[index] CentreCOM MC2600/MC2700シリーズ コマンドリファレンス 1.2.0

IP/概要・基本設定

対象機種:MC2600、MC2700


  - IPホストとしての基本設定
  - IPのデバッグ
  - IPインターフェース
   - IPインターフェースの作成・削除
  - DHCPによるIPアドレス自動設定


IP(Internet Protocol)の基本設定について説明します。


 

IPホストとしての基本設定

本製品はご購入時の状態で、メディアコンバーターとして機能するよう設定されています。単なるメディアコンバーターとして使う場合、設置・配線後電源を入れるだけで特に設定は必要ありません。

ただし、ネットワーク経由でTelnetログインしたり、SNMPによる管理を行うときは、本製品にIPアドレスを割り当てる必要があります。以下にそのための基本設定について説明します。

  1. コンソールからログインします。

  2. システムにIPアドレスとネットマスクを割り当てて、IPインターフェースを作成します。


  3. 以上で設定は完了です。次回起動時にも同じ設定が有効になるよう、設定をファイルに保存し、起動スクリプトに指定します。


■ IPモジュールの全般的な情報はSHOW IPコマンドで確認します。


 

IPのデバッグ

IPのデバッグ用には、以下のコマンドが用意されています。



 

IPインターフェース

IPインターフェースは、IPパケットの送受信を行うためのインターフェースです。

IPインターフェースは、ADD IPコマンドでシステムにIPアドレス(とネットマスク)を割り当てることによって作成します。


 

IPインターフェースの作成・削除

■ IPインターフェースを作成するにはADD IPコマンドを使って、システムにIPアドレスとネットマスクを割り当てます。ネットマスク省略時は、指定したIPアドレスのクラス標準マスクが使用されます。


■ IPインターフェースの設定を変更するにはSET IPコマンドを使います。


■ IPインターフェースを削除するにはDELETE IPコマンドを使います。


■ 割り当てられたIPアドレスなど、IPインターフェースの情報はSHOW IPコマンドで確認できます。



 

DHCPによるIPアドレス自動設定

ネットワーク上のDHCPサーバーを利用して、システムのIPアドレスを自動設定することもできます(DHCPクライアント機能)。

Note - ここで説明しているのは、本製品がDHCPクライアントとして別のDHCPサーバーから取得するための設定です。

  1. IPアドレスの動的設定機能を有効にします。デフォルトでは無効に設定されています。DHCPクライアント機能を使うときは、必ず最初に動的設定を有効にしてください。


    Note - ENABLE IP DHCPコマンドを実行しないと、DHCPサーバーからアドレスの割り当てを受けることができません。
    SHOW IPコマンドを実行して、「DHCP Client」がEnabledになっているかを確認してください。Disabledのときは該当するインターフェースにENABLE IP DHCPコマンドを実行して、再度ADD IP IPADDRESS=DHCPと入力してDHCPを指定してください。

  2. IPインターフェースを作成します。このとき、IPパラメーターにDHCPを指定します。


■ 本製品のDHCPクライアント機能では、IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスの情報を取得・自動設定できます。

■ DHCPサーバーから割り当てられたIPアドレス、ゲートウェイアドレスなどは、SHOW IPコマンドで確認できます。

■ インターフェースに設定されたIPアドレスは、SHOW IPコマンドで確認します。




Copyright (C) 2005-2007 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-000272 Rev.B