」、行わない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
分散システム 分散システムの有効・無効を切り替えます。分散システム(DS)を介した認証要求を行う場合は「有効」、行わない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
モビリティドメイン 高速移行を行う無線APのモビリティドメインを指定します。デフォルトは「a1b2」です。
PMK-R0キー保持時間 PMK-R0の保持時間を指定します。デフォルトは「10000」です。
AESキー 無線AP間でPMK-R1をやり取りするときの暗号化に用いるAESキーを指定します。デフォルトは空欄です。
無線リソース管理 無線リソース管理の有効・無効を切り替えます。IEEE 802.11k RRM(無線リソース管理)を行う場合は「有効」、行わない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
無線ネットワーク管理 無線ネットワーク管理の有効・無効を切り替えます。IEEE 802.11v WNM(無線ネットワーク管理)を行う場合は「有効」、行わない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
Note
AESキーは高速移行が有効な場合に必須となります。また、無線リソース管理または無線ネットワーク管理が有効で、高速移行が無効な場合でも必須となります。

VAP編集-拡張設定 / Passpoint

VAP編集画面の拡張設定タブをクリックすると、拡張設定タブの下にPasspointタブが表示されます。
Note
Passpointタブは「VAP編集-基本設定」で「Passpoint」を有効に設定しているときだけ表示されます。

Downstream Group-Addressed Forwarding (DGAF) マルチキャストとブロードキャストフレームを送信するかしないかの有効、無効を切り替えます。マルチキャストとブロードキャストフレームを送信しないようにする場合は「有効」、する場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
L2 Traffic Inspection and Filtering VAP間のL2トラフィック(ARP、ICMP、TDLS)を破棄するかしないかの有効、無効を切り替えます。VAP間のL2トラフィック(ARP、ICMP、TDLS)を破棄する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
Operator Friendly Name サービスを提供しているオペレーター名と言語を指定します。
設定欄右端の下向きアイコンをクリックし、「+ エントリーを追加」リンクをクリックすると入力欄が表示されます。入力欄を増やす場合も「+ エントリーを追加」リンクをクリックします。追加した入力欄を削除する場合はゴミ箱アイコンをクリックします。

・オペレーター名:オペレータ名を指定します。例:Allied Telesis,inc.
・言語:言語を指定します。例:英語は「eng」、日本語は「jpn」
拡張設定ボタン Passpointの詳細設定欄が展開されます。
 

VAP編集-拡張設定 / Passpoint / 拡張設定

Passpointタブの一番下にある「拡張設定」ボタンをクリックすると以下の項目が表示されます。

Operating Class Indication 無線出力している無線情報のオペレーティングクラス識別番号を指定します。通常、無線1は「51」、無線2は「7376」を指定します。
ANQP Domain ID ANQP(Access Network Query Protocol)のドメインIDを0~65535で指定します。デフォルトは「0」です。
Deauthentication request timeout 接続拒否した内容が記載された通知ページをダウンロードできるようにする時間(秒)を指定します。デフォルトは「60」です。
Connection Capability Connection Capabilityの設定を行います。Connection Capability欄では通信が可能なポートやプロトコル、ステータスの設定を行います。
設定欄右端の下向きアイコンをクリックし、「+ エントリーを追加」リンクをクリックすると入力欄が表示されます。入力欄を増やす場合も「+ エントリーを追加」リンクをクリックします。追加した入力欄を削除する場合はゴミ箱アイコンをクリックします。

・IPプロトコル番号:通信を許可するプロトコル番号(例:1 = ICMP、6 = TCP、17 = UDP)を指定します。デフォルトは空欄です。
・ポート番号:通信を許可するポート番号を0-65535で指定します。デフォルトは空欄です。
・ポートステータス:ポートステータスを以下から選択します。
 Closed(クローズポート)
 Open(オープンポート)
 Unknown(不明なポート)
WAN Metrics WAN側のリンク情報を設定します。

