このリリースノートは、リファレンスマニュアルに記載されていない内容や、ご使用の前にご理解いただきたい注意点など、お客様に最新の情報をお知らせするものです。 最初にこのリリースノートをよくお読みになり、本製品を正しくご使用ください。
1. 対象製品とファームウェアバージョン
本リリースノートは、下記の製品・バージョンを対象としています。各項目がどの製品に該当するかは次のアイコンで示します。
| アイコン | 対象製品 | 対象バージョン | 旧バージョン | |
|---|---|---|---|---|
| 該当 | 非該当 | |||
| AR-Cloud | AR-Cloud | AT-AR4000S-Cloud | 5.5.5-2.1 | 5.5.5-1.3 |
2. 重要:注意事項
2.1. IP付加機能 / DHCPリレー
- 2.1.1
AR-CloudDHCPリレー機能を使用する際の注意事項ファームウェアバージョン 5.5.4-2.3では DHCPリレー機能でAW+以外の外部DHCPサーバーをリレー先に指定している場合、IPアドレスの割り当てができなくなっていましたが 5.5.5-0.1で修正をおこないました。
DHCPリレーで弊社製品以外のDHCPサーバーを指定する場合は、 ファームウェアバージョン5.5.4-2.3より前または、5.5.5-0.1以降のバージョンを使用してください。
2.2. AMF
- 2.2.1
AR-CloudAMF内部認証方式の互換性について
以前のバージョンで行われたAMF内部認証方式の変更に関して、バージョン5.5.5-2.1以降では旧方式との互換性がなくなっています。
AMFネットワーク上にバージョン5.5.5-2.1以降のAMFノードが存在する場合は、すべてのノードを以下のバージョンで運用することを推奨します。- 5.5.4系列:5.5.4-2.5 以降(5.5.4-2.4以前を除く)
- 5.5.5系列:5.5.5-0.2 以降(5.5.5-0.1を除く)
当該AMFネットワーク上に前記バージョン以外のノード(5.5.4-2.4以前または5.5.5-0.1のノード)が存在する場合、これらの非互換ノードに対しては以下の操作が行えません。
- AMFリモートログイン(atmf remote-login)
- AMFワーキングセット(atmf working-set)経由での下記コマンドの実行
(Vista Manager EXのネットワークマップから「CLI接続」経由で下記コマンドを実行する場合も同様です)- atmf reboot-rolling
- atmf distribute firmware
- atmf recover
- atmf cleanup
- banner login
- boot system
- boot config
- copy
- delete
- edit
- erase factory-default
- issu boot
- move
- ping
- remote-login (VCS)
- terminal monitor
- test cable-diagnostics tdr interface
- traceroute
3. 本バージョンで追加・拡張された機能
3.1. 運用・管理 / ユーザー認証
- 3.1.1
AR-Cloudアットマークを含むユーザー名のサポート
以下の機能においてアットマーク(@)を含むユーザー名をサポートしました。
- ユーザー認証データベースに登録するローカルユーザー
- RADIUSサーバーに登録するユーザー
3.2. 運用・管理 / ローカルCA
- 3.2.1
AR-Cloud証明書管理プロトコル EST
外部CAを使用する環境において証明書取得プロセス(CAに対して証明書への署名を要求するプロセス)を自動化するプロトコル EST(Enrollment over Secure Transport)をサポートしました。
3.3. 運用・管理 / メール送信
- 3.3.1
AR-Cloudメール送信機能のIPv6対応
IPv6によるメール送信をサポートしました。
3.4. Web GUI / ネットワークサービス
- 3.4.1
AR-Cloudパケットキャプチャー
ツール画面から任意のインターフェースでパケットキャプチャーを行えるようになりました。
ご利用にはAW+ファームウェアバージョン 5.5.5-2.1 以降が必要です。
3.5. Web GUI / ユーザー管理
- 3.5.1
AR-Cloudパスワード変更時の注意メッセージ
ユーザー管理画面でデフォルトの管理者ユーザー「manager」のパスワードを変更しようとしたときに以下の注意メッセージが表示されるようになりました。
このユーザーのパスワードを変更すると接続中のWeb GUIセッションが無効化されすべてのユーザーが強制的にログアウトさせられます。続行しますか?
4. 本バージョンで仕様変更された機能
4.1. 一般
- 4.1.1
AR-CloudAMF内部認証方式の互換性に関する仕様変更
以前のバージョンで行われたAMF内部認証方式の変更に関して、本バージョンでは旧方式との互換性がなくなりました。
AMFネットワーク上にバージョン5.5.5-2.1以降のAMFノードが存在する場合は、すべてのノードを以下のバージョンで運用することを推奨します。- 5.5.4系列:5.5.4-2.5 以降(5.5.4-2.4以前を除く)
- 5.5.5系列:5.5.5-0.2 以降(5.5.5-0.1を除く)
当該AMFネットワーク上に前記バージョン以外のノード(5.5.4-2.4以前または5.5.5-0.1のノード)が存在する場合、これらの非互換ノードに対しては以下の操作が行えません。
- AMFリモートログイン(atmf remote-login)
- AMFワーキングセット(atmf working-set)経由での下記コマンドの実行
(Vista Manager EXのネットワークマップから「CLI接続」経由で下記コマンドを実行する場合も同様です)- atmf reboot-rolling
- atmf distribute firmware
- atmf recover
- atmf cleanup
- banner login
- boot system
- boot config
- copy
- delete
- edit
- erase factory-default
- issu boot
- move
- ping
- remote-login (VCS)
- terminal monitor
- test cable-diagnostics tdr interface
- traceroute
4.2. 運用・管理 / SNMP
- 4.2.1
AR-CloudMIB-IIオブジェクトsysNameの設定コマンド変更
これまでMIB-IIオブジェクトsysNameの値として、hostnameコマンドで指定したホスト名を使用していましたが、本バージョンからは新規追加されたsnmp-server system-nameコマンドで設定した値を使用するよう仕様変更されました。
新コマンドはデフォルト未設定のためバージョンアップ後はsysNameが空になります。必要に応じて設定を行ってください。
4.3. Web GUI
- 4.3.1
AR-Cloud画面デザインの変更
AT-Vista Manager EXと合わせる形で全般的な画面デザインの変更を行いました。
これにともないメニュー欄を折りたたむ機能が追加されました。
5. 本バージョンで修正された項目
本バージョンでは、以下の項目が修正されました。
- 5.1
[R365666]
AR-CloudGnuTLSに関する脆弱性(CVE-2024-0553, CVE-2024-0567, CVE-2024-12243, CVE-2024-28834, CVE-2024-28835, CVE-2025-6395, CVE-2025-32988, CVE-2025-32989, CVE-2025-32990)への対策を行いました。
- 5.2
[R390211]
AR-Cloudlibxsltに関する脆弱性(CVE-2024-55549, CVE-2025-24855)への対策を行いました。
- 5.3
[R412565]
AR-Cloudlibxml2に関する脆弱性(CVE-2024-56171, CVE-2025-6021, CVE-2025-24928, CVE-2025-32414, CVE-2025-49794, CVE-2025-49795, CVE-2025-49796)への対策を行いました。
- 5.4
[R412571]
AR-CloudOpenSSLに関する脆弱性(CVE-2025-27587)への対策を行いました。
- 5.5
[R414992]
AR-CloudLibHTPに関する脆弱性(CVE-2025-53537)への対策を行いました。
- 5.6
[R427978]
AR-CloudSquidに関する脆弱性(CVE-2025-62168)への対策を行いました。
- 5.7
[R357332]
AR-CloudWebサーバー機能のHTTPS接続において、TLSの暗号化に関してより強力な暗号スイートを使用するようにセキュリティーが強化されました。
- 5.8
[R416279]
AR-Cloudサイズの大きいファイルを転送する場合、転送中にセッションのタイムアウトが発生するとファイル転送が失敗していましたが、これを修正しました。
- 5.9
[R419646]
AR-CloudローカルCA(トラストポイント「local」)が発行したサーバー証明書をcrypto pki import pkcs12コマンドで正しく取り込むことができませんでしたが、これを修正しました。
- 5.10
[R414795]
AR-CloudBGP 経路表(RIB)が更新されていないにもかかわらず、BGPテーブルバージョンの値が上昇していましたが、これを修正しました。
- 5.11
[R414258]
AR-CloudNATルールのsrc/dstパラメーターに動的IPアドレスを持つインターフェース(例:PPP)が設定されている場合、ルールチェックに失敗していましたが、これを修正しました。
- 5.12
[R429262]
AR-CloudトンネルインターフェースにIPsec保護を適用すると、関連プロセスが異常終了しシステムが再起動することがありましたが、これを修正しました。
- 5.13
[R416460]
AR-CloudCLIから作成したファイアウォールルールをWeb GUIで確認すると、送信元/宛先エンティティー名の先頭文字がつねに大文字で表示されていましたが、これを修正しました。
- 5.14
[R422564]
AR-Cloudスタティック経路の追加・編集時に宛先ネットワークやゲートウェイを検証し、無効な設定を許可しないよう修正しました。
- 5.15
[R428682]
AR-CloudDNSリレー画面を開いたときにエラーメッセージが表示されることがありましたが、これを修正しました。
- 5.16
[R419269]
AR-CloudWeb GUIのRADIUSクライアント設定において、RADIUSサーバーの追加に失敗するとメモリーリークを引き起こすことがありましたが、これを修正しました。
6. 本バージョンでの制限事項
本バージョンには、以下の制限事項があります。
6.1. 運用・管理 / システム
- 6.1.1
[R015824]
AR-Cloud検索ドメインリスト(ip domain-list)を設定する場合、最初にトップレベルドメインだけのものを設定すると、同一トップレベルドメインを持つ他のエントリーを使用しません。その結果、ホスト名を指定したPingに失敗することがあります。
- 6.1.2
[1707029]
AR-Cloud
起動時に以下のログが出力されることがありますが、ログのみの問題で、システムは正常に起動します。
auth.warning awplus portmap[311]: user rpc not found, reverting to user bin
- 6.1.3
[R133573]
AR-Cloud
起動時に以下のログが出力されることがありますが、ログのみの問題で、動作には影響ありません。
kern.err awplus kernel: EXT4-fs (mmcblk0p1): couldn't mount as ext3 due to feature incompatibilities
- 6.1.4
[R172678]
AR-Cloud
show memoryコマンドを実行した際、まれに以下のようなエラーログが出力されることがありますが、ログのみの問題で、通信には影響ありません。
hostd[xxx]: CMSG(xxxx).host.req.tipc[xx]: sending of reply failed send:-1 of xxxxx, error Cannot allocate memory IMI[xxxx]: CMSG(xxx).tport.host.req.tipc[xx]: Receive timed out socket xxx nbytes was -1 last error Resource temporarily unavailable IMI[xxxx]: CMSG(xxx).host.req.tipc[xx]: No response from server. (method: proc_get_sys_ps_info)
- 6.1.5
[R210373]
AR-CloudWebサーバー機能のHTTPおよびHTTPSリスニングTCPポート番号に、同一ポート番号を設定することは未サポートです。
- 6.1.6
[R216971]
AR-Cloud短期間にインターフェースのダウン、アップが複数回発生した場合、dslite-helperモジュールの異常終了が発生することがありますが、通信には影響ありません。
- 6.1.7
[R147264]
AR-Cloud
起動時にまれに以下のようなログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
user.err awplus-1 licencecheck: RPC[3]: Recv data error: Bad file descriptor
- 6.1.8
[R268685]
AR-Cloud装置自身のDNS名前解決に対して、ip name serverコマンドのsuffix-listパラメーターの設定が正しく動作しないことがあります。
- 6.1.9
[R288688]
AR-Cloud
SSHクライアント端末が接続している状態でシステムを再起動した場合、これらの接続の切断処理を行いません。
- 6.1.10
[R293305]
AR-Cloud
Microsoft Azure上にインストールしたAT-AR4000S-Cloudの起動が完了してから、Azure側のステータスに反映される(「作成中」から「実行中」に変更される)まで30分程度要しますが、動作に影響はありません。
- 6.1.11
[R335428]
AR-Cloud再起動を実施した直後に、コンソール上に下記のように表示されることがありますが、動作に影響はなく正常に再起動可能です。
systemd 254 running in system mode (-PAM -AUDIT -SELINUX -APPARMOR -IMA -SMACK -SECCOMP -GCRYPT -GNUTLS +OPENSSL -ACL +BLKID -CURL -ELFUTILS -FIDO2 -IDN2 -IDN -IPTC +KMOD -LIBCRYPTSETUP -LIBFDISK -PCRE2 -PWQUALITY -P11KIT -QRENCODE -TPM2 -BZIP2 -LZ4 -XZ -ZLIB -ZSTD -BPF_FRAMEWORK -XKBCOMMON +UTMP -SYSVINIT default-hierarchy=hybrid) Detected virtualization container-other. Detected architecture mips64.
