ipv6 multicast route
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- IPv6マルチキャスト / 一般設定
構文
(config)# ipv6 multicast route SOURCE GROUP UPIFNAME [DOWNIFRANGE]
(config)# no ipv6 multicast route SOURCE GROUP [UPIFNAME DOWNIFRANGE]
コマンド説明
IPv6マルチキャスト経路表にスタティック経路を追加する(スタティックIPv6マルチキャストルーティングの設定。詳細は解説編を参照)。no形式で実行した場合は指定したスタティック経路、あるいは、指定したスタティック経路の下流インターフェースを削除する。
パラメーター
SOURCE := X:X::X:X- マルチキャスト送信者(送信元)のIPv6アドレス
GROUP := X:X::X:X- マルチキャストグループアドレス
UPIFNAME- 上流(受信)インターフェース名。SOURCE/GROUPペアに該当するマルチキャストトラフィックの受信インターフェースを指定する
DOWNIFRANGE- 下流(転送先)インターフェース名。SOURCE/GROUPペアに該当するマルチキャストトラフィックの転送先インターフェースを指定する。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能。省略時は、SOURCE/GROUPペアに該当するマルチキャストトラフィックを転送せずに破棄する「ブラックホール経路」となる
使用例
2001:db8:10:10::feedを送信元とするff1e::beef宛てのマルチキャストパケットをvlan10で受信した場合、これをvlan20に転送するスタティックなマルチキャスト経路を登録する。awplus(config)# ipv6 multicast route 2001:db8:10:10::feed ff1e::beef vlan10 vlan20
転送先のインターフェースは複数指定も可能。たとえば、vlan20~25に転送する場合は次のように指定する。
awplus(config)# ipv6 multicast route 2001:db8:10:10::feed ff1e::beef vlan10 vlan20-25
転送先インターフェースを複数指定している場合に、一部のインターフェースだけを削除したいときは、no形式で削除したい下流インターフェースを指定する。次の例では転送先からvlan23だけを除外している。
awplus(config)# no ipv6 multicast route 2001:db8:10:10::feed ff1e::beef vlan10 vlan23
スタティック経路を削除するには、送信元とグループアドレスを指定すればよい。
awplus(config)# no ipv6 multicast route 2001:db8:10:10::feed ff1e::beef
特定のマルチキャストトラフィックを破棄したいときは、下流インターフェースを指定せずにスタティックなマルチキャスト経路(「ブラックホール経路」)を登録すればよい。
awplus(config)# ipv6 multicast route 2001:db8:10:10::feed ff1e::dead vlan10
注意・補足事項
スタティックIPv6マルチキャストルーティングは、ルーターが1台だけの環境(ローカルルーティング環境)でのみサポート対象となる。複数のルーターを経由するマルチキャストルーティングを行う場合は、PIM-SMv6を使用すること。スタティックIPv6マルチキャストルーティングを行う場合は、必ずMLD Snoopingを併用すること(MLD Snoopingは初期状態で有効)。
スタティックなIPv6マルチキャスト経路は、PIM-SMv6によってダイナミックに学習した経路よりも優先される。
本製品では、特定のSOURCE/GROUPペアに対応するIPv6マルチキャスト経路を1つしか登録できない。そのため、すでにスタティック経路が登録されている場合、PIM-SMv6は同じSOURCE/GROUPペアに対する経路を登録できない。また、PIM-SMv6で学習した経路が登録されている場合、本コマンドで同じSOURCE/GROUPペアに対する経路を登録することはできない。これはスタティック経路を更新する場合も同じ。特定のSOURCE/GROUPペアに対するUPIFNAME、DOWNIFRANGEを変更するときは、本コマンドをno形式で実行し、既存の経路を削除してから、追加しなおすこと。