・At Capacity:「有効」にするとWAN側の回線容量が上限に達していること通知します。デフォルトは「無効」です。
・Symmetric Link:「有効」にすると、Uplink/Downlink Speedが同じ値であることを通知します。デフォルトは「無効」です。
・Link Status:WANリンクの状態(Link Up、Link Down、Link Test)を設定します。デフォルトは「Link Up」です。
・Uplink Load:アップリンクの負荷率を指定します。デフォルトは「240」です。
・Downlink Load:ダウンリンクの負荷率を指定します。デフォルトは「80」です。
・Uplink Speed:WAN側アップリンクの回線スピード(kbps)を指定します。デフォルトは「1000」です。
・Downlink Speed:WAN側ダウンリンクの回線スピード(kbps)を指定します。デフォルトは「8000」です。
・Load Measure Duration:回線負荷率の測定間隔を指定します。測定しない場合は「0」を指定します。デフォルトは「3000」です。

VAP編集-拡張設定 / 802.11u

VAP編集画面の拡張設定タブをクリックすると、拡張設定タブの下に802.11uタブが表示されます。
Note
802.11uタブは「VAP編集-基本設定」で「Passpoint」を有効に設定しているときだけ表示されます。

Access Network Type ネットワークタイプを指定します。デフォルトは「Private network」です。
Domain name 証明書に使用されているドメイン名を指定します。例:「example.com」、「another.example.com」、「yet-another.example.com」
デフォルトは空欄です。  
NAI Realm information NAI(Network Access Identifier)Realm名(例:example.com、example.org)を入力し、認証方式(TLS、TTLS、SIM、AKA)を選択します。
オプションボタン 802.11uのオプション設定欄が展開されます。

表 26:ネットワークタイプ(Access Network Type)
Private network 未認証ユーザーが入れないネットワーク
例:ユーザーアカウントを使用するプライベートネットワークやエンタープライズネットワークなど
Private network with guest access ゲストアクセス可能なプライベートネットワーク
例:ゲストユーザーもいるエンタープライズネットワーク
Chargeable public network 料金を払うことで、誰でもいつでもアクセス可能なネットワーク 料金形態等は、他の方法で取得可能(IEEE 802.21, http/https redirect or DNS redirection)
例:コーヒーショップの月額制ネットワーク、ホテルのルームネットワーク
Free public network 誰でも無料でアクセス可能なネットワーク
例:空港のホットスポット、市が提供するネットワークサービス
Personal device network パーソナルデバイス向けのネットワーク
例:写真を印刷するための、カメラとプリンターを接続するネットワーク
Emergency service only network 緊急サービス(警察・消防)が提供する限定されたネットワーク
例:緊急通話用・緊急警報受信用
Test or experimental テストまたは実験用ネットワーク
Wildcard ワイルドカードアクセスネットワーク

VAP編集-拡張設定 / 802.11u / オプション

802.11uタブの一番下にある「オプション」ボタンをクリックすると以下の項目が表示されます。

Roaming Consortium List ローミング・コンソーシアムリストをオーガナイゼーション識別子(Ol)を6文字以上30文字以下の16進数(0~9、A~F、a~f)で指定します。登録可能数は15個までで複数指定時はカンマ「,」で区切ります。
例:021122,2233445566
※6文字未満の文字数や6文字以上で奇数文字数の入力は未サポートです。入力したい文字数が6文字未満や奇数文字数の場合は先頭に0を入力してください。例 :"123" -> "000123"、"1234567" -> "01234567"
※1つあたりのOIの入力文字数は14文字以内にしてください。
Internet Access インターネット接続の有効・無効を切り替えます。インターネットへの接続を許可する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「有効」です。
Additional Step Required for Access 接続時に追加のステップを付与するか否かの有効・無効を切り替えます。接続時に追加のステップを付与する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
Emergency services reachable 緊急サービス接続機能の有効・無効を切り替えます。緊急サービス接続機能を使用する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
Unauthenticated emergency service accessible 未認証ユーザーに緊急サービス接続機能を提供するか否かの有効・無効を切り替えます。未認証ユーザーに対して緊急サービス接続機能を提供する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「無効」です。
Venue Group 無線APが属する場所の分類をグループ番号で指定します。デフォルトは7(私邸)です。
Venue Type 無線APが属する場所の種類を、グループ番号(Venue Group)と紐づけられたタイプ番号で指定します。デフォルトは1(私邸)です。
Homogeneous ESS identifier (HESSID) Passpointネットワークを設定している、すべての無線APで同じESSIDを指定します。フォーマットはMACアドレスを16進数(0~9、A~F、a~f)のコロン区切りで指定します(例:00:00:cd:24:03:67)。
Network Authentication Type 各ネットワーク認証方式の有効・無効とリダイレクト先のURLを指定します。デフォルトは「なし」(すべて無効)です。