- 6.1.12
[R340262]
AR-CloudAR4000S-Cloud仮想マシンのシャットダウンや再起動処理に1分30秒ほどかかることがあります。
6.2. 運用・管理 / コマンドラインインターフェース(CLI)
- 6.2.1
[R014129]
AR-Cloudeditコマンドを使用すると、コンソールターミナルのサイズが自動で変更されてしまいます。
- 6.2.2
[R016783]
AR-Cloudenableコマンド(非特権EXECモード)のパスワード入力に連続して失敗した場合、エラーメッセージに続いて表示されるプロンプトの先頭に
enable-local 15という不要な文字列が表示されます。 - 6.2.3
[R018016]
AR-Clouddoコマンド入力時、doの後にコマンド以外の文字や記号を入力しないでください。
6.3. 運用・管理 / ファイル操作
- 6.3.1
[R014056]
AR-Cloudファイル名にスペースは使用できません。
- 6.3.2
[1412014]
AR-Cloudeditコマンドにおいてファイル作成後にファイル名の指定を行った場合、作成不可能な文字列を含むファイルが保存できてしまいます。また ! をファイル名の最初に用いた場合、File !aaa savedと出力されますが、ディレクトリー内にファイルは保存されません。上記の方法で不正な文字列を含むファイルを保存した場合、ファイルの削除ができません。
- 6.3.3
[R108781]
AR-Cloud
起動時コンフィグ(スタートアップコンフィグ)が存在しない状態で機器を起動すると、起動後に以下のようなログが記録される場合がありますが、動作には影響ありません。
user.err awplus IMISH[2090]: Command [loop-protection loop-detect fast-block ldf-interval 1] failed
- 6.3.4
[R123658]
AR-Cloudcopyコマンドでコピー先にscpを指定したとき、コピー元にワイルドカードを指定することはできません。
6.4. 運用・管理 / コンフィグレーション
- 6.4.1
[R164068]
AR-Cloud権限レベル1のユーザーを作成後、コンフィグの保存、再起動をせず、そのユーザーで再ログインし、enableコマンドで特権EXECモードに移行しようとした際、エラーメッセージを表示するのではなく特権パスワードの入力を求められます。ただし、パスワードを入力しても特権EXECモードには移行しません。これは正常動作です。
- 6.4.2
[R197812]
AR-Cloud起動時コンフィグ、バックアップ用起動時コンフィグに指定するコンフィグファイルのファイル名の長さは、拡張子の ".cfg" を含めて64文字までにしてください。
6.5. 運用・管理 / ユーザー認証
- 6.5.1
[R012053]
AR-CloudTACACS+サーバーを利用したコマンドアカウンティング(aaa accounting commands)有効時、endコマンドのログはTACACS+サーバーに送信されません。
- 6.5.2
[R012360]
AR-CloudTACACS+サーバーを利用したCLIログインのアカウンティングにおいて、SSH経由でログインしたユーザーのログアウト時にStopメッセージを送信しません。
- 6.5.3
[R015837]
AR-Cloudスクリプトで実行されたコマンドはTACACS+サーバーへは送信されません。
- 6.5.4
[1706026]
AR-Cloudグローバルな共有パスワードを利用してTACACS+サーバーでユーザー認証を行うと認証に失敗する場合があります。 個々のTACACS+サーバーホストに共有パスワードを設定すれば、正しく認証を行うことが可能です。
- 6.5.5
[R111746]
AR-CloudTACACS+サーバーとの通信に使うパスワードは、tacacs-server hostコマンドのkeyパラメーターで設定してください。
- 6.5.6
[R267761]
AR-Cloud
同じユーザーアカウント(ユーザー名)で連続してログインに失敗しても、aaa local authentication attempts max-failコマンドの設定によるアカウントロックが動作しないことがあります。
ログインに成功するとそれまでの失敗回数がクリアされますが、同じユーザーアカウントでGUIアプリケーション(AT-Vista Manager EXやWeb GUI)を使用している場合、これらのアプリケーションによるログイン成功でも失敗回数がクリアされます。
そのためCLIから連続でログインに失敗しても、アプリケーション経由のログインによるカウントクリアのタイミングによってはアカウントがロックされません。本事象はアプリケーションが使用するユーザーアカウントとCLIが使用するアカウントを別にすれば回避できますので、必要に応じてアプリケーション専用のユーザーアカウントを設定してください。
- 6.5.7
[R357140]
AR-Cloudusernameコマンドでユーザーアカウントを作成する際、ユーザー名の先頭にはハイフン(-)を使用しないでください。ハイフン(-)を先頭にしたユーザー名を作成することは可能ですが、ログインすることができません。
6.6. 運用・管理 / RADIUSクライアント
- 6.6.1
[1803014]
AR-Cloud認証サーバーグループを適用した場合でも、各グループで設定した順番でRADIUSサーバーへ認証を試行しません。常にradius-server hostコマンドで設定した順番で認証を試行します。
- 6.6.2
[R370204]
AR-CloudRADIUSアカウンティングサーバーに対し、中間報告(Interim-Update)を定期的に送信するよう設定した場合、以下のエラーログが出力されますが、動作に影響はありません。
authpriv.err awplus IMISH[XXXX]: PAM _pam_load_conf_file: unable to open config for /etc/pam-aaa/method/group:tacacs+.acct-commands
- 6.6.3
[R402973]
AR-CloudRADIUSアカウンティングで複数のRADIUSサーバーを利用するときは、radius-server deadtimeコマンドまたはdeadtimeコマンドで0以外の値に設定してください。設定しない場合、すべてのRADIUSサーバーがアカウンティングでのアクセス不可となったとき、accounting-requestの再送が停止しないことがあります。
6.7. 運用・管理 / RADIUSサーバー
- 6.7.1
[1209015]
AR-Cloudserver auth-portコマンドによりローカルRADIUSサーバーの認証用UDPポート番号を63998以上に設定しようとすると、関連プロセスが再起動するログが出力されます。また、上記のUDPポート番号を使用してポート認証を行うことができません。
- 6.7.2
[1209018]
AR-CloudローカルRADIUSサーバーに登録するユーザー名の長さは63文字までにしてください。
- 6.7.3
[R019563]
AR-Cloudスタートアップコンフィグに記述されているローカルRADIUSサーバーのユーザー情報を変更する場合は、スタートアップコンフィグをeditコマンドで編集せずに、CLIコマンドで設定を変更してください。
6.8. 運用・管理 / ローカルCA
- 6.8.1
[R137867]
AR-Cloud
サーバー証明書の削除、またはインポートを実施した際に以下のログが表示されますが、ログのみの問題で、削除処理、またはインポート処理には問題ありません。
PKI error: failed to create symlink
6.9. 運用・管理 / メール送信
- 6.9.1
[1602048]
AR-Cloudメール送信機能において、SMTPサーバー側の同時接続数エラーにより本製品がメール送信に失敗すると、CPU使用率が上昇することがあります。これを回避するには、メール送信機能が有効な本製品の台数よりもSMTPサーバー側の最大同時接続数が大きくなるよう、SMTPサーバー側の設定を変更してください。
6.10. 運用・管理 / ログ
- 6.10.1
[R013682]
AR-Cloud
no log bufferedを入力してランタイムメモリーへのログ出力を一度無効にした後、default log bufferedを実行しても、ログ出力が再開しません。その場合はlog bufferedを実行することにより再開できます。 - 6.10.2
[R013846]
AR-Cloudpermanentログにメッセージフィルターを追加した後、default logコマンドを実行してログ出力設定を初期値に戻しても、追加したメッセージフィルターが削除されません。メッセージフィルターを削除するには、log(filter)コマンドをno形式で実行してください。
- 6.10.3
[R083975]
AR-Cloud起動中にPIMまたはSNMPパケットの送信に失敗したというエラーログが出力されることがありますが、通信に影響はありません。
- 6.10.4
[1704013]
AR-Cloud
通信中まれに以下のログが出力されることがありますが、ログのみの問題で、通信には影響ありません。
kern.err awplus kernel: pca953x 0-0023: failed writing register
- 6.10.5
[1710094]
AR-Cloud
NATが有効の場合、起動後に以下のようなログが出力されることがありますが、通信には影響ありません。
apteryxd: Failed to notify watcher for path "/firewall/nat-rules/xx/index""
- 6.10.6
[R128275]
AR-Cloud
起動後に以下のようなログが出力されることがありますが、動作には問題ありません。
syslog.err awplus syslog-ng[287]: Error opening include file; filename='/etc/syslog-conf.d/delay_buffer', depth='1 syslog.err awplus syslog-ng[287]: Error resolving reference; content='rewrite', name='r_subst', location='/etc/syslog-conf.d/buffered:12:42' syslog.err awplus syslog-ng[287]: Error initializing new configuration, reverting to old config;
- 6.10.7
[R137483]
AR-Cloudlog hostコマンドでSyslogサーバーを設定している場合、システム起動時にSyslogサーバーに対して同じログが複数回送信されることがありますが、動作には影響ありません。
- 6.10.8
[R171836]
AR-Cloudlog facilityコマンドでhostログ(syslog)、emailログ以外の出力先のファシリティーを変更することはできません。
- 6.10.9
[R183772]
AR-Cloud
起動時に以下のようなログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
daemon.warning awplus systemd[1]: /lib/systemd/system/animad.service:6: Unknown key name 'SuccessExitStatus' in section 'Unit', ignoring. daemon.warning awplus systemd[1]: /lib/systemd/system/anima_sshd.service:5: Unknown key name 'SuccessExitStatus' in section 'Unit', ignoring. daemon.warning awplus systemd[1]: dev-hugepages.mount: unit configures an IP firewall, but the local system does not support BPF/cgroup firewalling. daemon.warning awplus systemd[1]: (This warning is only shown for the first unit using IP firewalling.)
- 6.10.10
[R189069]
AR-Cloud
起動時に、まれにappweb: PAMから始まる以下のようなエラーログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
authpriv.err awplus appweb: PAM unable to dlopen(/lib/security/pam_permit.so): /lib/security/pam_permit.so: cannot open shared object file: Too many open files authpriv.err awplus appweb: PAM adding faulty module: /lib/security/pam_permit.so authpriv.err awplus appweb: PAM no modules loaded for `login' service authpriv.err awplus appweb: PAM _pam_init_handlers: no default config /etc/pam.d/other authpriv.err awplus appweb: PAM error reading PAM configuration file
- 6.10.11
[R208934]
AR-Cloud
起動時に以下のようなwarningレベルのログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
kern.warning awplus kernel: mmcblk0: p1 size 7714809 extends beyond EOD, truncated
- 6.10.12
[R177584]
AR-Cloud
起動中に、まれに以下のようなメッセージが表示されることがありますが、動作には影響ありません。
systemd[1]: Failed to allocate manager object: Read-only file system [!!!!!!systemd[1]: Freezing execution. ] Failed to allocate manager object.
- 6.10.13
[R210058]
AR-Cloud
起動時に以下のログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
kernel: cgroup: new mount options do not match the existing superblock, will be ignored
- 6.10.14
[R214912]
AR-Cloud
AT-Vista Manager EXで管理されている環境のルーターにおいて、起動時に以下のようなエラーログが複数生成されることがありますが、動作には影響ありません。
user.err awplus apteryxd: No response from provider for path "/system/configuration/state"
- 6.10.15
[R225617]
AR-Cloud
起動時に以下のログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
kern.notice awplus kernel: random: crng init done kern.notice awplus kernel: random: 6 urandom warning(s) missed due to ratelimiting
- 6.10.16
[R312155]
AR-Cloud起動時に下記のログが出力されることがありますが、動作に影響はありません。
kern.warning awplus kernel: dw-apb-uart 18020000.serial: forbid DMA for kernel console (1993 times) kern.warning awplus kernel: ipifwd: loading out-of-tree module taints kernel. (1992 times) kern.warning awplus kernel: pci_bus 0000:00: 2-byte config write to 0000:00:00.0 offset 0x4 may corrupt adjacent RW1C bits (1996 times)
- 6.10.17
[R313422]
AR-Cloud
起動後に以下のエラーログが出力されることがありますが、動作には問題ありません。
ovs-vsctl: (db_ctl_base) unix:/tmp/db.sock: database connection failed (Connection refused) ovs-exec: (ovs_exec) Failed to initialize the database. ovs-vsctl: (db_ctl_base) no row "of0" in table Bridge ovs-vsctl: (db_ctl_base) no bridge named of0
- 6.10.18
[R317160]
AR-Cloud
アマゾン ウェブ サービス(AWS)上で本製品を起動した場合、以下のログが出力されることがありますが、動作に影響はありません。
user.err awplus HSL[615]: HSL: ERROR: Error retrieving current settings for eth0. Error Operation not supported
- 6.10.19
[R391777]
AR-Cloud
Microsoft Azure環境で以下のログが出力されることがありますが、動作に影響はありません。
daemon err dhclient Timeout too large reducing to: 2147483646 (TIME_MAX - 1)
- 6.10.20
[R419796]
AR-Cloudログメッセージの出力先としてbufferedもしくはpermanentを指定したdefault logコマンドは正しく動作しません。 不要なログフィルターを削除したい場合は
no log (filter)を使用してください。
6.11. 運用・管理 / スクリプト
- 6.11.1
[R015261]
AR-Cloudスクリプト機能を使ってOSPF、BGPのルーティングプロセスを再起動することはできません。再起動が必要な場合はコマンドから直接実行してください。
- 6.11.2
[R018195]
AR-Cloud間違ったコマンドを入力したスクリプトファイルを実行した場合、本来ならば、コンソール上に
% Invalid input detected at '^' marker.のエラーメッセージが出力されるべきですが、エラーメッセージが出力されないため、スクリプトファイルが正常に終了したかのように見えてしまいますが、通信には影響はありません。
6.12. 運用・管理 / トリガー
- 6.12.1
[R013925]
AR-Cloud
トリガー設定時、scriptコマンドで指定したスクリプトファイルが存在しない場合、コンソールに出力されるメッセージ内のスクリプトファイルのパスが誤っています。
誤:
% Script /flash/script-3.scp does not exist. Please ensure it is created before正:
% Script flash:/script-3.scp does not exist. Please ensure it is created beforeまた、スクリプトファイルが存在しないにもかかわらず前述のコマンドは入力できてしまうため、コンフィグに反映され、show triggerコマンドのスクリプト情報にもこのスクリプトファイルが表示されます。
- 6.12.2
[R017986]
AR-Cloud定時トリガー(type time)を連続で使用する場合は1分以上の間隔をあけてください。連続で実行するとshow trigger counterで表示されるTrigger activationsのカウンターが正しくカウントされません。
- 6.12.3
[R017922]
AR-Cloud複数のトリガーが同時に起動されると、
show trigger counterで表示されるカウンターが正しい値を表示しなくなります。 - 6.12.4
[R149027]
AR-Cloudトリガーを追加、または削除する際、まれにトリガープロセスが再起動することがありますが、トリガープロセス再起動後、当該トリガー設定は正しく反映されており、以降もトリガー機能は正常に動作します。
6.13. 運用・管理 / SNMP
- 6.13.1
[R013240]
AR-Cloudsnmp-server enable trapコマンドにおいて、
sn enable trapなどと入力を省略した場合、入力したコマンドがホスト名欄に表示されコマンドが認識されない、または、コンソールの表示が乱れることがあります。コマンドはtab補完などを利用し省略せずに入力してください。 - 6.13.2
[R016416]
AR-CloudIP-MIBは未サポートです。
- 6.13.3
[1503033]
