[index] AT-MCF2000 コマンドリファレンス

ターミナルサービス / 概要


  - コンソールターミナル
  - タイムアウト
  - コンソールポートの通信速度
  - Telnet
  - Secure Shell(SSH)

本製品に対する設定は、管理用端末から本製品の管理機構であるコマンドラインインターフェース(CLI)にアクセスして行います。

管理用端末には、次のいずれかを使用します。


Note - 本製品のご購入時にはIPアドレス10.0.0.1 が設定されていますが、Telnet/SSHを使用するには、あらかじめコンソールターミナルからログインし、本製品のTelnet/SSHサーバー機能を有効化しておく必要があります。ご購入時の状態ではTelnet/SSHサーバーが有効になっていないため、初回ログイン時は必ずコンソールターミナルからログインすることになります。

Note - Telnet/Secure Shell(SSH)で同時に接続できるセッション数は、それぞれ20セッションまでです。

Note - 書き込み権限を持ったユーザー(administrator、read-write)の同時アクセスは1ユーザーに制限されています。

コンソールターミナル

コンソールターミナルには、VT100端末装置か、VT100のエミュレーションが可能な通信ソフトウェア(をインストールしたコンピューター)を使用してください。本製品とコンソールターミナルの接続方法については、取扱説明書をご覧ください。コンソールターミナルの通信設定は次のとおりです。

表 1
通信速度 115,200bps(2,400〜115,200bpsで可変)
データビット 8
パリティー なし
ストップビット 1
フロー制御 なし
エミュレーション VT100


タイムアウト

本製品のログインセッションのタイムアウト時間はコンソールターミナル、Telnet、SSHで共通です。

工場出荷時の設定ではタイムアウトは10分のため、キー入力がない状態が10分継続すると自動的にログアウトします。SYSTEM SET CONSOLEコマンドでタイムアウトまでの時間を変更できます。

■ 30分キー入力がない状態が続くと自動的にログアウトするように設定します。

# SYSTEM SET CONSOLE TIMEOUT=30


■ ログインセッションのタイムアウト時間はSYSTEM SHOW CONSOLEコマンドで確認します。

コンソールポートの通信速度

コンソールポートの通信速度は初期設定では115,200bpsです。

コンソールポートの通信速度を変更するには、SYSTEM SET ASYNCHRONOUSコマンドを使用します。

■ コンソールポートの通信速度を9,600bpsに設定します。

# SYSTEM SET ASYNCHRONOUS BAUDRATE=9600


変更は直ちに反映されるので、コンソールターミナル側の設定をポートに合わせて変更してください。

コンソールターミナルの通信速度を変更したら、「Enter」キーを押すとプロンプトが表示されます。

■ コンソールポートの通信速度設定はSYSTEM SHOW ASYNCHRONOUSコマンドで確認します。

Telnet

Telnetを使って設定を行うためには、本製品とTelnetクライアントの両方に適切なIPアドレスが設定されており、互いにIPで通信できる必要があります。IPアドレスの設定方法については「IP」/「概要」をご覧ください。

■ 本製品のTelnetサーバーは初期設定では無効になっています。IPの基本設定が完了後にTELNET ENABLEコマンドを実行すると、Telnetクライアントからログインできるようになります。

# TELNET ENABLE


Telnetクライアントソフトウェアを使って本製品にTelnet接続すると、ログインプロンプトが表示されます。

Note - Telnetのリスニングポートは23で固定されていて、変更することはできません。

■ Telnetに関する情報はTELNET SHOWコマンドで確認します。

Secure Shell(SSH)

Secure Shell(SSH)は、暗号技術を利用してネットワーク経由のログインなどを安全に行うためのプロトコルです。通信内容の暗号化により盗聴や改ざんを防ぐほか、サーバーやユーザーの認証機能によってなりすましを防ぐ効果もあります。

本製品のSSHサーバーはバージョン1と2の両方に対応しており、認証方式はパスワード認証をサポートしています。

SSHサーバーの運用に当たっては、以下の点に注意してください。

SSHを使って設定を行うためには、本製品とSSHクライアントの両方に適切なIPアドレスが設定されており、互いにIPで通信できる必要があります。IPアドレスの設定方法については「IP」/「概要」をご覧ください。

■ 本製品のSSHサーバーは初期設定では無効になっています。IPの基本設定が完了後にSSH ENABLEコマンドを実行すると、SSHクライアントからログインできるようになります。

# SSH ENABLE


SSHクライアントソフトウェアを使って本製品にSSH接続すると、ユーザー名とパスワードの入力を求められます。どのような型式で入力を求められるかは、SSHクライアントソフトウェアによって異なります。

Note - SSHのリスニングポートは22で固定されていて、変更することはできません。

Note - システム起動時にバックグラウンドでSSHのホスト鍵を作成しているため、起動直後はSSHサーバー機能が使用できない場合があります。

■ SSHに関する情報はSSH SHOWコマンドで確認します。


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