・Terms and Conditions: 利用規約への同意での認証を行うか否か
・Online Enrollment: オンライン登録での認証を行うか否か
・Redirect http/https: http/httpsリダイレクトを許可するか否か
・Redirect DNS: DNSリダイレクトを許可するか否か
IP Address Type Availability IPv4アドレスとIPv6アドレスのタイプを選択します。デフォルトはIPv4が「Port Private NAT 1」、IPv6が「No Exist」です。

IPv4のタイプ
・No Exist:IPv4アドレスが利用不可
・Public:公開IPv4アドレスが利用可能
・Port Restrict:ポート制限があるIPv4アドレスが利用可能
・Private NAT 1:NATされたプライベートIPv4アドレスが利用可能
・Private NAT 2:二重NATされたプライベートIPv4アドレスが利用可能
・Port Private NAT 1:ポート制限があるIPv4アドレス、NATされたIPv4アドレスが利用可能
・Port Private NAT 2:ポート制限があるIPv4アドレス、二重NATされたIPv4アドレスが利用可能
・Unknown:不明なIPv4アドレス

IPv6のタイプ
・No Exist:IPv6アドレスが利用不可
・Exist:IPv6アドレスが利用可能
・Unknown:不明なIPv6アドレス
Venue Name サービスを提供している施設の名前と言語コードを指定します。デフォルトは「なし」です。
設定欄右端の下向きアイコンをクリックし、「+ エントリーを追加」リンクをクリックすると入力欄が表示されます。
入力欄を増やす場合も「+ エントリーを追加」リンクをクリックします。
追加した入力欄を削除する場合はゴミ箱アイコンをクリックします。

・Name:施設の名前
・言語コード:言語コード
3GPP Cellular Network information 3GPP(802.11u 3rd Generation Partnership Project)のセルラーネットワークのコード(MCCとMNC)を指定します。デフォルトは空欄です。

・MCC(モバイルコミュニティーコード):国コード(3桁)。日本は「440」
・MNC(モバイルネットワークコード):キャリアのモバイルネットワークコード(2桁または3桁の番号)
Arbitrary ANQP-element configuration ANQP-elementの追加指定を行います。デフォルトは空欄です。
設定欄右端の下向きアイコンをクリックし、「+ エントリーを追加」リンクをクリックすると入力欄が表示されます。
入力欄を増やす場合も「+ エントリーを追加」リンクをクリックします。
追加した入力欄を削除する場合はゴミ箱アイコンをクリックします。

・ID:ANQPエレメントのID
・Payload:ANQPエレメントのペイロード
GAS Address 3 behavior GAS(Generic Advertisement Service)のアドレスの設定を指定します。デフォルトは「P2P Specification」です。

・P2P specification:GAS Initial request packetに含まれるBSSIDがワイルドカードBSSID(FF:FF:FF:FF:FF:FF)かつ、送信先MACアドレスが「マルチキャストアドレス、かつクライアントがまだAssociationされていない」または「ブロードキャストアドレス」の場合にワイルドカードBSSIDを用いて応答します。その他の場合は無線APのBSSIDを用いて応答します。
・IEEE 802.11 standard:送信先MACアドレスが「マルチキャストアドレス、かつクライアントがまだAssociationされていない」または「ブロードキャストアドレス」の場合にワイルドカードBSSID(FF:FF:FF:FF:FF:FF)を用いて応答します。その他の場合は、無線APのBSSIDを用いて応答します。
・Force non-compliant behavior:どの条件下でも、無線APのBSSIDを用いて応答します。
GAS Comeback Delay GASの返答時間を指定します。0~65535タイムユニット(1TU=1024マイクロ秒)の範囲で指定できます。デフォルトは「0」です。
Qos Map Set QoS Mapの設定を、DSCP例外(DSCP値とユーザープライオリティー値のペア)0 ~ 21個と、ユーザープライオリティー 0 ~ 7に対応するDSCP範囲(開始DSCP値と終了DSCP値のペア)8個をカンマ区切りで指定します。デフォルトは空欄です。
具体的な指定方法は「QoS Map Set」をご参照ください。