AR-CloudSNMPマネージャーからMIB取得要求を連続的に受信すると、
ioctl 35123 returned -1のようなログが出力されることがありますが、通信には影響ありません。 - 6.13.4
[R084030]
AR-Cloudsnmp-server userコマンドでSNMPv3ユーザーを複数設定して認証を使用する場合、認証プロトコルはMD5かSHAのどちらか一方のみ使用してください。 複数の認証プロトコルを併用すると正常に動作しないことがあります。
- 6.13.5
[R019598]
AR-Cloudsnmp-server host コマンドを入力後、システムへの情報更新のため、一時的に(約10秒間)SNMPサーバーへのアクセスが停止します。
- 6.13.6
[R339034]
AR-CloudSNMP MIBのfreeMemory(OID 1.3.6.1.4.1.207.8.4.4.3.7.1)の値は正しくありません。正確な情報はWeb GUIまたはCLIのshow memoryコマンドで確認してください。
- 6.13.7
[R389467]
AR-Cloud
SNMPマネージャーからMIB取得要求を連続的に受信している状態で再起動が発生すると、再起動後一時的に以下のエラーメッセージが複数回出力されますが、通信に影響はありません。
kern.err awplus snmpd[xxxx]: send response: Failure in sendto kern.err awplus snmpd[xxxx]: -- .1.0.8802.1.1.1.1.1.1.0
6.14. 運用・管理 / NETCONF
- 6.14.1
[R317451]
AR-CloudNETCONF機能で表示される稼働時間はミリ秒単位までになります。
- 6.14.2
[R329043]
AR-CloudNETCONF機能において、ポートインターフェースに対してmtuコマンドを実行しようとしてもエラーメッセージが表示されないことがありますが、これは表示だけの問題であり動作に影響はありません。
- 6.14.3
[R333988]
AR-CloudNETCONF機能において、特定のプロセスを指定していないリクエストを受信すると不正なフィルターとしてエラーメッセージを出力しますので、 プロセスを指定してリクエストを送信してください。
- 6.14.4
[R334423]
AR-CloudNETCONF機能において、3つのインターフェースモデル(at-interfaces、ietf-interfaces、openconfig-interfaces)のいずれかに対するリクエストに対し、CLI上に存在しないインターフェースを含むデバイス上のすべてのインターフェース情報を返しますが、CLI上に存在しないインターフェースを操作することは未サポートです。
- 6.14.5
[R335925]
AR-CloudNETCONF機能において、ethインターフェース上に設定した802.1Qサブインターフェースの情報を取得したとき、ethインターフェース上に設定したインターフェースであることを通知しません。
- 6.14.6
[R337360]
AR-CloudNETCONF機能において、ethインターフェースから転送され破棄されたパケットに対し、OutDiscardsカウンターが正しくカウントされません。
- 6.14.7
[R338439]
AR-CloudNETCONF機能において、ethインターフェースのin-error情報は増加しません。
- 6.14.8
[R344558]
AR-Cloudietf-yang-libraryデータモデルにアクセスする場合はRESTCONF機能を使用してください。
- 6.14.9
[R348382]
AR-CloudRESTCONF において、コンテナを含む複数のサブセレクターを指定すると、fields クエリーパラメーターが正しい情報を返しません。コンテナを指定する場合は単独で指定してください。
- 6.14.10
[R348403]
AR-CloudRESTCONF機能において、リストエントリーが明示的に定義されている場合、該当するリストエントリー配下のコンテナではノードの情報を取得できません。
- 6.14.11
[R361267]
AR-CloudRESTCONF使用時、openconfig-systemデータモデルに関連つけられたエンティティータグは未サポートになります。
- 6.14.12
[R373691]
AR-CloudRESTCONFでmotdバナーを設定する場合、POSTメソッドは未サポートになりますので、代わりにPUTメソッドを使用してください。
- 6.14.13
[R374213]
AR-CloudRESTCONF使用時、openconfig-openflowデータモデルにおいてPATCHメソッドを実行する場合は正しい形式で実行してください。
6.15. 運用・管理 / NTP
- 6.15.1
[R141470]
AR-Cloudタイムゾーンを設定していても、SquidモジュールのログはUTCの時刻を使用しますが、動作に影響はありません。
6.16. 運用・管理 / 端末設定
- 6.16.1
[R016376]
AR-Cloud仮想端末ポート(SSHクライアントが接続する仮想的な通信ポート)がすべて使用されているとき、write memoryなど一部のコマンドが実行できなくなります。
- 6.16.2
[R136316]
AR-Cloud仮想端末ポート数をデフォルトの 8個(line vty 0 7)から減らす場合、起動時コンフィグをエディターで開き、デフォルトの line vty 0 7コマンドに続けて仮想端末ポートを削除(無効化)する
no line vtyを設定し、保存、再起動を行ってください。
6.17. 運用・管理 / Secure Shell
- 6.17.1
[R017226]
AR-Cloud
本製品のSSHサーバーに対して、次に示すような非対話式SSH接続(コマンド実行)をしないでください。
※本製品のIPアドレスを192.168.10.1と仮定しています。
clientHost> ssh manager@192.168.10.1 "show system"
- 6.17.2
[R017774]
AR-Cloud
SSHログイン時、ログアウトするときに以下のログが表示されますが、動作に影響はありません。
sshd[2592]: error: Received disconnect from xxx.xxx.xxx.xxx: disconnected by server request
- 6.17.3
[R017348]
AR-Cloudmanager以外のユーザー名でログインする際、SSH接続にRSA公開鍵を使用した場合であってもパスワードが要求されますので、ユーザー名に紐付くパスワードを入力してください。
- 6.17.4
[1410009]
AR-CloudAlliedWare製品からAlliedWare Plus製品へのSSH接続は未サポートです。
- 6.17.5
[R240321]
AR-Cloud
SSHサーバー機能を使用する場合、セッションタイムアウト(ssh server session-timeoutコマンド)は初期値「0」(タイムアウトしない)のままご使用ください。
- 6.17.6
[R258764]
AR-Cloud
TACACS+認証やRADIUS認証用のユーザー名、パスワードを使用して機器にSSHでログインしようとすると、以下のエラーが出力され、ログインに失敗することがあります。その場合は再度、認証用のユーザー名、パスワードを使用してSSHログインしてください。
sshd[74545]: fatal: mm_request_receive_expect: read: rtype 104 != type 102
- 6.17.7
[R277479]
AR-Cloud機器へのSSHアクセス時に
Keys successfully setというnoticeレベルのログやCLIメッセージが出力されることがありますが、動作に影響はありません。 - 6.17.8
[R326629]
AR-Cloud
ssh server allow-usersコマンドまたはnetconf allow-usersコマンドでログイン元(HOSTNAME-PATTERN)をホスト名で指定している場合、該当ホストからログインできないことがあります。
その場合は、ユーザー名のみ、あるいはユーザー名とIPアドレスの組み合わせで指定してください。
6.18. インターフェース
- 6.18.1
[R014467]
AR-CloudIPv6アドレスを持つインターフェースにshow interfaceコマンドを入力した際の結果に、実際のホップリミットの値が表示されません。
- 6.18.2
[R113305]
AR-Cloudshow interfaceコマンドにて複数の802.1Qサブインターフェースを指定する場合は、ハイフン(-)ではなくカンマ(,)を使用してください。
- 6.18.3
[R127342]
AR-Cloudshutdownコマンドによりサブインターフェースをダウンさせた状態で本製品を起動した場合、起動後に同インターフェースに対してno shutdownコマンドを実行してもリンクステータスがDownのままとなりますが、これは表示だけの問題です。
- 6.18.4
[R326108]
AR-Cloudshow interface statusコマンド実行時、descriptionを設定したインターフェースが存在すると以下のようなエラーが出力されますが、動作に影響はありません。
user.err awplus NSM[xxx]: Error getting description for ethX
6.19. インターフェース / トンネルインターフェース
- 6.19.1
[1802018]
AR-Cloud
トンネルインターフェースのデリバリーパケットの始点アドレスにPPPインターフェースを設定している場合、起動時に以下のエラーログが出力されることがありますが、ログのみの問題で、動作には影響ありません。
HSL[xxxx]: hsl_os_ioctl_inet4 ioctl (xxxxx): errno 19 - No such device
- 6.19.2
[1803085]
AR-Cloud
トンネルインターフェースの送信元としてPPPインターフェースを指定し、そのトンネルを使用してPBRルールを設定している場合、起動時またはPPPインターフェースのアップ時に以下のようなエラーログが出力されることがありますが、動作に影響はありません。
user.err awplus pbrd: PBR: Error creating route via tunnel0 in IPv4 table 5 (ret=-31)
- 6.19.3
[R121002]
AR-Cloud256を超えるIPv6 IPsecトンネルを使用する構成においては、トンネルインターフェースの始点アドレスの設定(tunnel source)にIPv6アドレスを設定してください。
- 6.19.4
[R171389]
AR-Cloudトンネルインターフェースに適用したPBRルールが存在する構成において、トンネルの設定を変更すると、以下のエラーログが出力されることがありますが動作に影響はありません。
pbrd: PBR: Error creating route via tunnel0 in IPv4 table 5 (ret=-1)
- 6.19.5
[R172825]
AR-Cloudトンネルインターフェースを介してIPv6マルチキャスト通信をする場合は、トンネルインターフェースにIPv6リンクローカルアドレスを設定してください。
6.20. ネットワーク基本設定
- 6.20.1
[R417473]
AR-CloudEthernetポートをAMF接続ポートに設定している場合、ブリッジング画面で該当ポートに対する設定を行うとAMF接続ポートとしての設定が削除されます。ブリッジ設定後にAMF関連の設定を行ってください。
6.21. システム
- 6.21.1
[R389228]
AR-Cloud監視画面において、サンプリング間隔5秒でサンプルを収集するとCPU使用率が負の値になることがあります。サンプリング間隔は30秒以上に設定してください。
6.22. PPP
- 6.22.1
[R019570]
AR-CloudPPPoEクライアントとして動作している場合、PPPoE ACからPADTメッセージを受信しても、該当PPPoEセッションを保持し続けます。これを回避するには、keepaliveコマンドを利用してLCP EchoパケットによるPPP接続の状態監視を有効にしてください。
- 6.22.2
[R097489]
AR-Cloud
no encapsulation pppでPPPインターフェースを削除する場合は、該当PPPインターフェースの下位(親)インターフェース上で実行してください。 - 6.22.3
[R136041]
AR-Cloud
PPPインターフェース上のIPv6アドレスをno ipv6 addressで削除すると、以下のメッセージがコンソール上に表示されますが、メッセージのみの問題で、アドレスは正しく削除されます。
% Unknown error -1
- 6.22.4
[R291740]
AR-CloudPPPoEインターフェースでIPv6アドレスを取得する構成ではオンデマンド接続設定は未サポートです。
6.23. ブリッジング
- 6.23.1
[R017881]
AR-Cloud実インターフェースとその上に作成した802.1QサブインターフェースのUp/Down状態が異なる場合、サブインターフェースにIPアドレスを設定することができません。サブインターフェースにIPアドレスを設定するときは、実インターフェースとサブインターフェースのUp/Down状態を合わせてください。
- 6.23.2
[R018524]
AR-Cloud複数の802.1Qサブインターフェースに対して、同一のIPv4アドレスやIPv6アドレスを設定してもエラーになりませんのでご注意ください。
- 6.23.3
[R071337]
AR-CloudRIPやOSPF、PIM-SM等のL3機能を有効にしたIPインターフェースをソフトウェアブリッジに割り当てる(L2インターフェースに変更する)場合は、あらかじめL3機能の設定を削除してからブリッジに割り当ててください。削除せずにブリッジに割り当てた場合、該当インターフェースではL3機能の設定が残ったままになりますのでご注意ください。
- 6.23.4
[R090451]
AR-CloudDHCPクライアント機能が有効になっているethインターフェースをブリッジポートとしてブリッジグループに所属させる場合、DHCPクライアント機能を無効にしてからブリッジの設定をしてください。
- 6.23.5
[R094225]
AR-Cloudブリッジインターフェース(brX)とブリッジグループの所属インターフェース(ブリッジポート)でのみ動作可能なMACフィルターが、L3トンネルインターフェースにも設定できますが、動作は行いません。
- 6.23.6
[R094360]
AR-CloudIPv6機能が有効になっているインターフェースをブリッジポートとしてブリッジグループに所属させる場合は、あらかじめIPv6機能を無効にしてください。
- 6.23.7
[R388980]
AR-Cloud65個以上のMACアドレスが登録されるブリッジ構成において、ソフトウェアブリッジのフォワーディングデータベース(show bridge macaddrコマンド)に表示されるMACアドレス数は最大64個までですが、表示だけの問題であり動作に影響はありません。
6.24. IP
- 6.24.1
[1803049]
AR-Cloud本製品にデフォルト経路が複数登録されている場合、DNSやリソースファイルアップデートなどのルーター自身が送信するパケットの送信元IPアドレスとして、実際にパケットを送信するインターフェースとは別のインターフェースのIPアドレスを使用することがあります。 その場合、戻りパケットが正しくルーティングされない可能性があるため、本製品発のパケットが正しい送信元IPアドレスを使用してルーティングされるよう、PBRルールを設定してください。
6.25. IP / IPインターフェース
- 6.25.1
[R127507]
AR-CloudIPアドレスを動的取得するインターフェースのARPキャッシュにスタティックエントリーを追加するとき、IPアドレスが未取得の場合は設定が拒否されます。またこの場合、再起動すると起動時にIPアドレスが取得できていない状態となるため、設定が拒否されます。
- 6.25.2
[R314425]
AR-CloudDHCPクライアント機能によりIPアドレスを取得している状態でDHCPクライアント機能を無効にした場合、自動学習したデフォルトルートを削除しませんので、設定を保存後、機器を再起動してください。
6.26. IP / 経路制御
- 6.26.1
[1312057]
AR-Cloudデフォルト経路を登録しているにもかかわらず、show ip route databaseコマンドで
Gateway of last resort is not setと表示される場合がありますが、表示だけの問題で通信には影響ありません。 - 6.26.2
[1312058]
AR-CloudIP経路が20エントリー以上登録されていると、デフォルト経路を登録しているにもかかわらず、show ip routeコマンドで
Gateway of last resort is not setと表示される場合がありますが、表示だけの問題で通信には影響ありません。 - 6.26.3
[R015256]
AR-Cloudネクストホップが直結サブネット上にないスタティック経路は未サポートです。
- 6.26.4
[R018928]
AR-Cloudshow ip routeコマンドで、デフォルトルート(0.0.0.0/0)にマッチするアドレスを指定した場合、経路が正しく表示されませんが、表示のみの問題で、通信には影響ありません。
- 6.26.5
[R231637]
AR-CloudOSPFとBGPを併用時、同一の宛先に対してBGPは再帰ルート、OSPFは通常のネクストホップによるルートを保持し、OSPFが最適経路として使用されている場合、OSPFの経路がダウンしてもBGPの経路に切り替わりません。OSPFとBGPを併用する場合は、再帰ルートは使用しないでください。
- 6.26.6
[R293931]
AR-Cloudshow ip routeコマンドで
A.B.C.DまたはA.B.C.D/Mパラメーターを指定したときに表示される経路情報は、IP経路表(RIB: Routing Information Base)に登録されている経路の中で最初に条件に一致したものであり、最適な経路ではない場合があります。
6.27. IP / 経路制御(RIP)
- 6.27.1
[1308010]
AR-CloudRIP認証機能において、複数のパスワード(キーチェーン)を設定したとき、送信されるRIPパケットの中に含まれるパスワードは、1番目に設定したパスワードのみになります。
- 6.27.2
[R015572]
AR-CloudRIPで通知するネットワークの範囲を指定するとき32ビットマスクで指定しないでください。
- 6.27.3
[R086308]
AR-Cloud
network コマンドでRIPのネットワーク範囲を指定する際、ネットワークを集約して指定すると show ip rip interface コマンドでインターフェースが正しく表示されません。その場合は show ip rip interface コマンドではなく show ip protocols rip コマンドで RIP の状態を確認してください。
なお、ネットワークを集約せず、インターフェースごとに設定した場合、本事象は発生しません。
6.28. IP / 経路制御(OSPF)
- 6.28.1
[R013867]
AR-CloudOSPFにおいて、代表ルーター(DR)として動作しているときにclear ip ospf processコマンドを入力すると、隣接ルーターがDRに変更されます。
- 6.28.2
[1308040]
AR-CloudOSPFの経路フィルタリングにおいて、match metricコマンドを使った特定経路の破棄ができません。
- 6.28.3
[R015154]
AR-CloudOSPFで完全スタブエリア(area stub no-summary)に指定すると、本来そのエリア内にはデフォルトルートのみを通知するべきですが、各エリアへのルート情報(タイプ3LSA)が通知されてしまいます。
- 6.28.4
[R015938]
AR-Cloud異なるOSPFプロセス間のOSPF再通知は未サポートになります。
- 6.28.5
[R015942]
AR-Cloudoverflow databaseコマンドをno形式で実行した場合、設定を有効にするには再起動が必要となります。
- 6.28.6
[1407063]
AR-CloudOSPF環境でルートマップを使用してIP経路表へ特定のネットワークのみの経路を登録させる場合、受信したLSUパケット内部の経路エントリーの最初から255個までしかルートマップの動作対象になりません。対向機器から受信するルート数は255以内におさまるようにしてください。
- 6.28.7
[1503017]
AR-CloudPPPインターフェース上に設定したIPsecトンネルインターフェースでOSPFを使用する場合は、該当IPsecトンネルインターフェースに対してmtuコマンドを実行し、同インターフェースを通るパケットのサイズが1300バイト以下になるよう調整してください。
- 6.28.8
[R018748]
AR-CloudOSPFを使用している環境でセカンダリーIPアドレスの設定を動的に行った場合、セカンダリーIPアドレスと同一サブネットのアドレス宛てに本製品のsshコマンドやpingコマンドなどを実行した場合、始点アドレスとしてプライマリーIPアドレスをセットしたパケットを送信してしまいます。通信先でマネージメントACLなどのアクセス元制限を行っている場合は、本製品のプライマリーIPアドレスからのアクセスも許可するよう設定してください。
