bgp always-compare-med
- モード
- BGPモード
- カテゴリー
- IP / 経路制御(BGP)
構文
(config-router)# [no] bgp always-compare-med
コマンド説明
BGPの経路選択プロセスにおいて、異なるAS所属のeBGPピアから学習した経路間の優劣比較に、MULTI_EXIT_DISC(MED)属性を使うよう設定する。no形式で実行した場合は、異なるAS所属のeBGPピアから学習した経路間の優劣比較にMED属性を使わないよう設定する。
初期設定では、異なるAS所属のeBGPピアから学習した経路間の優劣比較にはMED属性を使わない。
たとえば、IPv4のBGP環境において、AS 65010所属の10.10.10.1が、172.24.0.0/16への経路を、AS 65070所属の10.10.10.7とAS 65080所属の10.10.10.8から学習しているとする。ここでは、この経路を最初に10.10.10.8から学習し、次に10.10.10.7から学習したものと仮定する。
Network Next Hop Metric LocPrf Weight Path
* 172.24.0.0 10.10.10.7 500 0 65070 65090 i
*> 10.10.10.8 800 0 65080 65090 i
これらの2つの経路は、ウェイト、LOCAL_PREF属性、ASパス長、ORIGIN属性などの諸条件が同一だが、初期設定では異なるAS所属のeBGPピアから学習した経路間の優劣比較にはMED属性を使わないため、ここでは学習時期の早かった10.10.10.8から学習した経路のほうが最適経路(>記号付き)になっている。しかし、ここで本コマンドを実行すると、次のようにMED値の小さい10.10.10.7から学習した経路のほうが最適経路になる。
Network Next Hop Metric LocPrf Weight Path
*> 172.24.0.0 10.10.10.7 500 0 65070 65090 i
* 10.10.10.8 800 0 65080 65090 i