表 28:グループ番号(Venue Group)とタイプ番号(Venue Type)
グループ番号
タイプ番号
説明
0 0 不特定の場所
1 3 旅行ターミナル(空港・バス・フェリー・駅)
2 8 研究機関
3 3 大学・大学院
4 1 工場
7 1 私邸(デフォルト)
11 2 公園

QoS Map Set
QoS Map Setは、DSCP例外(DSCP値とユーザープライオリティー値のペア)0 ~ 21個と、ユーザープライオリティー 0 ~ 7に対応するDSCP範囲(開始DSCP値と終了DSCP値のペア)8個をカンマ区切りで並べて指定します。
DSCP値は「0 - 63」または「255」で指定します。DSCP範囲を「255,255」とした場合、該当するユーザープライオリティーは使用されません。

たとえば、DSCP例外 2個とユーザープライオリティー(UP)0~7に対応する「DSCP範囲」を下表の設定値に設定する場合、QoS Map Setの指定値は次のようになります。
53,2,22,6,8,15,0,7,255,255,16,31,32,39,255,255,40,47,255,255
表 29:QoS Map Set設定例の詳細
設定項目
設定値
説明
DSCP例外1 53,2 DSCP値 53のみ例外的にユーザープライオリティー 2を使用
DSCP例外2 22,6 DSCP値 22のみ例外的にユーザープライオリティー 6を使用
UP0のDSCP範囲 8,15 DSCP値 8~15にはユーザープライオリティー 0を使用
UP1のDSCP範囲 0,7 DSCP値 0~7にはユーザープライオリティー 1を使用
UP2のDSCP範囲 255,255 ユーザープライオリティー 2は使用しない
UP3のDSCP範囲 16,31 DSCP値 16 ~ 31にはユーザープライオリティー 3を使用
UP4のDSCP範囲 32,39 DSCP値 32~39にはユーザープライオリティー 4を使用
UP5のDSCP範囲 255,255 ユーザープライオリティー 5は使用しない
UP6のDSCP範囲 40,47 DSCP値 40 ~ 47にはユーザープライオリティー 6を使用
UP7のDSCP範囲 255,255 ユーザープライオリティー 7は使用しない

QRコード

VAP欄の各VAP右側にあるQRコードアイコンをクリックすると、当該VAPの無線設定情報が含まれるQRコードを作成されます。
QRコードは「ダウンロード」ボタンをクリックすることで画像データとして保存でき、これをスマートフォンやタブレットなどの無線クライアントからQRコードを読み込むことで簡単に無線APへの接続が可能になります。

Note
QRコードは無線の無線通信状態とVAPのステータスが有効の場合に表示されます。
Note
QRコードは下記のセキュリティー設定でのみ作成可能です。その他の組み合わせでは作成されないのでご注意ください。