- 6.28.9
[R086371]
AR-Cloudip ospf disable all コマンドでOSPFのインターフェースを無効化した場合、同コマンドを no 形式で実行しても再有効化できません。再有効化するには、clear ip ospf processコマンドで該当OSPFプロセスを再起動してください。
- 6.28.10
[R127380]
AR-CloudポリシーベースルーティングとOSPFを併用する際、直接接続されたサブネットからの通信すべてが転送されるポリシーを設定する場合は、neighborコマンドを使用してOSPFを設定するようにしてください。
- 6.28.11
[R360634]
AR-CloudOSPF機能において、prefix-listを指定した match ip next-hopコマンドを使用して配布ルートをフィルタリングできません。
例えば、次のルートマップにおいて、ネクストホップが192.168.1.254のルートであっても一致せず、 このルートをフィルタリングできません。ip prefix-list next seq 5 permit 192.168.1.254/32 route-map remove deny 1 match ip next-hop prefix-list next
6.29. IP / 経路制御(BGP)
- 6.29.1
[R014560]
AR-CloudBGP経路の自動集約機能を有効に設定している場合、デフォルト経路(0.0.0.0/0)のサブネットマスク長が8に変換されてしまいます。BGPの経路情報にデフォルト経路が含まれている場合は、自動集約機能を無効にしてください。
- 6.29.2
[R014922]
AR-Cloudneighbor allowas-inコマンドを入力すると、BGPセッションが再起動され、通信が一瞬途切れることがあります。
- 6.29.3
[R015066]
AR-CloudBGPのMD5ダイジェスト認証使用時にパスワードを変更すると、Hold Timeが満了するまでセッションを維持するため、新しいパスワードでセッションを張ることができません。
- 6.29.4
[R015906]
AR-CloudIP経路表に登録されているインターフェース経路はnetwork synchronizationコマンドを有効にしてもBGP経路表に追加されません。インターフェース経路をBGP経路表に追加する場合はredistributeコマンドを使用してください。
- 6.29.5
[R015250]
AR-CloudIPv6 BGPピアの設定をする場合、固定IPv6アドレスを設定したインターフェースを指定してください。リンクローカルアドレスを使った場合は、Updateメッセージに含まれるNexthopに設定されたリンクローカルアドレスの値が正しく通知されません。
- 6.29.6
[R016831]
AR-CloudIPv6 BGPにおいて、neighbor default-originateコマンド(BGP IPv6アドレスファミリーモード)でデフォルト経路を通知するよう設定している場合は、IPv6 BGPピアとの通信にループバックインターフェースのアドレスを使うよう設定してください(本製品側ではneighbor update-sourceコマンドでloインターフェースを指定してください。また対向BGPピア側では本製品のループバックインターフェースのアドレスを接続先に指定してください)。
- 6.29.7
[R016833]
AR-CloudIPv4 BGPにおいて、neighbor default-originateコマンド(BGPモード)でデフォルト経路を通知するよう設定している場合は、ソフトリセットを実行しないでください。
- 6.29.8
[1410051]
AR-CloudIPv6のBGP機能において、redistributeコマンドでstaticを指定するとデフォルトルートをBGP経路表に追加してしまいます。
- 6.29.9
[R018427]
AR-CloudiBGPセッションにおいて、ORIGINATOR_ID属性値を「0.0.0.0」として通知してしまいます。
- 6.29.10
[R018310]
AR-CloudIPv6 BGPでbgp nexthop-trigger enableコマンドを使用している場合、最適経路更新による通信復旧に時間かかかる場合があります。復旧時間を短縮したい場合はbgp scan-timeコマンドで更新間隔を短くすることにより可能です。ただし、間隔を縮めすぎるとCPU使用率が高騰しやすくなるため、あらかじめご検証の上ご使用ください。
- 6.29.11
[R018429]
AR-Cloudshow ip bgpコマンドでiBGPから学習した経路エントリーを指定して詳細情報を表示した場合、Router-IDは0.0.0.0と表示され、正しい値を確認することができません。
- 6.29.12
[R019281]
AR-CloudIPv6 BGPにおいて、リカーシブルックアップを利用してBGP接続をする場合、IPv6デフォルトルート経由での接続に失敗するため、IPv6デフォルトルートを使用せずに宛先IPv6アドレスを指定してルートを設定してください。
- 6.29.13
[1603054]
AR-CloudBGP使用時は、BGPパケットを受信するポートに対して、BGPパケット(TCP ポート179番)を優先するための優先制御の設定を実施してください。
- 6.29.14
[R119202]
AR-CloudBGP4+経路表に対するOSPFv3ルートの再配布は行えません。
- 6.29.15
[R188384]
AR-Cloud
同時に複数のBGPピアがダウンした場合、以下のようなエラーメッセージが表示されることがありますが、動作には影響ありません。
user.err awplus BGP[1265]: 172.16.43.2-Outgoing [ENCODE] Keepalive: Failed to get CQBuf
- 6.29.16
[R220908]
AR-Cloud
IPv6 BGP使用時、起動時に以下のようなエラーログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
user.err awplus BGP[1249]: fd00:12::1-Outgoing [NETWORK] Set Sock Opt: Update-source failed on Sock 19
- 6.29.17
[R428541]
AR-CloudBGPにおいて、aggregate-addressコマンドでas-setオプションを使った経路集約を行う場合、すでにas-setオプションを含む経路に対し再集約することは未サポートとなります。
BGP接続が不安定になり、プロセスの再起動が発生することがあります。 - 6.29.18
[R430177]
AR-Cloudshow ip bgpコマンド実行時、networkコマンドなどによって自身が生成したBGP経路が表示されません。
なお、経路自体は正しく配布されており、表示上の不具合ため、通信には影響ありません。
6.30. IP / 経路制御(フィルタリング)
- 6.30.1
[R149057]
AR-Cloudip prefix-listコマンドを含む設定ファイルをテキストエディターなどで作成する場合は、各ip prefix-listコマンドの設定途中に空白行またはコメント行は設定せず、ip prefix-listコマンドが連続するようにしてください。
6.31. IP / ARP
- 6.31.1
[1512013]
AR-Cloud片方のEthernetインターフェースでリミテッドローカルプロキシーARP(ip limited-local-proxy-arpコマンド)を有効にした場合、もう一方のEthernetインターフェースでも同機能が有効になります。
- 6.31.2
[R251130]
AR-Cloudlocal-proxy-arpコマンドで指定するIPアドレス範囲のマスク長(M)には16以上の値を指定してください。
6.32. IPv6
- 6.32.1
[R013732]
AR-Cloud自身のIPv6アドレス宛てにpingを実行するとエラーメッセージが表示されます。
- 6.32.2
[R015132]
AR-CloudフラグメントされたIPv6 Echo Requestは利用できません。利用した場合Duplicateパケットは正しく再構築されませんのでご注意ください。
- 6.32.3
[R019361]
AR-CloudIPv6アドレスに対してpingコマンドを実行してからすぐに
Ctrl/Cでキャンセルすると、コンソールがロックされる場合があります。IPv6アドレスへのpingをキャンセルする場合は、ping実行から1秒以上経過してからキャンセルしてください。なお、コンソールがロックされてしまった場合は、コンソールタイムアウト後に復旧します。 - 6.32.4
[R148254]
AR-CloudIPv6プレフィックス情報のValid Lifetime値に0が設定されたRouter Advertisementパケットを受信した場合、そのプレフィックスを使用して生成されたIPv6アドレスがIPv6インターフェース情報からすぐに削除されませんが、動作には影響ありません。
- 6.32.5
[R217344]
AR-Cloudipv6 forwardingコマンドを有効化している場合、IPv6アドレスを割り当てていないインターフェース上でもIPv6トラフィックが転送されます。
- 6.32.6
[R225003]
AR-Cloud分割されたIPv6パケットの特定フラグメントを重複して受信した場合、該当IPv6パケット全体が破棄されることがあります。
6.33. IPv6 / IPv6インターフェース
- 6.33.1
[R014453]
AR-Cloud受信したルーター通知(RA)パケットによりIPv6インターフェースのアドレスを自動設定する場合、RAパケットにMTUオプションが設定されていてもその値を採用しません。
- 6.33.2
[1412032]
AR-CloudDHCPv6クライアント機能を使用した場合、DECLINEカウンターが動作しません。
- 6.33.3
[R059860]
AR-CloudPPPインターフェースでRAによるIPv6アドレス自動設定(ipv6 address autoconfigコマンド)を有効にした場合、受信したRAパケットの送信元をネクストホップとするデフォルト経路が自動的に設定されます。
- 6.33.4
[R085540]
AR-Cloud
IPv6アドレスを設定したインターフェースのリンクステータスがダウンとなっている状態でshow interfaceコマンドを実行した場合、該当インターフェースに設定したIPv6の情報が表示されませんが、表示のみの問題で、動作には影響ありません。
インターフェースに設定したIPv6アドレスの情報を確認したい場合は、show ipv6 interfaceコマンドを使用してください。
- 6.33.5
[1707031]
AR-Cloud
DHCPv6クライアント機能において、Rebindメッセージを送信した際に以下のログが出力されますが、動作には影響ありません。
daemon.err awplus dhclient: dhc6: send_packet6() sent -1 of 81 bytes daemon.err awplus dhclient: dhc6: send_packet6() sent -1 of 81 bytes
- 6.33.6
[R142342]
AR-CloudインターフェースからIPv6アドレスを削除すると、ipv6 enableコマンドの動作は引き続きインターフェースに適用されていますが、ランニングコンフィグには表示されません。 IPv6を無効にするには、該当インターフェースで
no ipv6 enableを実行してください。 - 6.33.7
[R157455]
AR-CloudIPv6 IPoE構成において、インターフェースに割り当てられたグローバルIPv6アドレスが削除されても、動的に学習したIPv6 DNSサーバー情報は保持されます。
- 6.33.8
[R168760]
AR-CloudDHCPv6 PDクライアント機能を有効にするインターフェースでは、ipv6 enableコマンドを設定しないでください。
- 6.33.9
[R221055]
AR-Cloudshow ipv6 interfaceコマンドの実行結果において、本来stateがdeprecatedであるべきインターフェースもpreferredとして表示されますが、表示のみの問題で、動作には影響ありません。
- 6.33.10
[R267904]
AR-Cloud
設定変更等により、同一IPv6アドレス、かつ異なるサブネットマスク長を持つ2つのIPv6アドレスを同一インターフェース上に設定し、最初に設定したIPv6アドレスを削除した場合、該当インターフェースをいったん無効化してから再度有効化してください(
shutdown→no shutdown)。 - 6.33.11
[R290395]
AR-Cloudipv6 address autoconfigコマンドにて存在しないインターフェース名を設定した場合、エラーメッセージを出力しますが、コンフィグに反映されます。
- 6.33.12
[R290429]
AR-Cloudipv6 address autoconfigコマンドでグローバルIPv6アドレスを学習しているとき、no ipv6 address autoconfigで設定を削除しても、プレフィックスの有効期限が切れるまでグローバルIPv6アドレスは残り続けます。
- 6.33.13
[R317279]
AR-Cloud
IPv6転送機能を無効に設定(no ipv6 forwarding)していても、ルーター通知(RA)パケットを送信するよう設定(no ipv6 nd suppress-ra)している場合はRAパケットを送信します。不要な場合はRAパケットを送信しないよう設定(ipv6 nd suppress-ra)してください。
- 6.33.14
[R334139]
AR-CloudIPv6インターフェースが送信するルーター通知(RA)パケットの送信間隔を変更する場合は、既存の送信間隔と異なる値を設定してください。 同じ値を設定すると、ルーター通知(RA)パケットが送信されないことがあります。
- 6.33.15
[R341090]
AR-Cloud
no ipv6 multihomingによりIPv6 RA受信インターフェース間でのIPv6 ECMP動作を無効にする場合は、設定を保存後、再起動してください。
6.34. IPv6 / IPv6トンネル
- 6.34.1
[R174947]
AR-Cloud
IPv6トンネルインターフェースがダウンすると、以下のような警告ログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
kern.warning awplus kernel: ip6_tunnel: tunnelXX xmit: Local address not yet configured!
6.35. IPv6 / 経路制御
- 6.35.1
[R097080]
AR-Cloud
IPv6のデフォルト経路設定で、ネクストホップにグローバルユニキャストアドレスを設定している場合、該当経路がダウンすると次のようなログが記録されることがありますが、動作には影響ありません。このメッセージを回避するには、ネクストホップとしてリンクローカルアドレスを設定してください。
HSL[640]: HSL: ERROR: Route could not be added : No route to host HSL[640]: HSL: ERROR: Error adding route ::/0 to kernel HSL[640]: HSL: ERROR: Failed to add IPv6 prefix 0x0/0x0 nexthop 0x10000fd entry to TCP/IP stack ret= -309
6.36. IPv6 / 経路制御(RIPng)
- 6.36.1
[R015264]
AR-Cloudcisco-metric-behaviorコマンドは未サポートです。
6.37. IPv6 / 経路制御(OSPFv3)
- 6.37.1
[R014243]
AR-CloudOSPFv3使用時、passive-interfaceコマンドで指定するパッシブインターフェースには、実在するインターフェースのみを指定してください。
- 6.37.2
[R015232]
AR-Cloud
OSPFv3のOSPFネイバー認証および暗号化方式を設定すると、次の不要なログが出力されます。これは表示だけの問題であり、動作には影響ありません。
Authentication/Encryption algorithm error, or SA key is wrong.
- 6.37.3
[R015582]
AR-CloudOSPFv3のAS境界ルーターで集約された経路エントリーがLSDBに登録されるときメトリックが1増加します。
- 6.37.4
[R015768]
AR-Cloud経路集約により作成されたnullスタティック経路はIPv6転送表(FIB)に表示されませんので、show ipv6 route databaseコマンドで表示されるIPv6経路表(RIB)で確認してください。
- 6.37.5
[R015604]
AR-CloudOSPFv3の認証機能は未サポートです。
- 6.37.6
[R016799]
AR-CloudOSPFv3で仮想リンクを使用している場合、グレースフルリスタートは未サポートです。
- 6.37.7
[R018059]
AR-CloudIPv6トンネルインターフェース上でOSPFv3を使用しルート情報を交換した場合、対向のトンネルインターフェース上に割り当てられたIPv6アドレスのみ128ビットマスクで登録されますが、通信に影響はありません。
- 6.37.8
[R018189]
AR-CloudOSPFv3において、自装置のトンネルインターフェースの経路情報を通知するとき、メトリックを0として通知します。
- 6.37.9
[R018774]
AR-Cloudエリア間経路として通知していたインターフェース経路をAS外部経路に変更する場合は、最初に
no redistribute connectedを実行してから、redistribute connectedを入力してください。 - 6.37.10
[R267671]
AR-CloudOSPFv3を使用する環境において、IPv6のスタティック経路を登録する場合はネクストホップにリンクローカルアドレスではなくグローバルユニキャストアドレスを指定してください。
- 6.37.11
[R278594]
AR-Cloudipv6 ospf authentication ipsecコマンドがコンフィグに保存されません。同コマンドを使用する場合は再起動トリガーを使用して起動時にコマンドが実行されるようにしてください。
- 6.37.12
[R278781]
AR-Cloud
OSPFv3を有効にしたIPv6 IPsecトンネルインターフェースに以下のコマンドを追加したい場合は、いったん該当トンネルインターフェースを削除してから再作成してください。
- tunnel oper-status-control ipsec
- tunnel inline-processing
6.38. IPv6 / 近隣探索
- 6.38.1
[R014676]
AR-Cloudイベントログ上に
Neighbor discovery has timed out on link eth1->5のログメッセージが不要に表示されることがあります。これは表示のみの問題で、通信には影響ありません。 - 6.38.2
[R018113]
AR-Cloudipv6 nd reachable-timeコマンドを使用することができません。Reachable Timeフィールドは初期値のまま使用してください。
- 6.38.3
[R087078]
AR-Cloudipv6 nd ra-interval コマンドで設定されている値よりも小さい値を ipv6 nd ra-lifetime コマンドで設定すると、ルーター通知(RA)が正しく送信されないことがあります。ipv6 nd ra-lifetime コマンドには ipv6 nd ra-interval コマンドで設定されている以上の値を設定してください。
- 6.38.4
[R290181]
AR-Cloud
ipv6 nd prefixコマンドで1つのインターフェースに複数のIPv6プレフィックスを設定した場合、以下のログが出力されますが、動作に影響はありません。
daemon.warning awplus radvd[1766]: our AdvPreferredLifetime on [INTERFACE] for [IPv6 Prefix Address] doesn't agree with [link-local-address]
- 6.38.5
[R375047]
AR-CloudNDプロキシー機能を有効にする場合は、内側インターフェースにipv6 address autoconfigコマンドを設定し、同コマンドのIFNAMEオプションで外側インターフェース(RAメッセージを受信するインターフェース)を指定してください。
6.39. IPマルチキャスト
- 6.39.1
[R187479]
AR-Cloudshow ip mrouteコマンドでマルチキャスト経路表を表示させた際、stat expires項目が表示されないエントリーがありますが、マルチキャスト通信に影響はありません。
- 6.39.2
[R303899]
AR-CloudIGMPとPIM、または、MLDとPIMを設定しているインターフェースのIP/IPv6アドレスを変更する場合は、当該インターフェースをいったん削除してから再作成し、各種設定(ポート割り当て、IP/IPv6アドレス割り当て、マルチキャスト設定など)を再実施してください。
- 6.39.3
[R422858]
AR-Cloud
