設定例集 / 自動的な設定内容の削除


本製品の起動時にAMFネットワーク未検出時の拡張動作が働いた場合、ランニングコンフィグには自動的な設定内容が入ります。

Note
自動設定が行われる条件などの詳細は、AMF応用編をご参照ください。

自動的な設定が適用された場合、次のようなログメッセージが出力されます。
06:58:23 awplus : IP address assignment underway:
06:58:23 awplus : Password change is strongly recommended
06:58:35 awplus : Interface br0 address set to 192.168.1.1/24

設定例集に掲載されているコマンドは、原則的に設定がまったく行われていない本製品の初期状態(出荷時設定)を前提としています。
そのため、設定例にしたがってコマンドを入力していく場合、この自動的な設定内容によって入力したコマンドがエラーになったり、意図した動作にならない可能性があります。

自動設定が適用された場合は、以下の手順にしたがって自動設定内容を削除した上で、各設定例のコマンドを入力してください。
  1. 初回起動時の推奨設定を行い、管理用VAP(無線ネットワーク)を作成します。

  2. 設定用端末から管理用VAPに無線接続します。

  3. 設定用端末から本製品のCLIに管理者アカウント(デフォルトは「manager」)でログインし、下記のコマンドを実行して自動設定内容を削除します。
    CLIには本製品のWeb GUI(システム > CLI)から、あるいはSSHによってアクセス可能です。
    Note
    以下のコマンドを実行するときは、手順1で設定した管理用VAP経由で本製品に接続してください。
    有線ポート(eth1)経由で本製品にアクセスしていると、eth1に対してno bridge-groupを実行した時点で接続が切れ、以後CLIにアクセスできなくなります。
    その時点ではまだ設定が保存されていないため、製品の電源をいったん切断して再起動すれば手順1からやりなおすことができます。
    enable
    configure terminal
    interface eth1
     no bridge-group
    interface br0
     no ip address
     no ipv6 enable
     no ipv6 address dhcp
     no ip dhcp-client vendor-identifying-class
     no ip dhcp-client request vendor-identifying-specific
    

なお、自動設定が適用された場合、前記のインターフェース設定に加え、SSHサーバーの有効化(「manager」のみログイン可)、Webサーバーの有効化も行われますが、こちらは必要に応じて設定を変更してください。

これらの設定を完全に初期状態に戻したい場合(SSHサーバー無効、Telnetサーバー有効、Webサーバー無効)は、下記のコマンドを実行します。
no ssh server allow-users manager
no service ssh
service telnet
no service http


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