クライアント

本製品に接続している無線クライアントの各種情報の確認が行えます。

検索ボックス 「有効」にすると、ユーザーを認証したRADIUSサーバーを使用して、ユーザーがセッション中に使用したリソース(使用時間など)を記録することができます。
接続クライアント数 接続している無線クライアントの合計数が表示されます。
最終更新 最新更新日時が表示されます。
「表示」ボタン 最新の情報に更新します。
「クライアント切断」ボタン 該当のクライアントとの接続を切断します。
IPアドレス 接続している無線クライアントのIPアドレスが表示されます。
MACアドレス 接続しているクライアントのMACアドレスが表示されます。
SSID どのSSIDで接続しているかが表示されます。
NetBIOS名 接続しているクライアントのNetBIOS名が表示されます。NetBIOS名が取得できていない、または取得中の場合は「n/a」と表示されます。
※2バイト文字のNetBIOS名は表示されません。
信号強度(dBm) 信号の強さが表示されます。
送信レート 送信レート(Mbps)が表示されます。
受信レート 受信レート(Mbps)が表示されます。
経過時間 無線クライアントと接続を開始した時間からの経過時間が表示されます。

近隣のアクセスポイント

本製品の周辺に存在する無線APの確認が行えます。
本機能を使用する場合は、「無線管理」の「無線」/「拡張設定」/「隣接AP検出」を「有効」に設定します。
Note
この機能を有効にすると、現在使用しているチャンネルを周期的に停止して、他のチャンネルをスキャンします。これは、無線APのサービスのパフォーマンスを若干低下させます。この機能を使用する必要がない場合は、無効化して運用することをおすすめいたします。

検索ボックス リストに表示されている無線APの絞り込みを行えます。
最終更新日時 最後に近隣の無線APを探索した日時が表示されます。
「表示」ボタン 最新の情報に更新します。
BSSID 検出した無線APのBSSIDが表示されます。
SSID 検出した無線APのネットワーク名(SSID)が表示されます。
無線 検出した無線APの無線(2.4GHzまたは5GHz)が表示されます。
チャンネル 検出した無線APのチャンネルが表示されます。
信号 検出した無線APの信号の強度がパーセント表示(数値が高い方が信号強度が強い)されます。
セキュリティー 検出した無線APのセキュリティーの状態が表示されます。
検出日時 無線APを検出した日時が表示されます。

MACフィルタリング

「MACフィルター」画面ではMACフィルター(MACアドレスリスト)の追加、編集、削除が行えます。

MACアドレスの絞り込み MACアドレスリストの絞り込みを行えます。
Xリスト 登録されているMACアドレスリストの総数が表示されます。
「追加」ボタン 新しい空のMACアドレスリストを追加します。追加直後のリスト名は「名称未設定リストX」(X=数字)です。
「アップロード」ボタン CSVファイルをアップロードして新しいMACアドレスリストを追加します。ファイル選択ダイアログでアップロードするファイルを指定してください。
CSVファイルの各行は1列目をMACアドレス、2列目をコメントにします。


  "0000.5e00.53b1","Client B1"
  "0000.5e00.53b2","Client B2"
名前 アップロードしたMACアドレスリストのファイル名が表示されます。
エントリー数 MACアドレスリストに登録されているMACアドレス数が表示されます。
アクション MACフィルターに設定されているアクション(ブロックまたは許可)が表示されます。
編集ボタン(鉛筆アイコン) MACフィルターの編集を行う「リスト構成」ダイアログが表示されます。
ダウンロードボタン(下向き矢印アイコン) MACアドレスリストのファイルをダウンロードします。
削除ボタン(ゴミ箱アイコン) MACアドレスリストを削除します。
展開ボタン(下向きアイコン) MACアドレスリストに登録されているMACアドレス、コメントが表示されます。

作成したMACフィルターの割り当て方法には次の2種類があります。

リスト構成(MACフィルターの編集)

「リスト構成」ダイアログではMACフィルターの編集を行えます。

各項目の説明は以下です。
リスト名 MACフィルターリストの名前を入力します。
アクション MACフィルターのアクション(フィルタータイプ)をブロック(ブラックリスト)、許可(ホワイトリスト)から選択してください。
MACアドレス MACフィルターにエントリーを追加するには、MACアドレスを「aa:bb:cc:dd:ee:ff」の形式で入力し「追加」ボタンをクリックします。
削除ボタン MACフィルターのエントリー(MACアドレス)を削除します。
保存ボタン 本ダイアログの編集内容を保存して前の画面に戻ります。
キャンセルボタン 本ダイアログの編集内容を破棄して前の画面に戻ります。


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