IPv4マルチキャスト経路表からIPv4 PIMが有効なインターフェースを含むIPv4スタティック経路(ip multicast route SOURCE GROUP UPIFNAME DOWNIFRANGE)を削除する場合は、以下の手順にしたがってください。
- 当該インターフェースでPIMを無効にする。
- 削除したい経路に対して
no ip multicast route SOURCE GROUP UPIFNAME DOWNIFRANGEを実行した後、no ip multicast route SOURCE GROUPを実行する。 - 当該インターフェースでPIMを有効にする。
また、IPv6マルチキャスト経路表からIPv6 PIMが有効なインターフェースを含むIPv6スタティック経路(ipv6 multicast route SOURCE GROUP UPIFNAME [DOWNIFRANGE])を削除する場合は、以下の手順にしたがってください。
- 削除したい経路に対して
no ipv6 multicast route SOURCE GROUP [UPIFNAME DOWNIFRANGE]を実行した後、no ipv6 multicast route SOURCE GROUPを実行する。
6.40. IPマルチキャスト / PIM
- 6.40.1
[R018129]
AR-CloudPIM Pruneメッセージを受信してもテーブル上から当該グループが完全に削除されないことがあります。ただし、マルチキャストパケットが転送され続けることはありません。(PIM-SMv4、PIM-SMv6共通)
- 6.40.2
[R107880]
AR-CloudPIM-SMを有効にしている環境において、Registerメッセージの送信レートを制限するip pim register-rate-limitコマンドが正しく動作しない場合があります。Registerメッセージ数を軽減するためには、ランデブーポイントを複数作成し、マルチキャストグループを分散するようにしてください。
- 6.40.3
[1706029]
AR-CloudトンネルインターフェースでPIM-SMを有効にしているルーターの、ethインターフェースをリンクダウンまたはshutdownさせると、以下のログが出力されますが、動作に影響はありません。
user.warning awplus PIM-SM[1108]: can't setsockopt IP_MULTICAST_IF: Cannot assign requested address user.warning awplus PIM-SM[1108]: can't setsockopt IP_MULTICAST_IF: Cannot assign requested address user.err awplus PIM-SM[1108]: sendto failed: Invalid argument user.err awplus HSL[852]: hsl_os_ipv4_mroute_setsockopt setsockopt (203): errno 126 - Cannot assign requested address user.err awplus HSL[852]: HSL: ERROR: Couldn't get interface for vif (11)
- 6.40.4
[R341731]
AR-CloudPIM-SM使用時、
no ip multicast-routingによって一度IPマルチキャストルーティングを無効化すると、その後ip multicast-routingで再度有効化してもマルチキャストストリームの配信が行えません。IPマルチキャストルーティングの無効化後に再度有効化したい場合は、設定を保存して機器を再起動してください。
6.41. IPマルチキャスト / IGMP
- 6.41.1
[R017269]
AR-Cloudclear ip mrouteコマンドでマルチキャスト経路エントリーを削除すると、ip igmp static-groupコマンドで設定したIGMPのスタティックエントリーも削除されてしまいます。clear ip mrouteコマンド実行後は、ip igmp static-groupコマンドを再実行してください。
- 6.41.2
[R148152]
AR-CloudIGMPレポートまたはMLDレポートを受信しても、マルチキャストエントリーの expire time が更新されません。Expire time は、マルチキャストエントリーが期限切れになったときにのみ更新されます。マルチキャストエントリーが期限切れになったときの通信には影響ありません。
- 6.41.3
[R205069]
AR-Cloudスタティックマルチキャストルートの設定後にスタティックマルチキャストグループの設定を行うと、マルチキャストルーティングが正しく行われないことがあります。 マルチキャストルーティングが正しく行われないときは、ip igmp static-groupコマンドで再度スタティックマルチキャストグループの設定を行ってください。
- 6.41.4
[R247610]
AR-Cloud
IGMPプロキシー使用時、IGMPv3のメンバーがグループにJoinする前にそのグループに対するマルチキャストパケットを受信した場合、メンバーのJoin後もそのグループのマルチキャストパケットをドロップしてしまいます。
本事象が発生した場合はclear ip igmpを実行することで復旧します。
6.42. IPv6マルチキャスト
- 6.42.1
[R135779]
AR-CloudIPv6マルチキャストトラフィックを使用している環境において、(S,G)エントリーはトラフィックが停止しエントリーの有効期限が切れた場合と、クライアントがMLDリーブパケットを送信した場合のみ削除されます。
- 6.42.2
[R228041]
AR-Cloud
IPv6マルチキャストトラフィックが存在する環境において、(S,G)または(*,G)エントリーが登録可能な上限を超えた場合には以下のようなエラーログが生成されます。また、超過分のエントリーは登録されません。
local6.err awplus EXFX[808]: Failed to add IPv6 MC prefix Grp ff03:102::103, Src 2001:abcd:cafe:10::2; LPM RAM is FULL local7.err awplus EXFX[808]: DBG:_exfx_mcl3_routeAdd 1200:rc=19 local7.err awplus EXFX[808]: DBG:exfx_mcl3_routeAdd 1333:rc=19 local7.err awplus EXFX[808]: DBG:exfx_mc_entryAdd 216:rc=19
- 6.42.3
[R255080]
AR-Cloud
ECMP環境でIPv6マルチキャストルーティングを使用する場合、IPv6マルチキャストパケットはロードバランスされず、一方の経路のみを使用します。
6.43. IPv6マルチキャスト / PIM
- 6.43.1
[R017632]
AR-Cloud本バージョンでサポートしているPIM-SMv6は、ソース指定無しのJOIN (*,G)Join のみサポートで、ソース指定有りのJOIN (S,G)Joinは未サポートとなります。
- 6.43.2
[R018834]
AR-Cloudipv6 pim spt-thresholdコマンドをno形式で実行しないでください。
- 6.43.3
[R136353]
AR-CloudPIM-SMv6を設定しているインターフェースがリンクダウン/リンクアップした時に以下のエラーログが出力されます。ログのみの問題で通信に影響はありません。
PIM-SMv6[1130]: sendto fail: Invalid argument
- 6.43.4
[R175470]
AR-CloudPIM-SMv6を有効にしたインターフェースにおいて、ipv6 addressコマンドで静的にIPv6リンクローカルアドレスを設定すると、そのインターフェースでリンクダウン・アップが発生しても、Joinメッセージが送信されなくなることがあります。静的にIPv6リンクローカルアドレスを設定する場合には、
no ipv6 eui64-linklocalでリンクローカルアドレスの自動生成を無効にしてください。 - 6.43.5
[R401713]
AR-CloudIPsecとPIM-SMv6の併用(IPsecトンネルインターフェースを経由してPIM-SMv6を使用すること)はサポート対象外です。
6.44. IPv6マルチキャスト / MLD
- 6.44.1
[R014013]
AR-Cloudclear ipv6 mldコマンド実行時に
% No such Group-Rec foundというエラーメッセージが表示されることがありますが、コマンドの動作には問題ありません。 - 6.44.2
[R014718]
AR-CloudMLDパケットのMax Query Response Timeフィールドの値が、本製品の設定の1/100の数値で送出されます。MLDをお使いの際は、ipv6 mld query-max-response-timeコマンドでなるべく大きい値(最大値は240)を設定してください。
- 6.44.3
[R016274]
AR-CloudMLDのNon-Queriersは、レコードタイプがBLOCK_OLD_SOURCESのMLDv2 Reportメッセージを受信しても、指定された送信元アドレスを削除しません。
- 6.44.4
[R016238]
AR-CloudMLDv1とMLDv2混在環境において、MLDv2 ReportでExcludeモードになっている状態で、MLDv1 Reportを受信した場合、該当アドレスはExcludeモードのソースリストから削除されているにもかかわらず、その後、該当アドレスからのマルチキャストパケットが転送されません。
- 6.44.5
[R017270]
AR-Cloudclear ipv6 mrouteコマンドでマルチキャスト経路エントリーを削除すると、ipv6 mld static-groupコマンドで設定したMLDのスタティックエントリーも削除されてしまいます。clear ipv6 mrouteコマンド実行後は、ipv6 mld static-groupコマンドを再実行してください。
- 6.44.6
[R017613]
AR-Cloud
clear ipv6 mld group *ですべてのグループを削除した場合、ルーターポートのエントリーも削除されてしまいます。clear ipv6 mld group ff1e::1のように特定のグループを指定した場合は削除されないため、グループを指定し削除してください。また、削除されてしまった場合もMLD Queryを受信すれば再登録されます。 - 6.44.7
[R240441]
AR-Cloud
MLDを使用する場合は、MLDを単独で使用せずにIPv6マルチキャストルーティングと併用してください。
MLDを単独で使用した場合、機器が起動完了した直後にIPv6のL2マルチキャストを受信すると、マルチキャストトラフィックがフラッディングされてしまいます。
6.45. UTM
- 6.45.1
[R018564]
AR-Cloud
無効なNATルールが存在する状態でshow nat ruleコマンドを実行すると、次のようなログが出力されますが、動作に影響はありません。
user.err awplus firewalld: NAT: Sending iptables -t nat -L PORT_FORWARDING_RULE_10 -v -x 2>&1 | grep DNAT | awk '{print $1}' failed - 6.45.2
[R018563]
AR-Cloud
アプリケーションコントロール(DPI)機能を有効にした場合、NATルールにおいてアプリケーション「ftp」が正しく動作しなくなります。これを回避するため、アプリケーションコントロール(DPI)機能を使用する場合は、下記のようにしてFTP通信を表すカスタムアプリケーション「ftp」を定義してください。
awplus(config)# application ftp awplus(config-application)# protocol tcp awplus(config-application)# sport 1024 to 65535 awplus(config-application)# dport 21
- 6.45.3
[1511030]
AR-CloudEthernetインターフェース上でスタティックNATを使用する場合、NATグローバルアドレスとして該当インターフェースと異なるIPアドレスを使用するときは、同インターフェースでローカルプロキシーARP(ip local-proxy-arpコマンド)またはリミテッドローカルプロキシーARP(ip limited-local-proxy-arpコマンド)を有効にするか、NATグローバルアドレスに対応するスタティックARPエントリーを対向装置に設定してください。
- 6.45.4
[1601004]
AR-Cloud
NAT機能において、portfwdルールとそれに対応するmasqルールが設定されている場合、portfwdルールにマッチするパケットを受け取ったときに、show nat ruleコマンドで表示されるHitsカウンターがportfwdルールとmasqルールの両方でカウントされます。これは表示のみの問題で、通信には影響ありません。
なお、show nat ruleコマンドで実際のマッチ数を確認したい場合は以下の方法で確認可能です。
- portfwdルールのマッチ数:portfwdルールのHitsを確認
- masqルールのマッチ数:masqルールのHitsからportfwdルールのHitsを引いて確認
- 6.45.5
[1606022]
AR-CloudNATルールが適用されたパケットに対しては、IPS機能のftp-bounceイベントが動作しません。
- 6.45.6
[R061007]
AR-CloudNAT機能とファイアウォール機能を併用している状態でファイアウォールを無効化した場合は、NAT機能もいったん無効化し、その後再度有効化してください。
- 6.45.7
[R076306]
AR-Cloud侵入防御(IPS)機能のすべてのカテゴリーでアクションを無効にしたい場合は、カテゴリーごとに無効化するのではなく、IPS機能自体を無効にしてください。
- 6.45.8
[R084080]
AR-Cloudファイアウォール機能において、2つのエンティティーを定義し、FTP通信を許可するルールをそれぞれ作成した場合、ファイアウォールのログには双方向のルールの分が表示されますが、通信には影響ありません。
- 6.45.9
[1702057]
AR-CloudサブネットベースNATにおいて、
with src、with dstオプションを含むルールをそれぞれ対になるように設定した場合、それらのルールに該当する最初の受信パケットがwith dstのルールに該当し、その戻りとなるwith srcのルールに該当するパケットを送信する場合、with dstルールのカウンターだけでなくwith srcルールのカウンターも上昇しますが、NAT通信には影響ありません。 - 6.45.10
[1705006]
AR-Cloud
侵入防御(IPS)、IPレピュテーションのいずれかとファイアウォールを併用している場合、以下のいずれかを満たすTCP Stealth Scanを検知した際に遮断は正しく行われますが、検知したことを示すログが出力されません。
- FIN/URG/PSHフラグだけがセットされている
- FINフラグだけがセットされている
- SYN/FINフラグだけがセットされている
- SYN/RSTフラグだけがセットされている
- 6.45.11
[1707030]
AR-Cloudプロキシー型UTM機能(Webコントロール、アンチウイルス)を有効にしたルーターをゲートウェイとして設定しているネットワーク構成において、HTTPパケットを他のゲートウェイに転送(リダイレクト機能)することは未サポートです。
- 6.45.12
[R122572]
AR-Cloudアプリケーションコントロール(DPI)のシグネチャデータベースに含まれるアプリケーションと同様のものをカスタムアプリケーション定義で作成している場合、そのカスタムアプリケーション定義を削除する場合は、DPIを無効にした上で削除するようにしてください。
- 6.45.13
[R136527]
AR-Cloudカスタムアプリケーション定義を設定しそれをファイアウォールルールに適用する場合、アプリケーションの送信元ポートに範囲指定する必要がないのであれば、anyなどを設定せず未指定のままとしてください。
- 6.45.14
[R136869]
AR-Cloudインターネットに対しリンク監視用のプローブパケットを送信する構成では、プローブパケットを許可するファイアウォールルールの宛先用ネットワークエンティティー定義にinterfaceパラメーターを指定しないでください。
- 6.45.15
[R141472]
AR-CloudIPS、URLフィルタリングのうち1つ以上の機能を使用している場合、起動時に以下のログが出力されることがありますが動作に影響はありません。
00:42:01 awplus real_init: network/suricata main process (xxx) killed by USR2 signal 00:42:01 awplus real_init: network/suricata main process ended, restarting
- 6.45.16
[R148976]
AR-Cloud複数のUTM機能を使用している機器において、show memoryコマンドで表示される各モジュールのメモリー使用率の合計が100%を上回ることがありますが、表示上の問題であり動作に影響はありません。
- 6.45.17
[R165423]
AR-Cloud事前定義済みアプリケーションAWCを使用する場合、手動でTCP/UDPの終点ポートに65439を追加してください。
- 6.45.18
[R166143]
AR-Cloud
NATのportfwdまたはnetmapルールを削除した場合、以下のエラーログが出力されますが、動作には影響ありません。
local5.err awplus firewalld[604]: CB: not found ((null)/*)
- 6.45.19
[R166574]
AR-Cloudアプリケーションコントロール(DPI)機能の有効時、ポートのリンクアップ直後に通信が発生した際に下記のログが出力されることがありますが、動作に影響はありません。
kernel: NMRING: No iif for processed prerouting packet
- 6.45.20
[R166575]
AR-Cloudトラフィックの転送中に、DPI機能を無効もしくは有効にすると、下記エラーログが出力されることがありますが、トラフィックへの影響はありません。
kernel: NMRING(TX): no priv kernel[383]: Last message 'NMRING(TX): no priv' repeated 229 times, suppressed by syslog-ng
- 6.45.21
[R177579]
AR-CloudDPI機能の有効/無効を繰り返すと、以下のログがコンソール上に表示されることがありますが、機能の動作に影響はありません。
servicefc: TTL expired
- 6.45.22
[R177889]
AR-CloudIPレピュテーションでカテゴリーごとのアクションを指定するとき、show ip-reputation categoriesコマンドで表示されるカテゴリー名の大文字/小文字を変えることなくそのまま使用してください。
- 6.45.23
[R224416]
AR-Cloud製品内蔵のアプリケーションシグネチャデータベースによるアプリケーションコントロール(DPI)とWebリダイレクト・プロキシーモードを使用したインターネットブレークアウト構成において、Zoomアプリケーションによる通信を動作対象としたい場合、以下の除外設定を追加してください。
・アプリケーション指定による除外設定:exclude app zoom
・URL指定による除外設定:exclude url .zoom.us - 6.45.24
[R227728]
AR-Cloud
IPレピュテーションを使用している場合、起動時に下記のようなエラーログが出力されることがありますが動作に影響はありません。
IPS[3047]: [ERRCODE: SC_ERR_UNKNOWN_VALUE(129)] - unknown iprep category "Mobile_Spyware_CnC" IPS[3047]: [ERRCODE: SC_ERR_INVALID_SIGNATURE(39)] - error parsing signature "alert ip any any -> any any (msg:"Mobile_Spyware_CnC: IPREP Spyware CnC specific to mobile devices";iprep:any,Mobile_Spyware_CnC,>,50;sid:1000038;rev:1;)" from file /flash/.suricata/iprep/pp/Mobile_Spyware_CnC.rules at line 1
- 6.45.25
[R228568]
AR-Cloud
IPレピュテーションと他のUTM機能を併用している場合、起動時に下記のログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
systemd[1]: suricata.service: Main process exited, code=killed, status=17/USR2 systemd[1]: suricata.service: Failed with result 'signal'.
