switchport voice vlan
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- L2スイッチング / バーチャルLAN
構文
(config-if)# switchport voice vlan {<1-4094>|dot1p|dynamic|untagged}
(config-if)# no switchport voice vlan
コマンド説明
タグなしポート(アクセスポート)として設定されているスイッチポートに対し、音声データ用VLAN(ボイスVLAN)を設定する。no形式で実行した場合はボイスVLANの設定を削除する。
LLDP-MEDが有効化されているポートにIP電話などが接続されると、本製品はボイスVLANの情報(タグの有無、VLAN ID、CoS値、DSCP値)をLLDP-MEDのNetwork Policy TVLで通知する。IP電話はこの情報を解釈して自らを設定し、通知された方法で音声データを送るようになる。
パラメーター
<1-4094>- 指定したVLAN IDのタグ付きパケットを音声データの送受信に用いるよう設定する。指定するVLANはvlanコマンドで定義済みのものでなくてはならない。また、該当ポートのタグなしVLANに割り当てられているのとは異なるVLAN IDを指定すること
dot1p- VLAN IDを指定せずに(値は0)でCoS値だけを指定した「プライオリティータグフレーム」を音声データの送受信に用いるよう設定する
dynamic- ポート認証のダイナミックVLAN機能によってRADIUSサーバーから通知されたイーグレスVLANのタグ付きパケットを音声データの送受信に用いるよう設定する。イーグレスVLANの通知には、RADIUS属性Egress-VLANID(56)かEgress-VLAN-Name(58)を用いる。本製品のRADIUSサーバー機能(ローカルRADIUSサーバー)では、egress-vlan-idコマンドかegress-vlan-nameコマンドでこれらの属性値を指定可能
untagged- 該当ポートのタグなしVLANを音声データの送受信に用いるよう設定する
使用例
ポート1.1.1~1.1.8に対して、vlan100(タグ付き)のボイスVLANを設定する。LLDP-MEDが有効化されていれば、該当ポートに接続されたLLDP-MED対応機器(IP電話など)に対し、「音声データ用のVLAN IDは100(タグ付き)」といった情報が通知される。この情報を受け取ったLLDP-MED対応機器は、音声データをvlan100のタグ付きパケットで送信し、その他のデータはタグなしパケットで送信するようになる。awplus(config)# interface port1.1.1-1.1.8 awplus(config-if)# switchport voice vlan 100
注意・補足事項
本コマンドは、タグなしポート(アクセスポート)に対してのみ有効。本コマンドを通常形式で実行すると、対象ポートはスパニングツリープロトコル(RSTP/MSTP)のエッジポートに自動設定される(対象ポートのランニングコンフィグにspanning-tree portfastコマンドが追加される)。なお、本コマンドをno形式で実行してもエッジポート設定は削除されない。
ボイスVLANの情報は、次の条件を満たしたときだけLLDP-MEDで通知される。
- システム全体でLLDPが有効化されている(lldp runコマンドで有効化。初期設定は無効)
- ポートでLLDPパケットの送受信が有効化されている(lldp receiveコマンド、lldp transmitコマンドで有効化。初期設定で有効)
- ポートでLLDP-MED Network Policy TLVの送信が有効化されている(lldp med-tlv-selectコマンドで有効化。初期設定で有効)
- ポートにボイスVLANが設定されている(switchport voice vlanコマンドで設定。初期状態では未設定)
- LLDP-MED対応機器がポートに接続されている
本コマンドでdynamicを指定しているとき、RADIUSサーバーからEgress-VLANID(56)とEgress-VLAN-Name(58)の両属性が通知された場合は、Egress-VLANID(56)を使用する。ただし、どちらかの属性値が不正(通知されたVLANが未定義)な場合はポート認証自体が失敗となる。
本コマンドでdynamicを指定しているとき、ダイナミックVLAN(auth dynamic-vlan-creationコマンド)の動作を「type multi」に設定していても、ボイスVLAN(タグ付きVLAN)は1ポートあたり1つしか割り当てられない。
本コマンドでdynamic以外を指定しているときは、RADIUSサーバーから通知されたEgress-VLANID(56)、Egress-VLAN-Name(58)属性は無視される。