IP / IPインターフェース
IPインターフェースは、IPパケットの送受信(IP通信)を行うためのインターフェースです。IPインターフェースは、インターフェースモードでip addressコマンドを実行し、対象インターフェースにIPアドレス(とネットマスク)を割り当てることによって作成します。
IPアドレスを割り当てることのできるインターフェースは次のとおりです。
- vlanX(VLANインターフェース。XはVLAN ID)
- lo(ループバックインターフェース)
IPインターフェースの作成・削除
IPインターフェースを作成するにはインターフェースモードのip addressコマンドを使って、対象インターフェースにIPアドレスとネットマスクを割り当てます。ネットマスクはマスク長で指定します。awplus(config)# interface vlan10 awplus(config-if)# ip address 192.168.10.1/24
インターフェースに割り当てたIPアドレスを変更するには、再度ip addressコマンドを実行します。
awplus(config)# interface vlan10 awplus(config-if)# ip address 192.168.100.1/24
インターフェースに割り当てたIPアドレスを削除するには、ip addressコマンドをno形式で実行します。
awplus(config)# interface vlan10 awplus(config-if)# no ip address
割り当てられたIPアドレスなど、IPインターフェースの情報はshow ip interfaceコマンドで確認できます。
awplus> show ip interface
DHCPによるIPアドレス自動設定
ネットワーク上のDHCPサーバーを利用して、インターフェースのIPアドレスを自動設定することもできます(DHCPクライアント機能)。インターフェースのIPアドレスをDHCPを使って設定するには、ip address dhcpコマンドを使います。
awplus(config)# interface vlan10 awplus(config-if)# ip address dhcp
DHCPでIPアドレスを配布するインターネットサービスプロバイダー(ISP)をご利用の場合、接続認証用の「コンピューター名」を指定されることがあります。その場合は、ip address dhcpコマンドのhostnameオプションにISPから通知されたコンピューター名を指定してください。これにより、同コマンドで設定したコンピューター名が、DHCPパケットのHostnameフィールドにセットされて送信されるようになります。
awplus(config)# interface vlan10 awplus(config-if)# ip address dhcp hostname myComputerName
本製品のDHCPクライアント機能では、インターフェースのIPアドレスとサブネットマスクに加え、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバー、デフォルトドメイン名の情報も取得・自動設定できます。DHCPで取得したこれらの情報は次のように扱われます。
- デフォルトゲートウェイの情報(オプションコード3)は、IP経路表にデフォルト経路として追加されます。
- DNSサーバーの情報(オプションコード6)は、「DNSサーバーリスト」(show ip name-serverコマンド)内において、ip name-serverコマンドで手動設定したDNSサーバーアドレスよりも前の位置に追加され、優先的に使用されます。なお、ip name-server preferred-orderコマンドを使用すれば、手動設定したDNSサーバーを動的学習したDNSサーバーより優先的に使用させる設定も可能です。
- デフォルトドメイン名の情報(オプションコード15)は、ip domain-nameコマンドで手動設定した情報を上書きします(ただし、ip domain-listコマンドで「検索ドメインリスト」が設定されている場合、デフォルトドメイン名の設定は使用されません)。
DHCPクライアントとして設定しているインターフェースを確認したいときは、show running-configコマンドにセクション名「interface」を指定して実行し、ip address dhcpコマンドを探すのがよいでしょう。
awplus# show running-config interface
DHCPサーバーから割り当てられたIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバーなどは、show dhcp leaseコマンドで確認できます。
インターフェースに設定されたIPアドレスは、show ip interfaceコマンドで確認します。
デフォルトルートはshow ip routeコマンドで確認します。「0.0.0.0/0」のエントリーがデフォルトルートです。
ドメイン名の設定は、show ip domain-nameコマンドで確認します。
DNSサーバーアドレスの設定状況は、show ip name-serverコマンドで確認します。
ループバックインターフェース
ループバックインターフェースは、下位層(物理層/データリンク層)との関連を持たない仮想的なインターフェースです。物理的なインターフェースに割り当てたIPアドレスは、該当インターフェースのリンクダウンにより到達不能になる可能性がありますが、ループバックインターフェースは下位層の状態に依存しないため、このインターフェースに設定したIPアドレスを広告することで、本製品への到達性を高めることができます。ループバックインターフェースは「lo」というインターフェース名を持ちます。ループバックインターフェースにIPアドレスを設定するには、次のようにします。
awplus(config)# interface lo awplus(config-if)# ip address 192.168.0.1/32
ループバックインターフェースのIPアドレスを変更するには、再度ip addressコマンドを実行します。
awplus(config)# interface lo awplus(config-if)# ip address 192.168.0.2/32
ループバックインターフェースのIPアドレスを削除するには、ip addressコマンドをno形式で実行します。
awplus(config)# interface lo awplus(config-if)# no ip address
ループバックインターフェースの情報を確認するには、show interfaceコマンドかshow ip interfaceコマンドを使います。「lo」がループバックインターフェースです。
awplus> show interface lo awplus> show ip interface lo