- 6.45.26
[R237095]
AR-Cloud本製品のファイアウォール+NATポートフォワーディング経由でAT-Vista Manager EXやAlliedWare PlusのWeb GUIにアクセスする場合、初回アクセスに失敗することがありますが、その場合は再度アクセスしてください。
- 6.45.27
[R237959]
AR-CloudPBRルールによって出力インターフェースが変更されるパケットにNATを適用する場合、NATが期待通り動作しないことがあります。その場合は、PBRルールで出力インターフェースが変更される前のエンティティーを指定したNATルールと、出力インターフェースが変更された後のエンティティーを指定したNATルールの両方を設定してください。
- 6.45.28
[R238408]
AR-Cloud
アプリケーションコントロール(DPI)機能において、サンドバイン社が提供するアプリケーションシグネチャデータベース(
provider procera)を使用している場合、アプリケーションコントロールライセンスの有効期限が切れるとルーターを経由する通信が停止します。
有効期限が切れた場合は、DPI機能を無効化してください。また、有効なライセンスを再適用した場合は、再びDPI機能を有効にすることで使用可能な状態になります。 - 6.45.29
[R280584]
AR-Cloud
以下のUTM機能を使用する構成において、本製品の仮想マシンに割り当て可能なethインターフェースは8個までです。
8個を超えた場合、インターフェース番号順で9番目以降のインターフェースではこれらのUTM機能が動作しません。- アプリケーションコントロール(DPI)
- 侵入防御(IPS)
- URLフィルター
なお、上記UTM機能を使用しない場合、本制限は発生しません。
- 6.45.30
[R338373]
AR-CloudAT-Vista Manager EXとの併用によりDPI学習キャッシュを共有している構成において、DPIサーバーとDPIユーザーがトンネルで接続されている場合、以下の条件で発生した通信のみDPI学習キャッシュ情報としてDPIユーザーに共有します。
・DPIユーザーで既に学習されている通信である。
・DPIサーバーで発生した通信である。 - 6.45.31
[R413761]
AR-Cloud
Web GUIでは、エンティティーのネットワーク定義に無効なIPv4サブネットを設定してもエラーになりません(CLIから設定するときはエラーになります)。
無効なIPv4サブネットを含むネットワーク定義をファイアウォールなどのルールで使用した場合、そのルールは無視されます。
また、再起動時に無効なIPv4サブネットを含むネットワーク定義はエラーとなりランニングコンフィグに反映されませんので、起動時にエラーが出力されていないかCLIでご確認ください。 - 6.45.32
[R409895]
AR-Cloud
ブラックリストおよびホワイトリストファイルの改行コードにはLFを使用してください。
改行コードがCRLFだとこれらのリストが動作しません。
6.46. トラフィック制御 / Quality of Service
- 6.46.1
[R095603]
AR-CloudQoSルールが有効かどうかをチェックする show traffic-control rule config-check コマンドは QoS 機能の有効時にのみ動作します。同コマンドによるQoSルールのチェックは、QoS機能を有効にしてから実施してください。
- 6.46.2
[R111749]
AR-CloudQoS機能とブリッジ機能の設定が含まれる構成においてQoS機能を無効にした場合、エラーログが出力されますが、通信に影響はありません。
- 6.46.3
[R132625]
AR-CloudPQ(絶対優先キュー)を使用する構成においては最大キュー長(queue-length)を16256未満に設定してください。
- 6.46.4
[R188858]
AR-Cloud仮想帯域設定だけを使用している状態でQoS機能をno traffic-control enableで無効化すると、ランニングコンフィグからQoSの設定が消えますが、動作に影響はありません。
6.47. トラフィック制御 / ポリシーベースルーティング
- 6.47.1
[R119852]
AR-CloudIPv6ポリシーベースルーティングを使用する場合は、anyを指定せず特定のプロトコルやアプリケーションを指定するようにしてください。
- 6.47.2
[R122434]
AR-Cloudポリシーベースルーティングを使用したVoIP通信はできません。
- 6.47.3
[1803051]
AR-Cloud始点アドレス(tunnel source)をインターフェース名で指定したトンネルインターフェースでSD-WANのリンク監視機能を使用すると、起動時に以下のようなエラーログが出力されることがありますが、動作に影響はありません。
user.err awplus linkmond[579]: Probe[PROBE0]: Failed to bind socket [Bad value for ai_flags] (errno=126)
- 6.47.4
[R127340]
AR-Cloudサブインターフェースをシャットダウンした状態で起動した場合、起動後にshow pbr rulesコマンドで表示されるインターフェースのダウン理由が正しくないことがありますが、動作に影響はありません。
- 6.47.5
[R127532]
AR-CloudIPv4もしくはIPv6用のポリシーベースルーティングルールを削除するコマンドを使用して、どちらのポリシーベースルーティングルールも削除可能ですので、ポリシーベースルーティングのルールを削除する際はご注意ください。ただし、ポリシーベースルーティングルールの番号はIPv4/IPv6共通であり、重複したルール番号は存在しないため、動作に影響はありません。
- 6.47.6
[R127561]
AR-CloudIPv6ポリシーベースルーティングルールのネクストホップとして、無効なIPv6アドレス(リンクローカルアドレス、マルチキャストアドレス、ループバックアドレス等)を設定しないようにしてください。
- 6.47.7
[R188578]
AR-Cloudapplication-decision once-onlyコマンドを含むポリシーベースルーティング設定をno policy-based-routingで削除する場合は、事前にapplication-decision continuousを設定してから削除してください。
- 6.47.8
[R287548]
AR-Cloud
PBRルールに合致するHTTP/HTTPS通信が下記の条件をすべて満たした場合、同通信が破棄されてしまいます。
(1) Webコントロール機能を利用している
(2) PBRルールにmatch anyが設定されている
(3) パケットの出力先となる通信経路が複数存在している本事象を回避するには、matchパラメーターで any ではなくアプリケーション(プロトコル)を明示的に指定してください。
- 6.47.9
[R338196]
AR-Cloud複数のnexthopを設定したポリシーベースルーティング(PBR)ルールにおいて、一部のnexthopがダウンしている場合、show pbr rulesコマンドにおいて当該ルールのActive項がYesと表示されるべきですが、Noと表示されます。表示のみの問題で、通信可能なnexthopを使用してPBRルールは正常に動作します。
6.48. トラフィック制御 / SD-WANロードバランス
- 6.48.1
[R137569]
AR-CloudSD-WANロードバランスとDPIを併用する場合は、DPI有効化後に設定を保存し再起動してください。
- 6.48.2
[R236066]
AR-CloudIPv6を利用したリンク監視機能の送出インターフェースとしてトンネルインターフェースを使用する場合、グローバルIPv6アドレスを使用してください。
- 6.48.3
[R177812]
AR-Cloudshow pbr rulesコマンドの出力において、連続プローブ失敗回数(Consecutive Loss)が到達不能判定しきい値(Consecutive loss unreachable when)に到達しても、Next-hopが到達不能の表示(Down: Destination unreachable)になりませんが、表示上の問題で動作には影響ありません。
- 6.48.4
[R325831]
AR-CloudIPsecトンネルを通るリンク監視プローブを設定する場合は、下記の機能を1つ以上有効にしてください。
・DPI(provider build-inまたはprocera)
・IPレピュテーション
・IPS
・URLフィルター
- 6.48.5
[R326037]
AR-Cloud
起動時にまれに下記のエラーログが出力されることがありますが、動作に影響はありません。
local6.err awplus pbrd: CMSG(xx).tport.linkmon.re/tmp/linkmon_registration: Failed to connect to remote host. Error:No such file or directory
- 6.48.6
[R344707]
AR-Cloudlinkmondプロセスが異常終了すると、リンク監視機能のコマンドが削除されます。本事象が発生した場合はリンク監視機能を再設定するか、デバイスを再起動してください。
6.49. トラフィック制御 / Webリダイレクト
- 6.49.1
[R135860]
AR-CloudWebリダイレクト機能が有効な構成においてOCSPを使用するFirefoxを使用した場合、最初のOCSP要求が失敗することがありますが、OCSP要求をリトライすると成功します。
- 6.49.2
[R135862]
AR-CloudWebリダイレクト機能を有効にした環境においてFirefoxを使用する場合、Firefox起動時にユーザーが設定したバナーを表示した後にリダイレクト先のページが表示されます。
- 6.49.3
[R339039]
AR-CloudWebリダイレクト・プロキシーモードの動作対象外にするアクセス先のURLの指定(exclude urlコマンド)で、第2階層以下を含むURLは指定できません。またこれを設定したとき、コンソール上にエラー等は表示されませんが、ランニングコンフィグに設定が反映されません。
6.50. IP付加機能 / DNSリレー
- 6.50.1
[1611029]
AR-CloudIPsecトンネルインターフェース経由でDNSリレーを行う場合は、ip dns forwarding source-interfaceコマンドを使用しないでください。
- 6.50.2
[R146812]
AR-Cloud
DNSリレーの設定を含む起動時コンフィグで起動した際、以下のログが出力されることがありますが、動作には影響ありません。
dnsmasq[1750]: cannot open named out pipe
- 6.50.3
[R188465]
AR-Cloud
DNSリレーを有効にしている機器にてIMIモジュールの異常終了が発生した場合、以下のようなエラーログが大量に出力されますが、動作には影響ありません。
daemon.err awplus dnsmasq[3490]: recv AW+ event, but cannot read msg: Success daemon.err awplus dnsmasq[395]: Last message 'recv AW+ event, but ' repeated 9469 times, suppressed by syslog-ng on awplus
- 6.50.4
[R356202]
AR-CloudDNS46機能を使用する構成にて、FQDNエンティティーを使用する場合、FQDNエンティティーにはIPv4アドレスのみ追加されIPv6アドレスは追加されません。
また、DNS64機能を使用する構成にて、FQDNエンティティーを使用する場合、FQDNエンティティーにはIPv6アドレスのみ追加されIPv4アドレスは追加されません。
6.51. IP付加機能 / DHCPサーバー
- 6.51.1
[R015516]
AR-Cloud同じDHCPクライアントから2回目の割り当て要求があった場合、割り当て中のIPアドレスはshow ip dhcp bindingコマンドの実行結果で表示されるIPアドレス割り当て状況に残ったままになります。リースしているアドレスの使用期間が満了すると、当該のIPアドレスは割り当て状況一覧から消去されます。
- 6.51.2
[1402063]
AR-Cloudshow ip dhcp bindingコマンドでDHCPクライアントへのIPアドレス割り当て状況を確認するとき、いくつかのDHCPプールに関する情報が表示されないことがあります。
- 6.51.3
[R161041]
AR-CloudDHCPサーバーの払い出し対象外のインターフェースでDHCP Requestパケットを受信した場合、DHCP NACKを返信します。
- 6.51.4
[R250150]
AR-Cloud
ip dhcp poolコマンドでDHCPモードに移行後、未設定の静的IPアドレスを指定して
no host A.B.C.Dを実行すると機器のホスト名の設定(hostnameコマンド)が削除されます。
その場合は、グローバルコンフィグモードのhostnameコマンドで機器のホスト名を再設定してください。 - 6.51.5
[R390905]
AR-Cloud受信したDHCPリクエストメッセージに含まれるサーバーIDをチェックしないため、他のDHCPサーバー宛のDHCPリクエストメッセージも処理します。 なお、DHCPクライアントは、指定したDHCPサーバー以外からのDHCPメッセージを無視するため、動作に影響はありません。
6.52. IP付加機能 / DHCPリレー
- 6.52.1
[R015180]
AR-Cloudshow counter dhcp-relayコマンドのカウンターが正しく表示されません。
- 6.52.2
[1412006]
AR-CloudDHCPリレー機能において転送可能なDHCPメッセージの最大長を設定した場合、その最大長より大きなパケットを受信してもパケットを正しく破棄せず、DHCPオプションの一部を削除して転送してしまうことがあります。
- 6.52.3
[2503012]
AR-CloudDHCPリレーの下記コマンドは未サポートです。
・ip dhcp-relay short-lease
・ip dhcp-relay short-lease-ipv6
6.53. IP付加機能 / DHCPv6サーバー
- 6.53.1
[R014464]
AR-Cloud複数のDHCPv6プールを設定する際は、アドレス範囲やプレフィックスが異なるDHCPv6プールに重複しないように設定してください。
- 6.53.2
[R015720]
AR-CloudDHCPv6サーバー使用時、DHCPv6サーバー配下のホストに、DHCPプール内のIPv6アドレスを固定設定しないでください。
- 6.53.3
[R016424]
AR-CloudDHCPv6プールのサポートリミットは200個です。
- 6.53.4
[R166470]
AR-CloudDHCPv6サーバー設定時に、address prefix コマンドでプレフィックスを指定する際は、64を指定してください。
- 6.53.5
[R215038]
AR-CloudDHCPv6-PDサーバーとDHCPv6-PDクライアント間で、複数回ダウン、アップを繰り返したとき、DHCPv6-PDサーバーがリンクローカルアドレスではなくグローバルアドレスを送信元アドレスとするパケットを送信することがあります。
- 6.53.6
[R296809]
AR-CloudDHCPv6クライアント機能が有効なインターフェースをDHCPv6サーバー機能が動作するよう設定変更する場合は、DHCPv6クライアントの設定を無効にした上で設定を保存し、デバイスを再起動した後にDHCPv6サーバー機能を設定してください。
- 6.53.7
[R369939]
AR-CloudDHCPv6サーバーとDHCPv4サーバーの両方を有効にし、NDプロキシーを使用しない構成において、DNSサーバーアドレス(オプションコード23)をDHCPv6クライアントに通知できないことがあります。本事象を回避するためには、RSTPを有効にしてください。
6.54. VPN
- 6.54.1
[R222950]
AR-CloudOS標準VPNクライアントのリモートアクセス接続先ルーターにてローカルRADIUSサーバーを使用している場合、オートリカバリーを実行した際にはリカバリー後にサーバー証明書を再発行(no crypto pki enroll <トラストポイント名>、crypto pki enroll <トラストポイント名>)してください。
6.55. VPN / トンネルインターフェース
- 6.55.1
[R017707]
AR-Cloud複数のトンネルインターフェースで同じ対向アドレス(tunnel destination)を設定した場合、2つ目以降のトンネルインターフェースでは対向アドレスの設定削除ができません。2つ目以降のトンネルインターフェースで対向アドレスを変更したい場合は、tunnel destinationコマンドを再実行して上書き設定するか、いったん該当トンネルインターフェースを削除したのち、再作成してください。
- 6.55.2
[R017954]
AR-CloudGREおよびIPv6トンネルインターフェースのTTLをtunnel ttlコマンドで変更した場合は、設定を保存して再起動してください。変更後に再起動しないと、ルーティングが正常に行われなくなることがあります。
- 6.55.3
[R017984]
AR-Cloud
トンネルインターフェースを削除した場合、下記の不要なログメッセージが出力されますが、ログのみの問題で、動作には影響ありません。
BGP[1293]: Parse error for message Link Down ret=-1 PIM-SMv6[1262]: Parse error for message Link Down ret=-1 PIM-DM[1272]: Parse error for message Link Down ret=-1 PIM-SM[1290]: Parse error for message Link Down ret=-1
- 6.55.4
[R018239]
AR-Cloudトンネルインターフェースの下位インターフェース(親インターフェース)に対して
shutdown/no shutdownを繰り返し実行しないでください。繰り返し実行すると、トンネル経由の通信が行えなくなることがあります。 - 6.55.5
[R018528]
AR-Cloud
トンネルインターフェースのMTUを変更すると次のようなエラーメッセージがログに出力されますが、通信には影響ありません。
user.err XXXX HSL[1253]: HSL: ERROR: Error finding iif L2 interface info 11 user.err XXXX HSL[1253]: HSL: ERROR: Group(xxx.xxx.xxx.xxx) Source
- 6.55.6
[R018581]
AR-Cloudtunnel sourceコマンドでは「lo」から始まる無効なインターフェース名を設定することができますが、動作しないため該当インターフェースを指定しないようにしてください。
- 6.55.7
[1702003]
AR-Cloudネクストホップにトンネルインターフェースを設定したスタティックルートを使用する通信においては、転送可能な宛先IPアドレスが約6200件になります。
- 6.55.8
[R122538]
AR-Cloud再起動後、PPTPパケットにSD-WANロードバランスやポリシーベースルーティングのルールが適用されないことがあります。その場合は、PPTPの再接続をしてください。
- 6.55.9
[R130227]
AR-CloudCPU使用率が高騰している状態でIPsecトンネルインターフェースの設定を読み込んだ場合、トンネルインターフェースでマルチキャスト通信ができなくなる場合があります。この場合、該当トンネルインターフェースにてトンネルモード(tunnel mode)を再設定してください。
6.56. VPN / IPsec
- 6.56.1
[1602016]
AR-Cloud
IPsec SA、ISAKMP SAのrekeyのタイミングでshow ipsec saコマンドまたはshow isakmp saコマンドを実行した場合、以下のログが出力されることがありますが、通信や機能には影響ありません。
その場合は、10秒程度時間をおいてから再度コマンドを入力することで正常に情報を確認できます。
IMI[671] SEARCH: Error processing request. IMI[671] SEARCH: No response IMI[671] RPC[17]: Recv data error: Bad file descriptor apteryxd SEARCH: Error processing request. apteryxd No response from indexer for path "/isakmp/sa/
- 6.56.2
[1607052]
AR-Cloudルーティングを行うIPsecトンネルではトンネルインターフェースのMTU値を1300に設定してください。
- 6.56.3
[R071514]
AR-Cloud1つのIPsecトンネルインターフェース上で複数のIPsec SAを確立する設定をした場合は、設定を保存し再起動してください。
- 6.56.4
[R075604]
AR-Cloudtunnel remote nameコマンド、tunnel local nameコマンドで指定する対向装置ID、自装置IDは63文字以内で設定してください。
- 6.56.5
[1703088]
AR-CloudダイナミックDNSクライアント機能を利用して IPsec 接続する構成では、対向トンネルインターフェースのIPアドレスにPingポーリングを行い、同アドレスへの到達性が失われた場合にスクリプトを実行して、定期的に(たとえば10秒おきに)ISAKMP SAの削除とIPsecトンネルの宛先を設定しなおすようにしてください。
- 6.56.6
[R171460]
AR-CloudGREoverIPsecトンネルインターフェースにリンク監視プローブを設定すると、以下のログが出力されることがありますが、動作に影響はありません。
kern.crit awplus kernel: ATL Virtual Device tunnel1 Error-Loop
- 6.56.7
[R189052]
AR-CloudIPv4 over IPv6 IPsecトンネル経由で、AMFノードをAMFセキュア仮想リンクにより接続する場合、IPv4 over IPv6 IPsecトンネルのMTUを1390以下に設定してください。
- 6.56.8
[R221045]
AR-CloudIPsecで保護されたトンネルを使用するとき、トンネルの自装置ID(tunnel local name)と対向装置ID(tunnel remote name)には、トンネルインターフェース名(tunnelx)を設定しないようにしてください。
- 6.56.9
[R215408]
AR-CloudマルチポイントIPsecトンネルインターフェースに設定したIPアドレスを変更した場合、tunnel protection ipsecコマンドをno形式で実行し、IPsecによる保護を無効化してから、再度tunnel protection ipsecコマンドを実行し、IPsecによる保護を有効化してください。
- 6.56.10
[R234545]
AR-Cloud同じ始点・終点アドレスを持つIPsec over IPv4トンネルとL2TPv3トンネルは同時に使用できません。
- 6.56.11
[R268914]
AR-Cloud
tunnel oper-status-control ipsecを使用して複数の拠点とFQDNによるVPNを接続する構成において、一つの拠点とのVPNが切断され再接続に失敗するとすべての拠点に対してFQDN解決を実施しますが、接続された拠点間のVPN通信には影響ありません。 - 6.56.12
[R359278]
AR-Cloud
AES-GCM認証アルゴリズムを使用したIPsecトンネルインターフェースでのtunnel inline-processingコマンドは未サポートです。
tunnel inline-processingコマンドを設定する場合は、他の認証アルゴリズム(SHA1/SHA256/SHA512)を使用してください。 - 6.56.13
[R370151]
AR-Cloud複数のIPsecトンネルインターフェースを指定してtunnel local selector コマンド、tunnel remote selectorコマンドを設定した場合、以下のHSLエラーメッセージを出力し適用が失敗しますので、個別にトンネルインターフェースを指定して設定を適用してください。
HSL[XXXX]: HSL: WARNING: IP address set failed (Resource temporarily unavailable) HSL[XXXX]: HSL: WARNING: Couldn't add address to OS -19
6.57. VPN / L2TPv3
- 6.57.1
[R223276]
AR-Cloud"tunnel df"コマンドは未サポートです。L2TPv3パケットのフラグメントは常に許可されます。
6.58. VPN / OpenVPN
- 6.58.1
[R018052]
AR-CloudOpenVPN Tun(L3)トンネルインターフェースの設定時、
IP packet with unknown IP version=15 seenというログメッセージが出力されることがありますが、動作に影響はありません。 - 6.58.2
[R208375]
AR-Cloudtunnel openvpn expiry-kbytesコマンドで設定する通信量ベースのRekey(データチャンネルの暗号鍵更新)は 10~2097151 の範囲内で設定してください。
- 6.58.3
[R268743]
AR-Cloud
OpenVPN使用構成において、デフォルト経路の出力先にトンネルインターフェースなどの動的インターフェースを設定している場合、起動時に下記のwarningログが出力されることがありますが、動作に影響はありません。
openvpn[2098]: sitnl_route_save: rtnl: can't get ifname for index 0: No such device or address (errno=6)
- 6.58.4
[R268838]
AR-Cloud
IPアドレスや経路情報をDHCPサーバーから取得するOpenVPNクライアントが接続したとき、下記のようなエラーログが出力されますが、動作に問題はありません。
openvpn[2089]: userA/172.16.254.2:13050 MULTI: no dynamic or static remote--ifconfig address is available for userA/172.16.254.2:13050
- 6.58.5
[R276819]
AR-CloudOpenVPNクライアントとルーターに設定したOpenVPNの動作モード(TapもしくはTun)が異なる構成で接続すると、OpenVPN接続が成功したような表示となりますが、実際にはOpenVPN経由の通信はできませんので、正しい動作モードで接続するようにしてください。
- 6.58.6
[R325985]
AR-Cloud
OpenVPN接続時に以下のログが出力されることがありますが、通信に影響はありません。
daemon.warning awplus openvpn[xxxx]: xx.xx.xx.xx:xxxxx WARNING: 'tun-mtu' is used inconsistently, local='tun-mtu 1532', remote='tun-mtu 1500'
6.59. VPN / GRE
- 6.59.1
[R017978]
AR-Cloud
IPsec保護(tunnel protection ipsec)を適用しているGREトンネルインターフェース上にトラフィックが存在する状態で該当インターフェースがダウンした場合、informationalレベルの下記ログメッセージが繰り返し出力されます。ただし、本ログメッセージはinformationalレベルのため、初期設定ではbufferedログ、permanentログには保存されず、show log、show log permanentコマンドでも確認できません。
iked: [INTERNAL_ERR]: ikev2_auth.c:555:ikev2_auth_verify(): 4:xx.xx.xx.xx[500] - yy.yy.yy.yy[500]:(nil):no shared key with peer
- 6.59.2
[R019048]
AR-CloudGREトンネルインターフェースにおいて、MTUよりサイズの大きいパケットを受信した場合、本来ならICMPv6の「Packet Too Big」を返すべきですが、「Destination Host Unreachable」を返します。
- 6.59.3
[R019384]
AR-CloudGREトンネルインターフェースにおいて、対向装置までの経路MTUがGREトンネルインターフェースのMTUよりも小さい場合、本製品はLAN側から受け取ったIPv6パケットを破棄し、送信元にICMPv6 Packet Too Bigエラーメッセージを返送すべきですが、エラーを返送せずにIPv6パケットをGREパケットにカプセル化してトンネル対向に向けて送信します。
- 6.59.4
[R019104]
AR-CloudGRE over IPv6トンネルインターフェースのMTU値をいったん設定した後で他の値に変更したときは、設定を保存してから再起動してください。
- 6.59.5
[R070918]
AR-CloudGRE over IPv6トンネルインターフェースの通信確立後に、該当トンネルインターフェースでIPsec保護を有効にした場合は、該当インターフェースをいったん
shutdownし、その後no shutdownしてください。
6.60. VPN / マルチポイントVPN
- 6.60.1
[R267978]
AR-Cloud
センター側が2台のルーターによるVRRP冗長構成かつマルチポイントGREトンネルを使用したVPN構成において、VPN切断にともなう再接続時に時間を要する(9分程度)ことがあります。
6.61. AMF
- 6.61.1
[1307026]
AR-Cloudリブートローリング機能でファームウェアバージョンをAからBに更新する場合、すでに対象ノードのフラッシュメモリー上にバージョンBのファームウェアイメージファイルが存在していると、ファームウェアの更新に失敗します。このような場合は、対象ノードから該当するファームウェアイメージファイルを削除してください。
- 6.61.2
[R015304]
AR-CloudAMFネットワーク内にマスターノードが存在しない場合でもAMFネットワークが構成できてしまいますが、AMF機能は利用できません。
- 6.61.3
[R016103]
AR-CloudAMFマスターがAMFメンバーよりも後からAMFネットワークに参加するとき、AMFマスターのコンフィグにてその他メンバーからのワーキングセット利用やリモートログインに制限がかけてあっても、既存のメンバーに対してこれらの制限が反映されません。再度AMFマスター上でatmf restricted-loginコマンドを実行することで、すべてのAMFメンバーに対して制限をかけることができます。
- 6.61.4
[R015724]
AR-CloudAMFマスター上でatmf recoverコマンドによってメンバーノードの内蔵フラッシュメモリーの復元を実行した場合、復元が完了しても、マスターノード上で完了を示すメッセージが出力されません。復元の完了は、対象ノードにおけるログ出力によって確認できます。
- 6.61.5
[R017038]
AR-Cloudatmf cleanupコマンドの実行後、再起動時にHSLのエラーログが表示されますが、通信には影響ありません。
- 6.61.6
[R059056]
AR-Cloudshow atmf links statisticsコマンドにおいて、Type 26のカウンターが正常に表示されない場合があります。
- 6.61.7
[R058488]
AR-Cloudlog event-host atmf-topology-eventコマンド設定時、AT-Vista Manager用のイベントログは、同コマンドで指定したIPアドレスだけでなく、
log hostで設定したすべてのSyslogサーバーに送信されます。 - 6.61.8
[R060030]
AR-Cloudatmf backup guests nowコマンドで誤ったポートを指定してもエラーにならず、「Backup successfully initiated」と表示されます。
- 6.61.9
[R083966]
AR-Cloud
自動バックアップを中断した場合、AMFマスター上に以下のようなログが出力されますが、動作に問題はありません。
- バックアップが完了しなかったAMFノード分のログ
ATMFFS[13301]: ATMF backup: Aborted backup for node ノード名 (ホスト名) due to insufficient media space ATMFFS[13301]: ATMF backup: Aborted "ノード名 (ホスト名)" on backup by user request
- その他のログ
ATMFFS[13301]: ATMF backup: Could not copy rsync log file to media ATMFFS[13301]: ATMF backup: Errors occurred during all-nodes backup
- バックアップが完了しなかったAMFノード分のログ
- 6.61.10
[1610019]
AR-Cloud
PPP接続をしているAMFメンバーでオートリカバリーが実行された場合、コンソールに以下のログメッセージが出力されることがありますが、ログのみの問題で、オートリカバリーは正しく実行されています。
init: network/ppp (0) main process (2180) terminated with status 2 init: network/ppp (0) main process ended, restarting
- 6.61.11
[1704002]
AR-Cloud
atmf domain vlan コマンドの設定を変更し、保存、再起動すると、コンフィグ読み込み時にエラーが表示されますが、動作には影響ありません。
- 6.61.12
[1707045]
AR-Cloud
AMF仮想リンクのローカル側IPアドレスとして、tunnel sourceコマンドでPPPインターフェースを指定したトンネルインターフェースのIPアドレスを使用している構成において、トンネルインターフェースのIPアドレスを削除したい場合は、最初に該当するAMF仮想リンク設定を削除してからトンネルインターフェースのIPアドレスを削除してください。
- 6.61.13
[R118506]
AR-Cloud
デフォルトのAMFマネージメントVLANを使用している環境では
no atmf management vlanを実行しないでください。 - 6.61.14
[1803028]
AR-Cloud
AMFセキュアモードで、AMFノードのオートリカバリーを実行するとき、リカバリー中に以下のようなログが出力されることがありますが、オートリカバリーは正常に行われます。
Local certificate subject host_xxxx_xxxx_xxxx does not match node Name xxxx!
- 6.61.15
[1803084]
AR-CloudAMFワーキングセットを使用している際、lengthコマンドで一画面当たりの表示行数を変更した場合、ランニングコンフィグ上では即時反映されますが、対象ノードのコンソール上で再ログインを行うまで動作に反映はされません。 必要に応じて対象ノードのコンソール上で再ログインを実施してください。
- 6.61.16
[R129642]
AR-Cloudatmf restricted-loginコマンドが設定されているとき、AMFメンバーでshow atmf recovery-fileコマンドとclear atmf recovery-fileコマンドが動作しません。AMFマスターからatmf working-setコマンドを使用してAMFメンバーにログインしてから実行してください。
- 6.61.17
[R137913]
AR-CloudAMFセキュアモード使用時、atmf management vlanコマンドでマネージメントVLANのIDを変更する場合は、一度AMFセキュアモードを無効にした後に、atmf management vlanコマンドでマネージメントVLANのIDを変更し、再度セキュアモードを有効にしてください。
- 6.61.18
[R138429]
AR-Cloud
AMF上のメンバーを再起動すると下記ログが記録され、AMFネットワークへの再接続が完了するまで1分程度かかることがあります。
Interface portX.Y.Z link partner has no valid ATMF response
- 6.61.19
[R140894]
AR-Cloudatmf rolling-rebootコマンド、atmf distribute firmwareコマンドを実行中に、ネットワーク障害などでAMFノードとの接続が一時的にでも不可になった場合、当該ノードに接続できないためにコマンドが完了しないことがあります。このような場合は、Ctrl+Cを押下し、処理を中断してください。 その後、ネットワーク障害などが復旧後に、再度実行してください。
- 6.61.20
[R147657]
AR-Cloud
AMFクリーンアップ実行時に以下のログが出力される場合がありますが、ログのみの問題で、クリーンアップの動作には影響ありません。
syslog-ng[xxx]: Error opening file for writing;filename='/flash/log/messages', error='No such file or directory (2)' {noformat} - 6.61.21
[R201213]
AR-Cloudshow snmp-discoveryコマンドをdetailオプション付きで実行したとき、Time Last Seenにタイムゾーンが表示されません。
- 6.61.22
[R210427]
AR-Cloud
AMFセキュアモードを使用したAMFネットワークにて、AMF接続ポートとしてethポートを使用しているとき、ethポート経由でオートリカバリーを実行すると以下のエラーログが出力されますが、オートリカバリーは正常に動作します。
user.err awplus ATMF[1234]: Failed to remove "atmfeth1.4092" to the bridge, "br-atmfmgmt".
- 6.61.23
[R238126]
AR-Cloud隣接するAMFノードとの接続にAMF仮想リンクを使用しており、かつ経路が複数ある構成において、Pingポーリングトリガー機能による経路切替を使用している場合、AMFオートリカバリー時に
page allocation failureというエラーメッセージが出力されることがありますが、オートリカバリーは正常に行われます。 - 6.61.24
[R268590]
AR-CloudAMF仮想リンクのリモート側をホスト名で指定するときは、DNSサーバーリストにリモートホスト名を解決できるDNSサーバーのみが登録されており、なおかつ、DNSサーバーがLAN側にある構成で使用してください。
- 6.61.25
[R294272]
AR-Cloud
AMFノードのホスト名を2回以上変更する場合、以前に使用したことのあるホスト名を設定すると当該AMFノードのAMFバックアップが失敗します。
本事象が発生した場合、当該AMFノードを再起動してください。
使用したことのないホスト名を設定する場合、本事象は発生しません。 - 6.61.26
[R412743]
AR-CloudAMFセキュアモードを無効にする場合、事前にEthernetポートに設定したAMFリンク設定を解除してください。
6.62. Web GUI
- 6.62.1
[R158456]
AR-CloudWeb GUIまたはAT-Vista Manager EXでデバイスの仮想端末を開きログアウトせずにブラウザーを閉じた場合、仮想端末のセッションが終了されないことがあるため、 Web GUIまたはAT-Vista Manager EXでデバイスの仮想端末を開いた場合は、ログアウトしてからブラウザーを閉じるようにしてください。
- 6.62.2
[R327302]
AR-CloudWeb GUI上でトリガーの最大実行回数を設定する場合、指定可能な範囲は 1 - 4294967293です。
6.63. Web GUI / かんたん設定
- 6.63.1
[R269182]
AR-CloudAMF仮想リンクを使用している環境において、「かんたん設定」(かんたん接続、かんたんVPN)を用いて設定を再作成する場合は、CLIからAMF仮想リンクの設定をいったん削除した後、Web GUI上でかんたん設定を再実行し、その後 CLIからAMF仮想リンクを再設定してください。
6.64. Web GUI / セキュリティー
- 6.64.1
[R183764]
AR-Cloudエンティティー管理画面において、ゾーンの「編集」ボタンをクリックしたときに表示される画面のタイトルが「ゾーン追加」になっています。
- 6.64.2
[R248497]
AR-CloudQoSページでルールを追加するとき、帯域幅の項目には数字のみを入力してください。数字以外の文字も入力できますが、誤った設定が反映されてしまうためご注意ください。
- 6.64.3
[R271124]
AR-Cloudエンティティー管理画面において、ネットワーク定義にIPv4サブネットアドレスを関連付ける際、「IPアドレス/サブネットマスク長」の「IPアドレス」部分が「サブネットマスク長」に対応したネットワークアドレスでなくても入力が受け付けられます。
- 6.64.4
[R339957]
AR-CloudIPsec画面においてISAKMPピアを追加する際、認証パスワードの文字数制限について誤ったメッセージが表示されます。 認証パスワードは6文字から79文字以内で設定してください。
- 6.64.5
[R373555]
AR-Cloud「カスタムアプリケーション編集」ダイアログにおいて、「カスタムアプリケーション追加」と表示されますが、表示上の問題で、ダイアログ上で行った設定の編集は問題なく反映されます。
6.65. Web GUI / セキュリティーライセンス
- 6.65.1
[R208626]
AR-CloudWebコントロールルールの追加・編集画面において、カテゴリー欄を折りたたんだときに設定済みのカテゴリーが表示されませんが、これは表示のみの問題です。カテゴリー欄を展開すると表示されるカテゴリーリスト上では正しく選択されています。
- 6.65.2
[R238312]
AR-Cloud
Webコントロール画面でルールを作成した後、ルール数が正しく表示されないことがあります。その場合はページを再読み込みしてください。
- 6.65.3
[R389958]
AR-CloudWebコントロール画面でルールの追加や編集を行う際、カテゴリーが未選択でも適用ボタンがクリック可能に見えますが、実際にはクリックしても設定は反映されません。
6.66. Web GUI / ネットワーク基本設定
- 6.66.1
[R228794]
AR-Cloudインターフェース管理のIPv6インターフェース設定画面では、ethインターフェースに対して「DHCPv6 PD」と「ND Proxy」の設定ができません。これらの設定が必要な場合は、CLIからコマンドを入力してください。
- 6.66.2
[R217499]
AR-CloudARPテーブル画面において、ARP情報が100件以上登録されている場合、ページ全体をスクロールするバーが表示されません。ページ全体をスクロールしたい場合は、ARPテーブル右下のページ送りボタン付近にカーソルを置くと、スクロールすることができます。
- 6.66.3
[R338282]
AR-Cloudインターフェース管理画面でMTUを設定する際、無効なMTU値を入力しても適用ボタンは無効になりませんが、クリック後にエラーメッセージが表示され、設定も適用されません。
- 6.66.4
[R357766]
AR-Cloudブリッジング画面でブリッジを追加する際、既存のブリッジ番号と重複しないようにしてください。
- 6.66.5
[R415183]
AR-CloudインターフェースのIP設定をDHCPサーバーから取得するように設定している場合、IPアドレスを取得していてもWeb GUI上では「未定義」と表示され、IPが設定されていないように見えますが、これは表示上の問題で実際の動作には影響ありません。
6.67. Web GUI / ネットワークサービス
- 6.67.1
[R138944]
AR-Cloudツール画面のTraceroute、Pingでは不正なIPアドレスを入力してもエラーメッセージが表示されません。Traceroute、Pingは、入力したIPアドレスが正しいことを確認してから実行してください。
- 6.67.2
[R178938]
AR-CloudローカルRADIUSサーバー画面でCSVファイルからユーザーをインポートする場合の所要時間は、CSVファイルに含まれるユーザー数に依存します。100ユーザーで約3秒、1000ユーザーで約30秒、4000ユーザーで約2分が目安です。
- 6.67.3
[R179520]
AR-CloudDHCPプールの設定画面において、リース時間は120日以内で指定してください。
- 6.67.4
[R179535]
AR-CloudRADIUSクライアント画面でサーバーグループを作成するとき、グループ名として無効な値を入力してもエラーメッセージが表示されません。
- 6.67.5
[R184082]
AR-CloudローカルRADIUSサーバー画面でCSVからグループをインポートするときは、VLAN IDを正しく指定してください。
- 6.67.6
[R207934]
AR-CloudSMTPサーバー設定時、認証方式として「認証なし」を選択していてもユーザー名とパスワードの入力欄が表示されますが、空欄のまま「適用」ボタンを押してください。
- 6.67.7
[R338081]
AR-Cloud
SMTPサーバー設定において、認証方式を「認証なし」以外に設定した場合は必ずユーザー名/パスワードを入力してください。
6.68. Web GUI / ユーザー管理
- 6.68.1
[R225889]
AR-Cloudユーザー名の1文字目に数字を入力しないでください。
- 6.68.2
[R221114]
AR-Cloud新規ユーザー追加画面やパスワード変更画面において、設定をランニングコンフィグに反映するためのボタンのラベルが「適用」ではなく「保存」になっています。該当画面で設定した内容をスタートアップコンフィグに保存するには、ナビゲーションバーの「保存」ボタンをクリックしてください。
- 6.68.3
[R417064]
AR-Cloudログインパスワード変更画面で新規ログインパスワードを設定した後、ログインページにアクセスできないというエラーページが表示されることがありますが、その場合は数秒待つことでログインページが表示されます。
6.69. Web GUI / システム
- 6.69.1
[R151379]
AR-Cloudログ画面において、プロセスIDの情報を含まないログメッセージが正しく表示されないことがありますが、表示のみの問題で、動作には影響ありません。
- 6.69.2
[R280383]
AR-Cloud
Hyper-V上にVHDイメージ方式で本製品をインストールした場合、「システム」>「ファイル管理」画面の「起動時ファームウェアファイル設定」項目で「参照」ボタンを押した後に「解除」ボタンを押さないでください。
押してしまった場合、画面の再読み込み後に「起動時ファームウェアファイル設定」項目が表示されなくなることがありますが、システムを再起動すれば再度表示されるようになります。 - 6.69.3
[R357274]
AR-Cloudログ画面に表示する1つのログ情報に表示可能な最大文字数は1024となります。 1つのログ情報が1024文字を超える場合、複数に分けて表示します。
- 6.69.4
[R373822]
AR-Cloudファイル管理画面でソートを行っている際、ファイル削除を行うとファイル名のソートに戻ってしまいます。
7. マニュアルの補足・誤記訂正
各種ドキュメントの補足事項および誤記訂正です。
7.1. VPN / OpenVPN
- 7.1.1
AR-CloudサポートするOpenVPNクライアント
本バージョンでは、OpenVPNクライアントとして下記OS/アプリケーションの組み合わせをサポートします。
OS アプリケーション Windows8.1 (64bit) OpenVPN GUI v5 (2.3.6) OpenVPN GUI v7 (2.3.7) OpenVPN GUI v7 (2.3.8) OpenVPN GUI v11 (4.0.0) OpenVPN GUI v11 (6.0.0) OpenVPN GUI v11 (7.0.0) OpenVPN GUI v11 (10.0.0) OpenVPN GUI v11 (12.0.0) OpenVPN GUI v11 (13.0.0) OpenVPN GUI v11 (15.0.0) OpenVPN GUI v11 (23.0.0) OpenVPN GUI v11 (25.0.0) OpenVPN GUI v11 (26.0.0) OpenVPN GUI v11 (29.0.0) OpenVPN GUI v11 (44.0.0) OpenVPN GUI v11 (46.0.0) vpnux Client (ver.1.3.0.0) vpnux Client (ver.1.4.6.2) vpnux Client (ver.2.4.9.0) vpnux Client Standard Edition (2.3.7606.4032) vpnux Client Standard Edition (3.1.8559.12288) Windows10 (64bit) OpenVPN GUI v7 (2.3.8) OpenVPN GUI v11 (4.0.0) OpenVPN GUI v11 (6.0.0) OpenVPN GUI v11 (7.0.0) OpenVPN GUI v11 (10.0.0) OpenVPN GUI v11 (12.0.0) OpenVPN GUI v11 (13.0.0) OpenVPN GUI v11 (15.0.0) OpenVPN GUI v11 (23.0.0) OpenVPN GUI v11 (25.0.0) OpenVPN GUI v11 (26.0.0) OpenVPN GUI v11 (29.0.0) OpenVPN GUI v11 (44.0.0) OpenVPN GUI v11 (46.0.0) OpenVPN GUI v11 (51.0.0) OpenVPN GUI v11 (52.0.0) vpnux Client (ver.1.3.0.0) vpnux Client (ver.1.4.6.2) vpnux Client (ver.2.4.9.0) vpnux Client Standard Edition (2.3.7606.4032) vpnux Client Standard Edition (3.1.8559.12288) vpnux Client Standard Edition (4.2.9013.9534) vpnux Client Standard Edition (4.4.1.8516) Windows11 OpenVPN GUI v11 (51.0.0) OpenVPN GUI v11 (52.0.0) vpnux Client Standard Edition (3.1.8559.12288) vpnux Client Standard Edition (4.2.9013.9534) vpnux Client Standard Edition (4.4.1.8516) MAC OS X Tunnelblick 3.4.3 Tunnelblick 3.6 beta10 Tunnelblick 3.7.0 Tunnelblick 3.7.1a Tunnelblick 3.7.2a Tunnelblick 3.7.5 Tunnelblick 3.7.6 Tunnelblick 3.7.7 Tunnelblick 3.7.8 Tunnelblick 3.7.9a Tunnelblick 3.8.1 Tunnelblick 3.8.2a Tunnelblick 3.8.3a Tunnelblick 3.8.4a Tunnelblick 3.8.5a Tunnelblick 3.8.6a Tunnelblick 3.8.7a macOS 10.14 Tunnelblick 3.8.8e macOS Ventura 13.0 Tunnelblick 3.8.8g Android 4.4.x OpenVPN for Android 0.6.29 OpenVPN for Android 0.6.35 Android 6.0.x OpenVPN for Android 0.6.65 OpenVPN for Android 0.6.70 OpenVPN for Android 0.6.73 Android 8.0.x OpenVPN for Android 0.7.5 Android 9.0.x OpenVPN for Android 0.7.8 Android 11 OpenVPN for Android 0.7.49 OpenVPN Connect (Android) 3.3.4 Android 12 OpenVPN Connect (Android) 3.2.5 OpenVPN Connect (Android) 3.3.4 OpenVPN for Android 0.7.51 Android 14 OpenVPN Connect (Android) 3.5.1 OpenVPN for Android 0.7.51 Android 15 OpenVPN Connect (Android) 3.6.0 OpenVPN Connect (Android) 3.7.1 OpenVPN for Android 0.7.55 OpenVPN for Android 0.7.61 iOS 8 OpenVPN Connect 1.0.5 iOS 9 OpenVPN Connect 1.0.7 OpenVPN Connect 1.1.1 iOS 11 OpenVPN Connect 1.2.9 OpenVPN Connect 3.0.2 iOS 12 OpenVPN Connect 3.0.2 iOS 14 OpenVPN Connect 3.2.3 iOS 16 OpenVPN Connect 3.4.0 OpenVPN Connect 3.4.1 iOS 17 OpenVPN Connect 3.4.1 OpenVPN Connect 3.5.0
8. サポートリミット一覧
| AT-AR4000S-Cloud ※1 ※2 | |
|---|---|
| パフォーマンス | |
| VLAN登録数 | - |
| MACアドレス(FDB)登録数 | - |
| IPv4ホスト(ARP)登録数 | 5000 |
| IPv4ルート | |
| IPv4スタティックルート登録数 | 1000 |
| RIPv1/v2ルート登録数 | 1500 |
| OSPFv2ルート登録数 | 1000 |
| BGP4ルート登録数 | 10000 |
| IPv6ルート | |
| IPv6スタティックルート登録数 | 1000 |
| RIPngルート登録数 | 1500 |
| OSPFv3ルート登録数 | 1000 |
| BGP4+ルート登録数 | 10000 |
| リンクアグリゲーション | |
| グループ数(筐体あたり) | - |
| ポート数(グループあたり) | - |
| VPN | |
| IKEv1同時接続可能セッション数 | 3000 ※3 ※4 |
| IKEv2同時接続可能セッション数 | 3000 ※3 ※4 |
| リモートアクセス型IPsec VPN同時接続可能セッション数 | 3000 ※3 ※4 |
| IPsecトンネル内 同時接続可能セッション数 | 30 |
| L2TPv2同時接続可能セッション数 | - |
| L2TPv3同時接続可能セッション数 | 3000 ※3 ※4 |
| OpenVPN同時接続可能セッション数 | 3000 ※3 ※4 ※5 |
| PPPoE | |
| PPPoE同時接続可能セッション数 | 20 ※6 |
| ローカルRADIUSサーバー ※7 | |
| ユーザー登録数 | 50000 |
| RADIUSクライアント(NAS)登録数 | 3000 |
| ファイアウォール | |
| セッション数 | 1000000 ※8 |
| ルール数 | 5000 ※9 |
| AMFアプリケーションプロキシー | |
| AT-SESC 接続数 | - |
| 被疑端末情報保持数 | - |
| アクション「破棄」による最大被疑端末遮断数 | - |
| アクション「ポート無効化」による最大被疑端末遮断数 | - |
| アクション「隔離」による最大被疑端末遮断数 | - |
| アクション「IPフィルター」による最大被疑端末遮断数 | - |
| アクション「ログ」による最大被疑端末遮断数 | - |
| その他 | |
| VRF-Liteインスタンス数 | - |
パブリッククラウドサービス上で本製品を使用する場合、インスタンス(仮想マシン)の仕様に対応するサポートリミット値は下記のとおりです。
| クラウドインスタンス仕様 | ファイアウォール | VPN 同時接続可能セッション数 ※4 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| vCPU数 | メモリー | AWSインスタンスタイプ | セッション数 ※8 | ルール数 ※9 | IKEv1/v2 | リモートアクセス型IPsec VPN | OpenVPN |
| 1 ※10 | 4GB | t3.medium 以上 | 50000 | 3000 | 1000 | 1000 | 1000 |
| 2 ※10 | 8GB | t3.medium 以上 | 1000000 | 5000 | 1000 | 1000 | 3000 |
| 4 ※10 | 16GB | t3.medium 以上 | 1000000 | 5000 | 1500 | 1500 | 3000 |
| 8 ※10 | 32GB | m5.2xlarge 以上 | 1000000 | 5000 | 1500 | 1500 | 3000 |
| 12 ※11 | 32GB | m5.4xlarge 以上 | 1000000 | 5000 | 3000 | 3000 | 3000 |
- ※1
- 本製品のご利用にはVPNライセンス(基本ライセンス)が必要です。
- ※2
- vCPU 12 個、メモリー32 GB の場合。
- ※3
- 11セッション以上使用する場合はVPNライセンス(追加ライセンス)が必要です。
- ※4
- 共有するトンネルインターフェースの合計値です。
- ※5
- tunnel openvpn expiry-kbytesコマンド未設定時は100セッションとなります。
- ※6
- PPPoEクライアントとして動作している場合。
- ※7
- OpenVPNクライアント認証、マルチポイントVPNのISAKMP認証で使用可能です。
- ※8
- ファイアウォールセッション数とNATセッション数の合計値です。
- ※9
- ファイアウォールルール数とNATルール数の合計値です。
- ※10
- 当リミット指標に使用したサーバー (CPU):Dell EMC PowerEdge R750xs (Xeon Gold 6334 Processor 3.60GHz)
- ※11
- 当リミット指標に使用したCPU:Intel Core i7-8700K Processor (Coffee Lake)
9. 未サポート機能(コマンド)
最新のリファレンスマニュアルに記載されていない機能、コマンドはサポート対象外ですので、あらかじめご了承ください。最新マニュアルの入手先については、次節「最新マニュアルについて」をご覧ください。
10. 最新マニュアルについて
本リリースノートは、下記の最新マニュアルに対応した内容になっていますので、お手持ちのマニュアルが下記のものでない場合は、弊社ホームページで最新の情報をご覧ください。
https://www.allied-telesis.co.jp/
| 対象製品 | マニュアルタイトル | パーツ番号 |
|---|---|---|
| AT-AR4000S-Cloud | AT-AR4000S-Cloud リファレンスマニュアル | 613-003066 Rev.R |
